◆一本芯ガ通ッテイレバ、ソレガバンドトイウ物ダト思ウンデス
――カップリング曲「Take What U Want」はライブでとても盛り上がりそうな曲ですね。
ジャンケン:ソウデスネ、先日ライブデモヤリマシタガ、非常ニヤッテイテ楽シイ楽曲デモアリマス。トテモラウドロックナバンドサウンドニナッテイマス。音楽ヲ作ッテイク上デ、スゴクシビアナ制作トイウノモアルト思ウンデスケドモ、コノ楽曲ニ関シテハ、楽シムガママニ自分タチガ馬鹿馬鹿シイナト思ウクライカッコイイ要素ヲ詰メ込ンダモノニナリマシタ。
――カップリング収録曲はどのような決め方をされているんですか?
ジャンケン:ドノ作品ニモ我々ガ気ヲ使ッテイル事トイウノハ、フルアルバムノ12曲入リダロウガ、シングルノ4曲入リダロウガ、ナルベク多クノ世界観ヲ打チ出ス作品ニシヨウトイウコトデス。我々ハバンドトシテノ芯トイウモノハ勿論持ッテイルツモリデスケドモ、“MAN WITH A MISSION”トイウバンド自体ガ、音楽ソノモノト一緒デ非常ニ多クノ側面ヲ持ッテイルバンドデアルコトハ間違イナイト思ッテイマスシ、好キデソウシテオリマス。ソウイッタ中デ、曲数ガ少ナカロウガ多カロウガ、イロイロナオオカミ達ノ側面ガ見エル作品ニシタイナトイウノハアリマス。ナノデ、アル楽曲ガアッテカップリングヲ決メル時、似セルコトハホトンドナイデスネ。ドチラカトイウト性格ノ違ウモノヲ集メタガルト言イマスカ。性格ガ違ッテイテモ一本芯ガ通ッテイレバ、ソレガバンドトイウ物ダト思ウンデス。ソウイウ決メ方ヲイツモシテイマスネ。
――なるほど。「Take What U Want」の和訳はぜひじっくり読んでいただきたいなと思いました。
ジャンケン:大丈夫カナト思イマシタケドネ(笑)。
――すごくインパクトのある和訳ですもんね。これもジャンケンさんが書いているんですよね?
ジャンケン:対訳ハ全テ私ガヤリマスネ。
――この楽曲は特に若い人たちへ向けたメッセージでしょうか。
ジャンケン:アァ(笑)、ソンナニ偉ソウナ視点デ物事ヲ語ッテイルワケデハナク、単純ニ私ガ見テイテ苛々スル奴ノコトヲ書イタダケデス(笑)。
――こういった思いを楽曲にしようというのは、何かきっかけがあったんですか?
ジャンケン:怒リトイウノハ非常ニ扱イヤスイテーマノヒトツデモアリマス。一番ノ動機トイウノハ本当ニ馬鹿ッポイ楽曲ヲ作リタイナトイウノガアッテ、ソノ中デ一番世界観ニ合ウモノガコウイッタテーマデシタ。単純ニ、見テイテ苛々スル奴ノコトヲ考エナガラ書キマシタ。
――ギターソロがMWAMには珍しい感じで。メタルっぽいですよね。
ジャンケン:イエス。珍シイデスネ。21世紀ニアノギターソロヲヤル人ハナカナカイナイト思ウンデスケドモ。アノギターソロヲ聴イタ人ハ開始1秒クライデ全員笑ッテマシタ(笑)。エンジニアノ人モ「これはすごいな」ト(笑)。
――そこは遊び心で。
ジャンケン:ソウデスソウデス。一番大切ナノハ遊ビ心ダト思ッテオリマスノデ。勿論ヘヴィーメタルトイウジャンルソノモノガ自分タチモ好キナジャンルノヒトツデモアリマス。ソレガドノタイミングデドウイウ効果ヲ出スカトイウノハ、我々音楽ヲヤッテイル人タチハ、スゴク一生懸命マジメニ考エテオリマス。間奏ノ途中デイキナリアレガ始マルトイウノガ、ドウイウ効果ガ出ルノカナト思ッテ作ッテミタトコロ、予定通リ皆笑ッテクレタノデ、私ハソレデ満足デス。
◆皆サンガ忘レラレナイヨウナ何カヲ是非トモヤリタイト思ッテイマス!
――「アカツキ」は、MWAMのまた新しい一面が見えるバラード曲で驚きました。このタイトルにした理由というのは?
ジャンケン:楽曲ノストーリーソノモノガ、春ニナル一歩手前ノ季節、コレカラ春ガ来ルダロウトイウ時期ノオ話ナンデスケドモ、“アカツキ”トイウ言葉自体ガ何カノ夜明ケ、何カ事ガ起コル手前ノ状態ノコトヲ表ストイウ意味デ、コノタイトルニシマシタ。
――とても優しい歌声だなと思いました。1番がジャンケンさんですよね。
ジャンケン:ソウデスネ。1番ガ全部私デ、2番ガ全部タナカデ、3番ノサビダケ二人デ歌ッテイマス。
――こういったタイプの楽曲でのお二人の歌い分けはどのように決めるんですか?
ジャンケン:特ニ私ガ気ニスルノハ、ストーリーデスカネ。声トイウノハ簡単ニソノ人物像ガ表レテシマウ楽器ノヒトツデスノデ、ドウイッタストーリーデ聴カセレバ一番響クカ、人ニ伝エヤスイカトイウノハ、イツモ考エテオリマスネ。私ガAメロBメロヲ歌ッテ、タナカガサビヲ歌ウトイウノガ、オーソドックスナ私タチノ楽曲ノアリ方ノヒトツナンデスケドモ。バラードトイウノハ、アンサンブルガ静カニナルノデ歌詞ノストーリーガ非常ニダイレクトニ伝ワッテシマウ。伝エタイカラコソバラードニシテイルトイウノモアルンデスケド。ソウイウ中デ、1番ノ主人公ト2番ノ主人公ヲマルッキリ分ケタ方ガ伝ワルカナト思イマシテ、今回コウイウ歌イ分ケニシテオリマス。
――日本らしい情緒あるとても美しい歌詞ですね。歌詞中の“桜舞い散る季節”というのは好きですか?
ジャンケン:コノ歌詞〈『桜舞い散る季節』と云う 使い古されたフレーズ でもヤケにはまるんだ〉デ考エテイタダケレバ大丈夫デス。
――春という季節自体は好きですか?
ジャンケン:好キト言エバ好キデスケドネ。嫌イト言エバ嫌イトイウ(笑)。浮カレテル奴ガイッパイ出ル時期デモアリマスカラネ(笑)。デモ非常ニ美シイ季節デス。四季トイウノガコレダケハッキリシテイル日本ハ、非常ニ珍シイ位置ニイル国ダト思イマス。
――そうですね。『distance』に続き、今作も英語&日本語が混在しているもの(「Emotions」)、全編英語(「Take What U Want」)、全編日本語(「アカツキ」)という3曲3様の歌詞のパターンですが、一つにパッケージされる作品の中で、曲毎に歌詞の作りも変えようという意識はあるのでしょうか?
ジャンケン:ナルベク多クノ側面ヲ見テホシイト思イナガラ作品ヲ作ッテオリマスノデ、実際ニ書クトキハ、例エバ英語ダケノ歌詞ノ曲ガ出来タトシタラ、次ハチョット混ゼタモノニシテミヨウトカ、全編日本語ニシテミヨウトカ。普段カラソウイウコトハ考エテ作ッテオリマス。
――気持ちの中での歌詞先攻というか、こういう歌詞を書きたいという衝動で楽曲を作ることはありますか?
ジャンケン:アリマスアリマス。我々ノ楽曲ノ8割以上ハ、メロディカラ作ッテイルンデスケドモ、ワードト言イマスカ、コウイッタ文ノ流レヲ書イテミタイカラ曲ニスルトイウモノモアリマスネ。
――実際に今までにそのパターンで出来た曲というのは?
ジャンケン:ソウデスネェ。1枚目ノフルアルバムニ入ッテイル「RAIN OF JULY」ハ詞ガ先デスネ。
――最近の曲ではありますか?
ジャンケン:ワードダケナラアリマスネ。「フォーカスライト」(シングル『distance』収録)ハ部分部分デスケドモ、コウイッタ一節ヲ曲ニシテミタイカラトイウ物ハアリマシタネ。
――「アカツキ」は歌詞先攻ではないですか?
ジャンケン:ソウ言ワレテミレバ、メロディト詞ガ出来ルノガホボ同時デシタネ。特ニ、〈『桜舞い散る季節』と云う 使い古されたフレーズ〉トイウ部分ガオ気ニ入リダッタンデスケド、周リニハソンナニ好評ジャナカッタデス(笑)。
――そうなんですか? 心に残る言葉だなと思いました。
ジャンケン:イエス。アリガトウゴザイマス。日本詞ノ制作ニ関シテ相談サセテイタダイテイル方ガイルンデスケドモ、コノ作品ガ初メテソノ方ト一緒ニ話シナガラ作ッタ楽曲デモアリマス。
――そして最後に「Bubble of Life (remix)」が収録されていますが、こちらはDJ KENTAROさんによるremixということで。DJ KENTAROさんとは以前からのお知り合いですか?
ジャンケン:チョットシタ縁ガアリマシテ、今回remixシテイタダク事ニナリマシタ。日本ガ誇ルDJ、ターンテーブリストノ方ナノデ、実際ニ我々ノ楽曲ヲドウ料理シテモラエルカ期待シカナカッタデスシ、上ガッテキタモノヲ聴イテモ間違イナイナト思イマシタネ。自分タチノ楽曲ノ一番根ッコノ伝エタイ部分トイウノヲ一切崩サズニ、DJ KENTAROサン節ト言イマスカ、音色ダッタリプレイスタイル、世界観ヲコレデモカッテイウクライ、ウマク混ゼテイタダケマシテ。本当ニ大満足デスネ。
――これからヨーロッパツアー、国内ツアー、イベント出演とライブも盛りだくさんですが、5月6日には初の武道館公演が控えていますね。こちらはどんな企みが?
ジャンケン:企ミ…ソノ言葉通リダト思イマス(笑)。今マデノ我々ノ集大成ニナルコトハ間違イナイト思イマス。ナノデ、イロンナ意味デ思イ出ニ残ルヨウナ一日ニシタイト思イマスシ、皆サンガ忘レラレナイヨウナ何カヲ是非トモヤリタイト思ッテイマス!
(文・金多賀歩美)
MAN WITH A MISSION
<プロフィール>
頭はオオカミ、身体は人間という“究極の生命体”5匹からなるロックバンド。2011年6月、バンド名を冠したフルアルバムでメジャーデビュー。デビュー後わずか2ヶ月で「SUMMER SONIC 2011」へ出演し、約10,000人を動員し話題となる。2012年7月発売の2ndアルバム『MASH UP THE WORLD』ではオリコン週間CDアルバムランキング初登場4位にランクイン。夏フェスの常連にもなっており、2012年度は14本ものフェスに出演、多くの会場で入場規制がかかるなど注目の高さを証明している。2013年2月末から5月にかけて、ヨーロッパツアーと国内ツアーを開催。そして5月6日には初の日本武道館公演が決定している。
■オフィシャルサイト
http://mwamjapan.info/