NIGHTMAREが新たに完成させたシングル『Awakening.』。
彼らが“今”伝えたいことをまっすぐな言葉で綴った覚醒の音楽を紐解く。
「目覚め」や「覚醒」を意味する今回のタイトル曲。作曲者の咲人(G)はこの曲を「『今の自分たちはこれだ』と思えるような、気持ちや思いがこもっているものを作りたい」という率直な言葉で語ってくれた。新たなNIGHTMAREの始まりを予感させる楽曲に込められた強い思い、そして曲が放つ確かな熱をぜひしっかりと感じていただきたい。さらに、同日2000~2005年の楽曲を収録したベスト盤もリリースされるとあって、古今のNIGHTMAREを堪能してみてはいかがだろう。この2枚の作品について、YOMI(Vo)、咲人、Ni~ya(B)の3人にたっぷり語ってもらった。
◆ちゃんと気持ちがこもっていれば絶対に伝わる(咲人)
――今回のシングル、ストレートに美しい曲ですね。
咲人:ありがとうございます。ぶっちゃけると、この曲は“シングルらしいシングル”というのが念頭にあったんですよ。ちゃんとその時期のバンドの意思表明として適切なもの、「今の自分たちはこれだ」と思えるような、気持ちや思いがこもっているものを作りたい、というのがすごくあって。ここ数作のシングルで、俺としては結構疑問に思うところがあったんです。曲を選ぶ時に、できた曲の中から「タイトル曲にするならこれだよね」って選ぶのはわかるんだけど、それは果たして、バンドのその時期を切り取ったものとして適切なんだろうか…という。だから今回は、ちゃんと自分で「これです」と言えるような、ちゃんと自分で愛せるものを作りたいと思ったんです。
――とても明確な目的ですね。
咲人:そうですね、作り始めた段階から、俺は今回のシングルはこれでいきたいと思っていたし、そう思えるように最初から作っていったから、そこはブレてないです。
――YOMIさんとNi~yaさんは、最初にデモを聴いたときどんな印象を受けましたか?
Ni~ya:デモの段階って、まだ歌も入っていないわけじゃないですか。でも、その状態で聴いて、絶対これを表題にしたいって思ったんです。問答無用で「これだ!」と。もうこれ一択でしかなかったから、2曲目と3曲目はお任せします、という感じでしたね。
咲人:Ni~yaがそう言ってくれるとすごくホッとするんですよね。俺もタイトルがこの曲だったら、あとは何でも良くて。とにかくこの曲が大事だったんです。
Ni~ya:もしこれ以外の曲が選ばれていたら、俺は抗議してましたね!
YOMI:(笑)。最近はシングルのA面になる曲を選ぶときに、みんなの意見が分かれていたんですけど、今回は全員一致でした。5人とも「これがいいんじゃないか」って言ったのは久々じゃないかな。
――全員の意見が一致するということは、バンドの方向性もこの曲とリンクする部分があったということなんでしょうか。それはタイトルにも通じる部分があるような気がしているんですが。
咲人:「目覚め」や「覚醒」という意味合いの言葉が、すごくしっくりきたんです。このタイトル案だけは、すごく前からあって。あ、もしかすると『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に引っ張られたんじゃないかって思う人もいるかもしれないけど、それは関係ないです(笑)。
――(笑)。イメージはまさにType-Aのジャケット写真でした。
咲人:完全にそのイメージだったので嬉しいです。この曲はデモの段階から仮タイトルがこれだったんですよ。ちなみに今回の俺の曲(「Awakening.」「VISUAL-KEI IS NOT DEAD, CUZ THEY’RE UNDEAD」)はどっちも仮タイトルのままなんです。作り始めた段階でどっちもコンセプトが決まっていて、全くブレていないという珍しいパターンですね。タイトルが最後まで決まらないこともよくあるんですけど。
――咲人さんは前回のインタビューで、「もう歌詞で皮肉りとか、ネガティブを出すのはやめる」と言っていましたが、表題曲に関してはとてもストレートな表現で、皮肉りやネガティブは封印された感がありました。
咲人:あれ、半分嘘でしたね(笑)。でも、この曲には明確なテーマというか、伝えたいことというか、表現したいことがあったのでこうなりました。
――聴いていて、とてもまっすぐ入ってくる曲だと思いました。
咲人:そう言ってもらえると間違っていなかったんだなと思えます。曲って、ライブでノりやすいとか、疾走感があってカッコいいってことも大事なんですけど、やっぱりちゃんと気持ちがこもっていることが大事で、それがあれば絶対に伝わるという確信があるんです。その気持ちをずっと持ちながら作っていたし、やっぱり新しいものって受け入れられたり、同時に受け入れられなかったりしますけど、常にいろんなことに挑戦していると絶対伝わると思うので、そういうところを見せていかないとダメだという思いがあるんですよね。
Ni~ya:このシングルはまさに、会心の一撃って感じだな。この曲、俺は自分の手癖でやった感じで、全く苦労しなかったです。頭を使って作り込むというより、瞬間的に出てきたものをそのまま表現したという感じ。やっぱりこういう曲だから、自然とそうなったんじゃないかなと思いますね。
――この曲はNi~yaさんの手癖満載なんですね。
Ni~ya:はい、満載です(笑)。
――ところで、NIGHTMAREは作曲者がMVをどんな作品にするか決めるそうですが、今回どういうイメージで撮ろうと思っていたんですか。
咲人:一番の軸は、暗いところから光が差し込んでくるところ…と言うとベタなんですけど、狭い真っ暗な空間で演奏をしていて、どんどん壁が崩れていって、実は外には朝日が出ていた…そういうイメージでした。
――最初は素顔で、最後は全員が濃いメイクをしていますよね。
咲人:あれは、簡単に言うとバンドの今までの歴史です。まっさらな心で、光り輝くものを求めてきたのに、この業界にいるうちに、どんどん心が汚れていってしまうわけですよ。そしてやっと光が、自分たちの存在意義みたいなものが見えたけど、その分いろんな犠牲を払って、ボロボロになっている。生きていると思い通りにいかないことばっかりじゃないですか。求めていたもの全部は手に入らないけど、やっぱり代償は絶対に必要…それを表現できたら、という作品です。
――背景がシンプルな分、逆にメッセージ性が強い気がしました。後半でパッと光が差した時の劇的な変化が印象的です。
咲人:俺の中ではもう完全なヴィジョンがあったので、それとできることの差をどうやって埋めるかということがメインでしたね。
YOMI:最近のMVはイメージシーンが長いので大変です。今回も撮影時間が長かったし。
Ni~ya:俺ね、今回の撮影、最初から全力でやったんです。しばらく撮って、終わったーと思ったら「じゃあ次のカット、誰それさんとNi~yaさん」…また俺か!みたいな。
――(笑)。その甲斐あって、あんなに暗いのに全力感が伝わります。
Ni~ya:そういう曲だったんですよね。曲とかもリズムもそうだし。絶対こういう動きのほうがカッコいいよなと思って。だから頭から終わりまで、ひたすら全力疾走でした。俺は本気でやりましたよ、例えそのシーンが使われなくても!
◆ここに入る言葉を知っているのは咲人とゾジーだけ(Ni~ya)
――今回のc/w曲「Twelve」はRUKAさん曲ですが、この曲は「eleven」(2011年リリースのアルバム『NIGHTMARE』収録曲)の続き…
Ni~ya:ではないみたい。
――あ、違うんですね(笑)。
YOMI:「東京傷年」ができて今年で12年なんですよ。RUKAさん的にはそれを意識して作っていたんじゃないかなと。
――なるほど。この曲、歌詞も音も「東京傷年」を彷彿とさせる、咲人さん言うところの“スターシステム”が総動員されていますよね。これはデモの段階からもこんな感じだったんですか?
咲人:いや、もっと違ってましたね。本人がどう思っていたかは分からないけど、弦のアレンジをしているときに柩と「サビ、これ『東京傷年』だよね。いいのかこれは」って話していて。似たからそうしたのか、最初からこうだったのかは分からないですけど。
Ni~ya:俺は知らされていなかったから、全く無意識で別物としてやりました。で、歌が入ってから、あれ!?って(笑)。でもRUKAさんに「これこういう曲だから『東京傷年』みたいにして」って言われるよりは、無意識にやらせてもらったほうが変に意識しなくてよかったかな。意識しちゃうと収拾がつかなくなりそうだし。
YOMI:俺は歌詞が上がってきた段階で「東京傷年」と同じ個所が何か所かあったから、そうなんだろうなとは思っていて。同じような歌詞のところだけ、ちょっと「東京傷年」に近づけてみました。
咲人:これ、人によってはニヤリとする人もいれば、何だネタ切れかよと思う人もいるだろうし。その狭間が難しいんですよね。ちょっと言い方が悪いけど、過去の栄光にすがっているんじゃないか、みたいな(笑)。俺はいわゆるスターシステム的なものを使う場合は、バランスが非常に大事だと思うんですよ。「どうこれ! やってるよ! どう思う?」みたいな部分は、やっぱり見えちゃいけないなと。だからこその微妙なバランス、難しさはありますよね。「なるほどね!」ってなればいいけど、「またこれか」ってなっちゃうとやっぱり嫌だし。今回RUKAさんから「間奏で『東京傷年』のリフっぽいものを弾いてほしい」って言われたけど、「東京傷年」ってソロがツインで、今回は1本なんですよ。じゃあそれもツインにしたほうが良かったのか、果たしてこれで良かったのかという答えが、まだ俺の中で出ていないんです。
――今後、答えが出たりするんでしょうか。
咲人:そうですね。ファンのみんなが受け入れてくれたら、きっとそれが答えなんだろうな。
――通常盤のみ収録の「VISUAL-KEI IS NOT DEAD, CUZ THEY’RE UNDEAD」は咲人さん曲ですが、またものすごくエッジの効いたタイトルと歌詞ですね。
咲人:これはもう色んなツッコミを覚悟して作ってます(笑)。「お前らだってそうじゃん!」みたいな批判もあるだろうし。でも、その場所に身を置いているから分かることってやっぱりあるんですよ。
――Ni~yaさんは、このタイトルを最初に聞いたとき、どういう印象でした?
Ni~ya:攻めるねぇ、と(笑)。
咲人:まぁね(笑)。俺は中途半端にいくよりは、ズバッとやったほうが好きで。もちろん曲によっては回りくどいものもいいんでしょうけど、こういう曲はリズムにしろ、フレーズにしろ、歌詞にしろ、ドストレートが良いと思うし。やっぱり感じたことってどうしても素直に出ちゃうんですよね。
――咲人さんとしては、これは物申したいことだったんですか。
咲人:そうですね。去年、若い人たちのライブを観て、そこはかとない違和感を感じたんです。バンドって何を売りにしているんだろう、曲ではないのかな、と。もちろん全員じゃないですよ。でも、俺が見たある一部分にはやっぱりそう感じたというか、それが最近の傾向なのかなと思ったんです。同時に自分たちに対しての戒めでもあるんですけどね。
Ni~ya:俺は昔から思ってました。似たような連中ばっかりじゃないですか。見ていてサラサラ負ける気がしない。一緒にイベントでやっても、あぁまたか、と思うし、雑誌を見ていても「あれ? このバンドさっきも出てなかったっけ? …あ、バンド名違うや」って思うことがある。
咲人:誰でも、人からの影響は絶対受けるじゃないですか。カッコいいと思ったら、「いいな、こういうことやりたいな」と思うのはすごく分かるんですけど、物まねで終わったら面白くないよね、と。影響は絶対受けるんだけど、じゃあ自分のフィルターを通して何を表現するんだい?っていうことなんですよ。
――自分のフィルターを通した先が個性なわけですね。
咲人:うん。でもそこが難しいんですけどね。どうしても引っ張られちゃったりするし。
YOMI:俺らの時代は、似ているとダメだっていう意識があったりしたけど、今の子たちはそれがない気がしますね。ファンの子たちもそれでいいと思うのかもしれないし。
――ファンの受け入れ方も昔とはまた違うんですね。
咲人:そうですね。もしかしたら、これが今のヴィジュアル系のあるべき姿なのかもしれない。彼らにとってはそれが正しいのかもしれないから、そういうバンドやファンを否定したいわけではないんです。ただ、一音楽好きの人間で、そういう場所に身を置いていると、疑問がポンポン出てくるんですよね。自分が全然面識ない人でもそういう人もいるし、知っている人でもそういう要素がある人もいる。今回俺が一番言いたいのは、歌詞の黒丸のところなんですけど。
――この黒丸、何が入るんですか?
咲人:何でしょう? 軽いキーワードですけど。
――YOMIさんが歌った上にピー音をかぶせてますよね。聴こえそうで聴こえないのがもどかしい…。
YOMI:ふふふ、さて何でしょう?
咲人:漢字四文字です。ピー音もこだわってちゃんと一から作りましたからね。
――そのこだわり、さすがです(笑)。それにしても何が入るのか、気になります。
咲人:頭と最後だけ、あえてちょっと音がはみ出しているから、そこから想像してもらえれば。
Ni~ya:多分ここに入る言葉を知っているのは咲人とゾジー(YOMI)だけですよ。だって俺も知らないもん。
――Ni~yaさんは知りたくないんですか。
Ni~ya:知りたいですけど。俺はリハで知りたい。
YOMI:ヒントはエッチなビデオでよく見るタイトル。
全員:(笑)
咲人:うん。タイトルにありますよ。
YOMI:タイトルには結構使われている、変態な感じですね。
咲人:ちょっとタブー的な、放送禁止用語です。
――…Ni~yaさん、リハでわかったらぜひ教えてください。
Ni~ya:ぜひライブに来てくださいよ。ライブだとちゃんと歌うみたいだから。
YOMI:俺もそこは滑舌よく歌えるようにしておこう。
全員:(笑)
――ではライブまで妄想しつつ楽しみにしています(笑)。ところで、今回〈かつてカリスマ夢見た〉という歌詞がありますが、皆さんのカリスマは誰でしたか?
Ni~ya:フレディ・マーキュリーとかかな。
YOMI:俺はRYUICHIさん。
咲人:俺は、ギターを始めたときにやっぱり目指していた人として、SUGIZOさんやhideさんが出てきますよね、絶対。
――咲人さんにとってSUGIZOさんは超えたい対象でもあるんですよね。
咲人:超えたいですけど、あの人の凄さってマインドから来ているんですよね。俺は、普段“咲人”じゃないときがあるんですけど、SUGIZOさんはきっとずっと“SUGIZO”な気がするんです。そこまでプライベートは知らないですけど、何となく。
YOMI:カリスマ性って作るものじゃないんでしょうね。人ってそう見えるように作っている部分があるじゃないですか。でも本当にそういうカリスマ性を持っている人って、多分普段からそのままなんだろうな。
――でも、皆さんも誰かのカリスマなわけですよね。
咲人:うーん、どうでしょう。カリスマという言葉の価値は下がっていますよね。俺が初めてカリスマっていう言葉を知ったのは、小学校のときに読んだ『ジョジョ』なんですよ。DIOのことをジョセフ・ジョースターがそう呼んでいて。「DIOはカリスマ、つまり人をひきつける強烈な個性によって支配している」みたいな表現があって。その時、カリスマって何だろうと思ったんです。でも意味を知らなくて、語感だけだとちょっと汚く聞こえるじゃないですか。カスみたいな。
全員:え!?
咲人:なのでカリスマとカスは紙一重なんです。言葉を変えたら、バカと天才は紙一重みたいな感じですかね。カート・コバーンだってシド・ヴィシャスだって意外とクズだと思うんですよ。
Ni~ya:でもそういう人が伝説を作るんですよね。
――カリスマの語源は神からの贈り物というギリシャ語だそうですが。
YOMI:なるほどね。あ、でも俺は神からの贈り物はいらないです。そのままで済ませますからね!
全員:(笑)
◆このベストは『Awakening.』と一緒に聴いてほしい(YOMI)
――このシングルと同時にベストアルバム『best tracks 2000-2005 [ćlowns]』がリリースされます。
Ni~ya:もうベストはいいよね。俺、ちょっとベストが嫌いになったもん。
咲人:うん、もういいね(笑)。
――一体どうしたんですか(笑)。
咲人:もうね、「ベストって何かね!」っていう気持ち。
全員:(笑)。
Ni~ya:ベストの唯一良いところは、入門編みたいでとっつきやすいってことかな。でも俺らは作っている側だから、それが味わえないじゃないですか。だから自分たちのディスコグラフィーを見たくないですもん。この曲また来た!みたいな気持ちになるから。
YOMI:俺は、そういうことはあまり思わないようにしてますね。
――大人な発言…!
Ni~ya:偉いな。ちゃんと目の前のことに向き合うんだ。
YOMI:そうそう。
咲人:無関心なのか。
YOMI:無関心ではないけどね。決められたことを、いかに最善のことができるか、というところで割り切らないと。
咲人:思考を放棄しているじゃないか。俺、ゾジーさんのそういうところだけはあんまり好きじゃないな。
全員:(笑)。
YOMI:まぁ本当はね、メンバーみんな納得できる形で色々できればいいんですけど、色んな方と一緒にやっているので難しいですからね。
――とても大人な発言でした。ところで今回は、「dogma」「Nadirecur」「わすれな草」「love tripper」「バックストリートチルドレン」を再録していますね。
咲人:「dogma」と「Nadirecur」は実は結構前に録っていたんですよ。昔ある案があって、それ用に。
Ni~ya:お蔵入りになっていたのを今回引きずり出したんだよな。
咲人:うん。再録曲に関しては楽器も全部録り直しています。大まかな構成は変えていないけど、個々のアレンジとか、ソロはちょいちょい変えたりして。
YOMI:今回、今歌いやすいキーにしてもらったんですけど、やっぱり新曲をレコーディングするよりも歌い慣れている感があるので、やりやすかったですね。このベストは『Awakening.』と一緒に聴いてほしいです。そうすれば昔の曲たちから今見えているものという聴き方ができると思うので。そういう意味では『Awakening.』をより引き立てるんじゃないかな。
――一番古いNIGHTMAREと、一番新しいNIGHTMAREが同時にリリースされるわけですね。
咲人:そうですね。そう考えるとタイミング的には良かったのかな。
――そしてこの2作品をリリースしたら、4月2日からはツアーがスタートします。
咲人:ベストアルバム+αをしたいなと思っているんです。収録されていない部分もいっぱいあるし。
Ni~ya:昔あったメドレーみたいなのを久々にやりたいな。
咲人:うん。その当時のライブでやっていて最近やっていないこととか、何かやれたらいいなと思うんだよね。曲によってはフルコーラスを聴かせなくてもいいと思うことが結構あって。流れとかテンションによってはそれがすごく蛇足になったりするから、ワンコーラスだけ聴かせて次にいっちゃうのも全然ありだなと思うんですよ。幕の内弁当みたいに色んなのが少しずつ、みたいな。
Ni~ya:今まではオリジナルアルバムを出してのツアーだったから、ある程度その狙いどころ、落としどころというのは見えていたんですけど、ベストって意外と謎で。まだ明確には見えていないけど、今言っていたメドレーとか、そういう新しいものを取り入れたいなと。ただ曲を演奏するだけじゃなくて、それ以外にも何か新しいことが見付かればなと思うし。やっぱり変化球でいかないと。
YOMI:個人的には「Awakening.」でみんなを感動させられるようにという目標ですかね。ライブのほうが+αの部分を出せそうな気がしています。
咲人:そして、あの「●●●●」に入る言葉が何なのかも、ライブでぜひ聴いてほしいですね。
(文・後藤るつ子)
NIGHTMARE
<プロフィール>
YOMI(Vo)、柩(G)、咲人(G)、Ni~ya(B)、RUKA(Dr)によって2000年に結成。2003年にメジャーデビュー。2011年、avexに移籍し、2014年3月、ニューアルバム『TO BE OR NOT TO BE』を、6月には映画『奴隷区 俺と23人の奴隷』の主題歌となるシングル『TABOO』をリリース。2015年には結成15周年アニバーサリーイヤーを迎え、アルバム『CARPE DIEM』、10月にシングル『落園』をリリースした。4月2日(土)仙台・PITを皮切りに「NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns」をスタートさせる。
■オフィシャルサイト
http://www.nightmare-web.com/
【リリース情報】
『Awakening.』
2016年3月23日(水)発売
(HPQ)
結成15周年イヤーを迎えたNIGHTMAREのアニバーサリー・シングル第2弾。
【収録曲】
[CD]
01. Awakening.
02. Twelve
03. VISUAL-KEI IS NOT DEAD, CUZ THEY’RE UNDEAD ※C typeのみ収録
[DVD](A type)
Awakening. Music Clip
[DVD](B type)
Live Clip NIGHTMARE 15th Anniversary Tour「東北へ愛をこめて」@2015.8.28 仙台MACANA全10曲収録
【リリース情報】
『best tracks 2000-2005 [ćlowns]』
2016年3月23日(水)発売
(HPQ)
【収録曲】
[CD]※全曲リマスタリング収録
◆DISC-1
01. 自傷
02. ジャイアニズム痛~生涯皆殺し
03. ジャイアニズム惨
04. Fly me to the Zenith
05. dogma[refind]
06. Nadirecur[refind]
07. わすれな草[refind]
08. love tripper[refind]
09. バックストリートチルドレン[refind]
10. Star[K]night
◆DISC-2
01. Believe
02. 茜
03. HATE
04. Over
05. Varuna
06. 東京傷年
07. シアン
08. 時分ノ花
09. Raven Loud speeeaker
10. livEVIL
11. 極東乱心天国
12. 赤触
13. 惰性ブギー
14. ナヅキ
15. 邪神ト薔薇
【ライブ情報】
NIGHTMARE TOUR 2016 Awakening of Clowns
4月02日(土)仙台・PIT
4月03日(日)青森・Quarter
4月08日(金)東京・Zepp DiverCity Tokyo
4月10日(日)郡山・HIP SHOT JAPAN
4月14日(木)川崎・クラブチッタ
4月22日(金)新潟・LOTS
4月24日(日)高崎・Club FLEEZ
4月29日(金)京都・KBSホール
5月01日(日)松山・サロンキティ
5月03日(火)高松・オリーブホール
5月05日(木)福岡・DRUM LOGOS
5月07日(土)熊本・B.9 V1
5月08日(日)大分・DRUM Be-0
5月14日(土)東京・EX THEATER ROPPONGI
5月20日(金)札幌・ペニーレーン24
5月22日(日)函館・金森ホール
5月28日(土)岐阜・club-G
5月29日(日)浜松・窓枠
6月04日(土)岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
6月05日(日)広島・CLUB QUATTRO
6月10日(金)金沢・EIGHTHALL
6月12日(日)名古屋・Zepp Nagoya
6月17日(金)神戸・チキンジョージ
6月18日(土)大阪・なんばHatch
6月25日(土)東京・豊洲PIT
6月26日(日)東京・豊洲PIT