Moran

妖艶なサウンドとリリックで描く“恋における堕落”。
Moranのニューシングル『堕落へと続く偏愛の感触』をフィーチャー!

9月21日に赤坂BLITZで行われたワンマンライブ「The Chaotic Movement」~あるいは再挑戦という名の帰還~で大成功を収め、次なるワンマンツアー「博愛よりも偏愛を」をスタートさせようとしているMoran。そんな彼らが今回打ち出したのは、妖艶かつ情熱的なサウンドで綴られる“恋における堕落”。Moranらしさを多分に含みつつ、新たなアプローチも感じられる今回の作品について、Vif初登場となる5人に語ってもらった。

◆この人がMoranのセンターに立つということはとても素晴らしいこと(Ivy)

――MoranはVif初登場ということで、まずはお隣の方の紹介をお願いします。Hitomiさん→Soanさん→Siznaさん→viviさん→Ivyさん→Hitomiさんの順ですね。

Hitomi:…俺、Ivyに紹介されるって若干不安なんだけど…大丈夫かな。

Ivy:大丈夫ですよ!

Hitomi:じゃあ、まずSoanを紹介しますね。一番付き合いが長くて、もう10年くらいかな。Moranでは戦略面を担っていて、メインコンポーザーでもあります。今回のタイトル曲「堕落へと続く偏愛の感触」もSoan作曲なんですよ。しっかり者で色々取り仕切ってバンドを動かしています。

Soan:色々取り仕切っているSoanです。Siznaの良いところは、自分にはないスタイルの曲を持って来てくれるところですね。ギタリストならではのアプローチをするので、ギターフレーズがとにかく秀逸で独特。viviとのアンサンブルもいいし、プレイ面でも信頼しているので、無茶振りをさせてもらっています。人間性は、自分とは全く違うものを持っていて、穏やかです。

――B型(Soan)とO型(Sizna)の違いなんでしょうか。

Soan:確かに血液型が出てますね(笑)。凸凹関係なんだと思います。なので俺もすごくやりやすいし、信頼できるメンバーです。

Sizna:ではviviの紹介を。viviとは、2012年に初めて会いまして、最初会った時は黒髪で、2回目に会った時はいきなり金髪になっていたんです。すごい変貌をする人なんだ!っていうのが第一印象でしたね。あと、若さとパワーが溢れ出ているので、それを自分は吸収しつつ、いただけるものはいただきたいと…

Soan:え、その表現でいいの(笑)?

Sizna:うん(笑)。自分とは真逆のタイプのギタリストで、作曲してくる時も自分にはないスタイルや内容のものを持って来てくれるので、毎回刺激をたくさんもらっています。あとは、いただけるものはいただいて…

全員:(笑)

――Siznaさん、貪欲ですね(笑)。ではIvyさんの紹介をお願いします。

vivi:Ivy君とは同じ時に加入して、最初は大変なこともあったんですけど、一緒に乗り越えて来ました。Moranに入って新しい経験もいっぱいして、自分は結構緊張しやすいタイプなんですけど、本番前にIvy君が笑わせてくれたりするので、ほぐれます。同じ下手として心強いです。

Ivy:えーと、うちのヴォーカルのHitomiさんはお酒を飲むと陽気な人で…

Hitomi:そうでもないけど(笑)。

Ivy:笑い声も特徴的で、通った声で笑ってくれるので、混雑したところでもすぐに見つけられます。幼少から変わらぬこのヴィジュアル、セクシーなハスキーヴォイス、イケメンで、茶髪がよく似合って、この人がMoranのセンターに立つってことはとても素晴らしいことだと思います。そして、この人の書く歌詞は小さい子にはわからないです。

Hitomi:それ褒めてないし!

Ivy:深い歌詞なんですよ。あと、動物愛護団体の隊長でもあります。歌詞の中にも動物が出てくるんですけど、一番好きなのは柴犬らしいです。まだいっぱいあって、眠気を飛ばすのに辛いものを食べたり、みんなのために車を運んでくれたり…

Hitomi:もう大丈夫だから!

Ivy:でもみんなの為に意外と頑張ってくれるんです。

Soan:最後、上から目線か(笑)。

◆エレキは丸くて耳に痛々しく残らないものを(vivi)

――先日、赤坂BLITZで行われたワンマンライブ「The Chaotic Movement」~あるいは再挑戦という名の帰還~のアンコールで、新曲「堕落へと続く偏愛の感触」が初披露されましたね。

Soan:メンバー自身もまだ堅い部分があったんですけどね。初っ端でシンバルを鳴らせなかったり、Hitomiは歌詞を飛ばしたし、Siznaのアコギも結構怪しかったし…(笑)。

Hitomi:まだまだこれからですね。ここから徐々にライブでも成長させていけたらなと思っています。

――それにしても、何とも言えない余韻が残る歌ですよね。

Hitomi:Moranらしい曲かもしれませんね。妖艶で、艶っぽさ重視というか。いろんなバンドが出るイベントライブで、ああいう曲をやると、他のバンドとは違った印象を残せるんじゃないかと思います。

――タイトルもMoranらしい難解さがありますが、歌詞を読んで、なるほどと納得しました。

Hitomi:まさにそうだと思います。恋における堕落を描いたんですが、タイトルは楽曲のイメージにより近いものがいいねということで、メンバーとも相談しながら決めました。基本的にうちは、曲が先にあって、そこに歌詞がのり、最終的にタイトルがのるんです。

Soan:作曲の段階でのイメージは“情熱”だったんですよ。画としては一人の女性がバラをくわえて、赤いドレッシーなサテン生地のスカートをピッと持って、ピンスポットに当たっているという…

Hitomi:完全にフラメンコですよね。

Soan:イメージはそれですね(笑)。あとは昼ドラ感と愛憎劇が入るといいなと思っていたら、歌詞でドンピシャで入りました。言わずとも楽曲から読み取ってくれたので、歌詞と楽曲がリンクした1曲になったと思います。

――制作時、作曲者から他の方に、音や歌詞に関して、こうしてほしいというお願いはするんですか?

Soan:しません。「頼んだ!」とお任せします。

Ivy:デモの段階で完成されたものを持って来てくれるので、伝わりやすいんです。自分たち(vivi、Ivy)も入って2年以上経つので、個人個人の役割はわかるようになりましたし。でも、スムーズにいくようになったのは、ここ最近なんですよ。それまでは、ああしてくれこうしてくれという指示があったんです。

――レコーディングは今回いかがでしたか? Ivyさんは今回、指弾きですね。

Ivy:「堕落へと続く偏愛の感触」は指で、その他はピックです。僕の中のスペインの風を感じながら弾いた曲なので、指の方が情熱が伝わるかなと。最初デモを聴いた時、自分の中の引き出しにない曲だったんですけど、色々調べて吸収して自分の色にして。新鮮な気持ちで楽しめました。

――ギター陣は難易度が高そうですね。

Sizna:アコギが難しかったですね。コード展開が難しくて、そんなにアコギを弾き慣れているわけではないので、レコーディングが大変でした。それに、いつもは僕が先にエレキを録ってからviviがエレキを録るんですけど、今回は自分がアコギでレコーディングスタジオで録らないといけないという制約があったので、viviが先行でバッキングを作って、そこに自分のアコギをのせるという、いつもと逆の流れだったんです。絡みは難しかったですけど、viviがしっかりエレキでバックを作ってくれたので、楽器の音色的な部分はすごく分離して、わかりやすくなったと思います。

vivi:今回、結構細かいフレーズがあったんですけど、アコギがメインの曲にしたいと話していたので、エレキは尖った感じというよりも、丸くて耳に痛々しく残らないものをイメージして、音を作ったり、フレーズを考えました。

――最初に音源を聴いて、ワンマンライブを拝見して、PVを拝見して段々イメージが固まってきました。今回PVはかなり難航したそうですね。

Hitomi:元々予定していた監督さんが体調を崩してしまったので代役の方にお願いしたんです。なので、きっとイメージが伝わり切れていなかったのかなと。でも最終的に納得のいく作品になって良かったです。

◆「Moranて何だろう」という原点回帰と、今までにない新しさを(Soan)

――今回『堕落へと続く偏愛の感触』の衣装が真っ白ということに意外性を感じました。あの曲をヴィジュアル化するとこうなるのかと。

Hitomi:どちらかというと、Moranは楽曲+衣装というイメージなんです。今回はSoanの楽曲とSoanが作りたい衣装だったので、俺が担当している歌詞とはあまり関連性がないかもしれませんね。

Soan:今回は曲云々よりも「Moranて何だろう」という原点回帰と、5人全員が白でアプローチをしたことがなかったので、今までにない自分たちの新しさを出したかったんです。衣装は、その前の『but Beautiful』はHitomi、この間のKraとの2マンツアー(5月から行われた「Moran VS Kra 2MAN TOUR~銀幕に潜む凍てつく魔物と微笑みの葬列者達~」)ではviviが担当していたんですが、みんな自分なりにMoranをアプローチしていますね。

――Moranの衣装で、毎回新鮮な驚きがあるのはそういうわけだったんですね。それにしても、いろんな方が担当しているというのは珍しいです。

Soan:デザイン系は、Tシャツやジャケットのデザインは基本的にHitomiが、他のグッズは俺がデザイナーさんとやっていて、中にはIvyがデザインしている時もあったり。そういう時はSiznaは楽曲面で…、と各々が違った役割を請け負っているんです。前は、デザインは俺とHitomiが担当していたんですけど、viviとIvyが入って、2人のMoranに対する熱がすごかったので、Hitomiの提案でメンバーを信頼してどんどん振っていこうということになって。そこから新しいものが生まれていますね。

Hitomi:楽曲もそうなんですけど、やっぱり本人の癖みたいなものってあるじゃないですか。自分の中にない発想や癖は、他の人に提示してもらったほうが出てくると思うんです。だからいろんな人がいろんなことを担当すると、それまでとは違ったものが生まれてくるんじゃないかと思いますね。

Soan:さらに、楽曲に関しては、うちは5人作曲者がいるんですよ。そして、俺だけじゃなくて他のメンバーのデモもわかりやすい。HitomiはHitomiでかなり明確なイメージがありますし。みんな、メンバーの解釈を汲もうという姿勢でアレンジに入るので、面白いですね。

――c/wの「Memorable」もSoanさん作曲ですが、Soanさんの癖は出ていますか?

Hitomi:出てますね。ああいう曲中でドラマチックにガラッと展開が変わるのはSoanの癖の一つかなと。激しい曲の中に、切なかったり、綺麗だったりという展開がいきなり出てくるんですよ。

Soan:展開がないと嫌なんですよね。でも、そこがMoranの良いところなんじゃないかと思っています。

◆徐々にアコギのハードルが上がっているのを感じる(Sizna)

――ギター陣はいかがでしたか?

Sizna:この曲もアコギが入っているんですけど、すごく速いアルペジオがエンディングの方に入っていて、音の数を何個弾いたか数えるのが大変で(笑)。最近、作品ごとにアコギを弾くことが多くて、徐々にアコギのハードルが上がっているのを感じるんです。先に向けてもっとアコギを練習しようと思いました。

――ライブで大変そうですね。

Sizna:ライブではそこはアコギは弾かない予定です。

Hitomi:え、弾かないの?

――(笑)。ではviviさんは?

vivi:さっき言っていた癖の話じゃないですけど、Bメロで世界観がガラッと変わる部分が自分もすごく好きなんです。一辺倒に、オープニングからエンディングまで行くというのも一つのコンセプトとしてはかっこいいんですけど、やっぱり起承転結がわかりやすくあると曲のストーリーが明確にわかるんじゃないかと。遊園地の乗り物でもそうですけど、ファンタジーな要素が出ると思いますし。その部分がSoan君の良い部分でもあるので、演奏的なアプローチで突き詰めたら面白いだろうなと意識して弾きました。

Hitomi:そういう曲調になると、歌詞も切なくなる部分にちゃんと照準を合わせて書かないといけないので、物語調になることが多いんです。なので、Soanの曲は物語調のものが多いですね。viviも言っていましたけど1曲の中に起承転結というか、物語の波がほしい。歌詞は一つのテーマを汲んで、この部分ではちょっと悲しい、この部分ではまた別の展開っていうのを考えながら書いています。でも、いろんな曲があるとバリエーションも増えますね。ヴォーカルとしてはいろんな種類の歌詞を書きたいのでありがたいです。

――5人で歌詞を書いたら、さらにすごいバリエーションになるのでは。

Hitomi:それはどうなるんでしょうね(笑)。

Sizna:Aメロ担当とかで分けるの?

Soan:そこはヴォーカルに甘えさせてください。危ないですから(笑)。

Hitomi:でもブログとか見ているとIvyは言葉のセンスがすごくありそうなので、多分歌詞を書けますよ。

Ivy:やったー! でも、歌詞はやっぱり歌う人が歌詞を100%わかった状態の方が、みんなにも伝わりやすいと思うので…

Soan:でもIvyさん、Hitomiバースデーで替え歌の歌詞を書いたじゃないですか。(※1)

Ivy:いや、あれは…

Soan:ドッキリでviviの「ReCover」の替え歌でお祝いしたんですけど、Ivyの歌詞が素晴らしかったんです。笑いのツボをちゃんと抑えていて。才能ありますよ。

Ivy:…Hitomiさんのことだけを考えて書きました。

全員:(笑)

――そんなHitomiさん大好きなIvyさんは「Memorable」のレコーディングはいかがでしたか?

Ivy:みんなも言っていましたけど、Bメロとイントロの差が激しくて。僕の中で一番差が激しいと思ったのが、ギターソロの後のBメロがくっつくところですね。「ギターかっこいー!」ってなった後のベースが追い付かないんです。レコーディングの時は別に録らないと間に合わなくて。これからスタジオで気持ちの切り替えを早くしようかなと思っています。ライブでは、きっとその瞬間が観られると思いますよ。

◆まさにパルプンテです(Hitomi)

――通常盤に収録される「グロテスクライド」はSiznaさん作曲ですが、Siznaさんならではの癖はありますか?

Hitomi:結構メロディが付けにくいってことですね。歌のことをあんまり考えていないようなコード展開が多いんです。でもそれが良さかもしれません。歌のことよりもギターのかっこよさを追求したところが…特にAメロに多いかな(笑)。

Sizna:(苦笑)

Hitomi:なのでAメロとBメロ、どうしようかなって悩まされるのは多いですね。そういうところはSoanと大きく違いが出ています。でもそこは楽曲の良さを追求したからなんでしょうね。

――Siznaさん的には「俺のギターを聴け」…と。

Sizna:いや(笑)、ギターロックが好きなので、リフものから曲を作ることが多くて、ギターがメインになりがちなんです。独特なコード進行を毎回実験的に入れたりしていますし。今回の楽曲は呪文というか、宗教的な怪しい雰囲気を出したいと思っていて、ワンフレーズの怪しいメロディを楽曲中で繰り返していますね。

――確かにとても耳に残ります。そして、Hitomiさんの歌詞でリアルに映像が浮かびました。

Hitomi:そうですね。すごく情景描写を細かくしているので、画が浮かびやすいんじゃないかな。いかがわしさが伝わればと思います。楽曲に合った癖のある背徳感バリバリの世界観の歌詞を書きたかったんですよ。映画『ヘルタースケルター』の最後に、主人公の女の子が怪しげなパーティ会場にいるシーンがあるんですけど、そのイメージがこの曲にしっくりきたので。

――なるほど。Soanさんは他の方の曲を叩く際、難しさを感じますか?

Soan:自分の曲よりも楽しいですね。人の曲の方が燃えるんですよ。作曲者の予想を超えるように、どうやってやっつけてやろうって思うので。多分他のメンバーもそうだと思いますよ。

――Siznaさん、みなさんからやっつけられた感はありますか。

Sizna:あります。歌詞も想像していない部分の歌詞が来たし、リズムもBメロのところでドラムとベースの面白い絡みがあったり、viviに関してもイントロだったりサビの部分で裏でメロを引いている不思議なフレーズなんですけど、そういうのを新しく入れてきてくれたりしているので。

Ivy:最初聴いたときはギターと同期メインっていうのは感じたので、今回はSiznaさんの曲についてはそこまでアピールしていないし、複雑なことはしていません。それが全体のグルーブ感になってくるのでそれが正解の音なんだろうなと。

――10月4日からワンマンツアー「博愛よりも偏愛を」が始まりますね。ワンマンの中で今回の3曲がどんどん定着していくんでしょうか。

Hitomi:そうですね。秋冬のワンマンで『but Beautiful』の曲と一緒にどんどん成長させていきたいなと思っています。

Soan:うちはお祭り好きが5人集まっているので、今回のツアーもわけがわからない感じになるんじゃないかと。

――今回のツアーには「博愛よりも偏愛を」、そして「裏・博愛よりも偏愛を」がありますね。

Soan:表は自分たちらしさを、より高い所に持っていけたらと思っています。そして裏は…パルプンテです。(※2)

全員:(笑)

Hitomi:おぉ! それ、すごく的確だ! まさにパルプンテです。

Soan:パルプンテを理解してもらえれば言うことなしです。楽しみにしていてください!

※1:2014年3月30日に高田馬場AREAで行われたライブで披露された「ReCover~主、お祝いver~」。素晴らしい歌詞はこちら
※2:ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する何が起こるかわからない呪文。

(文・後藤るつ子)

Moran

<プロフィール>

Hitomi(Vo)、Sizna(G)、vivi(G)、Ivy(B)、Soan(Dr)の5人からなるロックバンド。2007年、HitomiやSoanら、元Fatimaのメンバーを中心に結成し、トータル・アートをコンセプトに、ヴィジュアルからサウンドまで様々な色を発揮させるということをテーマに掲げ活動。2008年にシングル『Element』でCDデビュー。2013年7月にリリースされたシングル『ホロウマン』でオリコンインディーズチャート初登場1位を記録。2014年1月10日に赤坂BLITZにてワンマンライブ「The Romantic Movement」~誰が為にも闇は鳴く~を、9月21日、同会場にて「The Chaotic Movement」~あるいは再挑戦という名の帰還~を成功させ、10月4日、新潟GOLDEN PIGS RED STAGEを皮切りにワンマンツアー「博愛よりも偏愛を」をスタートさせる。

■オフィシャルサイト
http://www.moran-web.net/

【リリース情報】


初回限定盤
(CD+DVD)
S.D.R-273-A
¥1,800+税

通常版
(CD)
S.D.R-273-B
¥1,500+税

『堕落へと続く偏愛の感触』
2014年10月8日発売
(発売元:SPEED DISK)
Moranが放つニューマキシシングル。情熱的なギターと抒情的な歌詞が織りなすタイトル曲を始め、c/wにも個性豊かな曲が揃った必聴の1枚。

【収録曲】
【初回限定盤】
[CD]
01.堕落へと続く偏愛の感触
02.Memorable
[DVD]
「堕落へと続く偏愛の感触」PV

【通常盤】
[CD]
01.堕落へと続く偏愛の感触
02.Memorable
03.グロテスクライド