
2025年8月5日にD≒SIREの初期音源がサブスク解禁されることを記念し、同日に当時の本拠地でもあるOSAKA MUSEにて開催される、藤田幸也主催「終末の情景2025」公演に結成時のオリジナルメンバーであるギタリスト・橘舞已がゲスト出演することが発表された。
橘は1980年代から関西のゴシックシーンでユニットなどに参加し音楽活動を行なっていたが、その後、1993年に10代からの盟友である藤田幸也の要望に応える形でD≒SIREの立ち上げに参加。当時から既にインダストリアルな世界観を持ち込んだ独特な打ち込みの技術(D≒SIREは活動開始時から全曲でコンピュータシーケンスを走らせての同期演奏を行なっていた)と切れ味するどい速弾きを含めたテクニカルなギタープレイで、D≒SIREが特定のジャンルやシーンに留まらず、洋楽ファンやハードロックやヘヴィメタルをも含む幅広い層からの支持を得ることに大きく貢献した人物だ。
GRASSでの活動以降は表舞台には姿を見せず、近年は映画音楽のサントラ制作などの活動を行なっていたが今回、久しぶりにギタリストとしての参加が決定。これを受けて、発売と同時に完売となっていた8月5日大阪公演のチケットが後方立ち見のみながら若干数追加販売されることとなった。追加チケットは、7月27日(日)12時よりイープラス限定で販売される。

また、ライブ翌日の8月6日にOSAKA MUSEと同ビル内にあるイベントスペース「MUSEBOX」にて、今回の主催者、藤田幸也によるスペシャルイベントの開催も決定。30年前の『終末の情景』制作に関する裏話と前日の公演を振り返ってのトークを中心に、8月5日OSAKA MUSE公演出演者の中から数名がゲスト出演するという。入場者特典として8月5日OSAKA MUSE公演出演者全員の集合サイン色紙が入場者全員にプレゼントされるとのことなので、こちらのイベントにも注目してほしい。
さらに、D≒SIREのコアなファンに向けては、もうひとつ嬉しいお知らせが発表された。
一部ファンを驚愕させた活動初期のデモテープ5本の初CD化に続き、1998年の解散直前にレコーディングされ、解散後の1999年に未発表曲集として限定販売された作品『独白』が『独白 -1999-』として全曲CD化される。
この作品は当時、ライブで演奏されたことはあるが音源化されていなかった楽曲をYUKIYAプロデュースの下で秘密裏にレコーディングされていたもので、解散翌年の1999年、解散に至る心境が綴られた詩集とカセットテープとのBOXセットという特殊な形態でクライスレーベルからインディーズ作品としてリリースされた。ライブでの人気曲だった「xxxBLUE」をはじめ「AIKa」「so White」「UNDER」の4曲が収録されている。
販売形態はまだ正式には公開されていないが、今回もかなり豪華な特殊装丁となる模様で、大量生産が難しいため、まずはライブ会場での限定先行販売になる予定だという。8月5日OSAKA MUSEにて先行販売できるよう準備中とのことだ。
※詳細は藤田幸也オフィシャルサイトにて近日公開
【ライブ情報】
●「終末の情景」発売30周年記念公演
8月5日(火)OSAKA MUSE
開場18:30/開演19:00
出演:藤田幸也(D≒SIRE、JILS、Kαin)
参加メンバー:橘舞已(G/D≒SIRE)、一也 -Kazuya-(G/HOLLOWGRAM、Kαin)、秀朗(B/D≒SIRE)、MIE(Dr/D≒SIRE)、ATSUSHI(Dr/Kαin)
【イベント情報】
●「終末の情景の秘話」スペシャルイベント
8月6日(水)大阪・MUSEBOX
開場18:00/開演18:30(※20時頃終了予定)
出演:藤田幸也(D≒SIRE、JILS、Kαin)
※ゲスト:秘密(8月5日OSAKA MUSE公演出演者の中から選抜)
・前売チケットはFC会員限定販売
・一般チケットは当日券のみ。当日料金¥4,500(※当日ドリンク代600円別途必要)
問:MUSE BOX