来たる2021年2月15日に、大ヒット映画『君の名は。』『天気の子』などの楽曲で時代を牽引する存在として知られるロックバンド・RADWIMPSのメジャーデビュー15周年にして初となる公式ノンフィクション『あんときのRADWIMPS 「人生 出会い」編』が発売される。

著者はメジャーデビューから現在まで、レコード会社担当としてバンドとともに歩んできた渡辺雅敏。10代の無垢な少年であった4人のメンバーは、2006年のメジャーデビューアルバム『RADWIMPS 3 〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』、同年にリリースされた『RADWIMPS 4 〜おかずのごはん〜』という2枚のアルバムで、熱狂的なファンを獲得。瞬く間に「大人が知らない社会現象」を巻き起こすことに。

一方で表現者として恐るべきスピードで進化を遂げていくヴォーカル野田洋次郎と他メンバーとの間には見えない亀裂が生まれ、名曲が誕生するごとに様々なドラマが起こっていた。

すべては“すごいバンド”になるために――。変わり続けることを選んだ4人の若者たちの歓喜と苦悩の“青春期”を、初公開となる写真も交えながら、丸ごと閉じ込めるように綴った傑作ノンフィクションとなっている。

RADWIMPS有料会員制WEBサービス「ボクンチ」(https://bokunchi.radwimps.jp)で連載していた原稿に大幅な加筆修正を加えて書籍化。なお巻末には野田洋次郎が本書のために書き下ろした特別寄稿を掲載予定。


【書籍情報】
書名:『あんときのRADWIMPS 「人生 出会い」編』
著者:渡辺雅敏
出版社:小学館
発売日:2021年2月15日
定価:本体1,700円+税
仕様・ページ数:四六判簡易フランス装・320ページ(予定)
ISBN: 978-4-09-388811-0
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388811

<本書のあらすじ>
「本当のことじゃないと、届かない」と洋次郎は度々語っていた。
でもこんなに何でも赤裸々に歌ってしまって、大丈夫なんだろうか?
レコード会社の社員として「化け物みたいに圧倒的なアーティスト」を探していた著者は、CDショップの試聴機で横浜の高校生バンドと出会う。
イントロもなく突然始まった歌を聴いた瞬間、新しい風が吹いてきたように感じた。
「ついに見つけた! ここにいたのか! やっと出会えた!」
その高校生バンド・RADWIMPSに12社ものレコード会社からのオファーが殺到する中、なんとか契約へと漕ぎ着けた著者。野田洋次郎というまったく新しい才能が生み出す輝くような楽曲を全国へ届けるために、持てるすべてを捧げるような日々が始まる。
デビュー前夜の無邪気な狂騒を経て、表現者・野田洋次郎の開花とともに訪れる大ヒット。一方、妥協なきレコーディングの最中に、バンド内ではいつしか軋轢が生まれていった。
“すごいバンド”になるために、変わり続けることを選んだ4人の若者の苦悩と歓喜の “青春期”を、ずっと見守ってきた著者が克明に綴った傑作ノンフィクション。

<目次>
01 人生 出会い/02 飛び込みの電話/03 高校のいい思い出/04 洋次郎合格 /05 四人が揃う/06 「祈跡」/07 リハビリのリハビリ/08 契約成立 /09 初めてのツアー打ち上げ /10 十代最後の作品/11 「金9」と「俺色スカイ」/12 野田家忘年会 /13 デビュー前夜/14 デビュー曲ってバラードだったらやりにくいもんなの?/15横浜BLITZ /16 着々と/17 デビューアルバム完成/18 怒涛の日々/19 大切な人/20 本当の意味でのRADWIMPSのアルバム/21 伝説の全国キャンペーン/22 解散する前に聴いてください/23 パリで解散/24 横浜アリーナワンマン/25 音楽でずっとやっていくために、すごいバンドになりたい/26 一枚の写真/27 桑の丸坊主/28洋次郎と同化する/29 バンドを諦めないアルバム/30 途切れるドラム/31 バンド史上初めてのデモ/32 青春期の終わり、新章の始まり。/野田洋次郎 特別寄稿
(目次の一部は変更となる場合があります)

<著者プロフィール>
渡辺雅敏(わたなべ・ただとし)
1990年から東芝EMI(現在はUNIVERSAL MUSIC JAPAN 内のEMI Records)に所属。RADWIMPSと出会い、メジャーデビュー以前から現在に至るまで共に歩んでいる。本書が初めての著書となる。

RADWIMPS オフィシャルサイト
https://radwimps.jp/