第3回目のお相手は、今年創業100周年を迎えた渋谷の酒屋「エチゼンヤ」四代目代表、辻武男氏。創業当時“普通の街の酒屋”だったエチゼンヤが、今やタクシードライバーや三芳菊をはじめ、エチゼンヤ限定商品など珍しい酒を取り扱い、渋谷名物ハチ公ソース、各種缶バッジ、タロットカード等、謎のラインナップで人々を魅了する異色の酒屋に変貌を遂げた経緯とは。“好きなもの”の話題で横道に逸れつつ意気投合した二人の対談をじっくりとお楽しみください!
◆来たら何か面白いことがあるというお店になったら(辻武男)
桜井:エチゼンヤさんは前からお名前は聞いていたんですけど、ある日、自分のTwitterアカウントがフォローされていて、これはフォロー返ししないといけないと(笑)。そういえばエチゼンヤさんは100周年だよねという話を、浮かぶ(※新宿御苑前にあるバー)のママとしていて、今回対談をお願いしました。100年って長いですよね。
辻:自分は四代目で、店に入ってからまだ7年目なんです。初代が福井から出てきたので、エチゼンヤという名前で。
桜井:先見の明というか、よく100年前にこの超一等地に造りましたよね。
辻:その当時は松濤の辺りというのはお茶畑だったので、本当に何もないところだったんですよね。
桜井:何もないところに、この酒屋を造った初代も若干おかしいですよね(笑)。
辻:(笑)。10年間、酒の問屋で仕事をしていたんですけど、それを辞めて実家に戻ったんです。
桜井:いずれは継ぐということを考えていたんですか?
辻:最初は継ぐつもりはなくて(笑)。でも問屋で働いて色々な酒屋さんを見ているうちに、その魅力に惹かれたというか、せっかくならやってみたいなと思ったんです。自分が入るまでは本当に普通の街の酒屋で、日本酒もそんなに揃っていなかったんですけど、今から地酒屋を始めるのは難しいし、かと言ってコンビニみたいなものをやるのも面白くないなと。だったら好きなもので変わったものを置こうと思いました。
桜井:特殊日本酒扱いですよね(笑)。
辻:喜久盛の藤村さんもおっしゃっていましたけど、最初はジャケ買いで日本酒に入ってもらってもいいかなと思って。
桜井:四代目の店主になる時というのは、先代から「俺もう辞めるから、お前やれよ」という感じだったんですか?
辻:特にそういう言葉もなく(笑)。父である先代はあまり喋らない人だったんですよね。
桜井:昔ながらの酒屋さんという感じですね。逆に、自由にやるには最高ですね。
辻:気付いたら、何となくやっていました(笑)。
桜井:何となくやって、何となくこうなってしまったわけですね(笑)。近所の方は、何事かと思われませんでしたか? 初めてここに来た僕も驚愕しましたから(笑)。
辻:100年やっていても、ここに店があるって意外と知られていないんですよ。
桜井:では今の代になってから、急激に話題になっているんですね。
辻:そうですね…(笑)。
桜井:それにしても、今まで見てきたどんな酒屋さんよりも酒屋感がないっていう(笑)。入って、本当にここは酒屋なのか!?と思ってしまう感じ。ヴィレッジヴァンガードかと思いました。
辻:ちょっとその辺は意識しています。
桜井:雑貨屋のように並ぶレジの向こうのタバコの数とか、常識はずれの日本酒の数々、その上でこの小物はなんだろうっていう、賑やかなお店ですよね。ヴィレヴァン感覚でやっていこうというのは、どういう流れでそうなっていったんですか?
辻:来たら何か面白いことがあるというお店になったらいいなと思ったので、酒だけじゃなくていいんじゃないかなと。
桜井:ラインナップがだいぶ面白いですよね(笑)。
Vif:いつ頃からこういうラインナップのお店になったんですか?
辻:僕の代になってからですね。喜久盛さんのお酒を扱った時に、暴れん坊天狗という焼酎があって、その時に一緒にCDとTシャツも作っているから同時に販売したらどうかという話になって。今まで扱ったことのないアイテムだけどどうなのかなと思いながら置いてみたら、意外と良くて。こういうものを置くのも面白いなと思ったのがきっかけです。
桜井:あの方は色々なところに一石を投じてきたんですね。
辻:酒業界じゃないところの繋がりをたくさん持っている方なので。そういう関係で浮世絵師のツバキアンナさんとも知り合って、今回100周年の手ぬぐいをデザインしていただきました。
桜井:100周年記念パーティーとかやらないんですか?
辻:今のところ考えてないですね(笑)。小さい店なので…。
桜井:ぜひやっていただきたいですね。どんな人たちが集まるのかすごく気になります(笑)。エチゼンヤさんは色々と面白いコラボをやっていらっしゃいますが、ここ発信でそういうお酒が結構あるんだなということを知りました。
辻:でもPB商品ばかりではなく、ちゃんと蔵元さんのお酒を販売しないといけないなとは思っています。
桜井:真面目なものもあって、こういう遊び心のあるお酒もいっぱいあるというのは、すごく楽しいですよね。
辻:いくつかは、ここでしか買えないものがあるといいなと思っていました。
桜井:まさにそうなっていますよね。
◆なんかちょっと良い話というか、儚い話(桜井青)
桜井:店内をパッと見た時、喜久盛のタクシードライバーと三芳菊がすごく目立ちますよね。
辻:三芳菊さんは問屋時代から面識があったんですけど、これは絶対扱いたいなと思っていました。
桜井:「本当に日本酒なんですか?」って言われませんか?
辻:言われますね(笑)。
桜井:ジャケ買いのものって、何となく珍味みたいな扱いをされちゃいますけど、実際、美味しいのが多いですもんね。
辻:そうですね。特に三芳菊は中身もちょっと変わっていますから(笑)。グラスに出されたら、日本酒とわからないような味と香りです。徳島県酵母というのが柑橘系のフルーツっぽさが出るのが特徴なんですけど、三芳菊の蔵から出ると死んじゃうらしくて、なかなか他で使っているところを聞かないんですよね。
桜井:え!?
辻:県の名前が付いているのに、三芳菊の他に見かけないんですよ。
桜井:なんかちょっと良い話というか、儚い話ですね。紅天女の梅の谷の梅のよう(笑)。
辻:本当のところはどうなのか、わからないですけど(笑)。
桜井:僕も前に三芳菊は飲んだことがありますけど、やっぱりちょっと違いますよね。「本当に日本酒なのか」という言葉がピッタリで、よく日本酒の味をメロンのような、マスカットのようなという言い方をしますけど、それともちょっと違う。
辻:バナナみたいな味がします。
桜井:そういう酒に昔から狙いをつけて、確信犯的に扱っているわけですね(笑)。
辻:(笑)。ちなみに喜久盛さんとは三芳菊さんよりも後に知り合いました。
桜井:類は友を呼ぶと言いますか(笑)。
辻:震災後に渋谷で東北のお酒を集めたイベントがあって、自分がいた問屋が関わっていたんです。そこにたまたまいらっしゃっていて、タクシードライバーって何だ?というところから始まりました。
桜井:そしてここは酒だけじゃなく、喫煙者に優しいという。僕は吸わないんですけど、タバコを吸う文化というのはとても好きなんです。やっぱりカルチャーにタバコというのは付き物だと思っているので。それが今どこもかしこも吸えないというのを見ていると、とても切ない気持ちになります。ちょっとあれですけど、副流煙は大好きなので(笑)。
辻:変わってますね(笑)。
桜井:男を感じますから(笑)。
Vif:そういえば、このお店にはマールボロのオリジナルパッケージが作れる機械があるらしいですね。
桜井:喫煙者に対して素晴らしいですね。マールボロのオフィシャルのものなんですか?
辻:はい。専用の真っ白のマールボロがあって、そこに自分でデザインしたものがプリントされます。あんまり台数がないらしいんですよね。
桜井:それがなぜか酒屋にあるというのがすごいですね(笑)。
辻:おかしな話ですよね(笑)。
桜井:それ目当てでいらっしゃる方も結構いるんじゃないですか?
辻:そうですね、ちょっとしたお土産にもいいですし。
桜井:そろそろプリクラとか置いたほうがいいんじゃないですか(笑)?
辻:面白いですね(笑)。ガチャガチャは置いてみたいなと思ったんですけど、あれ結構高いんですよね。
桜井:それはもう某オークションですよ。
辻:でも中に何を入れたらいいか、わからないです(笑)。
桜井:お店で扱っているオリジナルのお酒のラベルのバッジがいいんじゃないですか?
辻:酒ではなく「半額」というバッジがあるんですけど、なぜか結構売れているんですよ。
桜井:なんだろう…やっぱり謎ですよね(笑)。
辻:あとは、コスプレイヤーのOMIさん(OMI化郎GIBSON)の写真をバッジにしたものもあります。
桜井:まぁでも、集金バッグ的なものにこういうバッジを付けて営業するのも、特殊なスタイルですよね(笑)。
辻:変な目で見られます(笑)。
桜井:何の問題もないと思いますけどね。今、日本酒業界が色んな意味で大きく殻を破ろうとしている時な気がします。
辻:僕としては、ちゃんと地酒屋さんをやっているところは、本当にすごいなと思います。
桜井:老舗の鈴傳さんとかもよくお伺いしていますけど、やはりすごいですよね。でも、それはそれだし、これはこれだなと。
辻:ああいう風にはなれないなと思ったので、こういうスタイルでやっています。
桜井:見て楽しいというのはすごく大事だと思います。
◆昔の日本酒ブームとはまた違う流行り方をしている(辻武男)
桜井:藤村さんに酒を造るために何が必要か聞いたら「金です」と言われてしまい、吉野にイベントをやるためには何が必要かと聞いたら「金です」と(笑)。やっぱり酒屋をやるのに最初に必要なのは…
辻:金です(笑)。金がないと結局は仕入れできないですから。
桜井:そうですよねぇ。扱っている商品で人気のあるものはどれですか?
辻:三芳菊は若い方に評判が良いですね。初めて飲む人に薦めやすいです。
桜井:でも初めて飲む方は怪訝な顔をしませんか?
辻:完全に好き嫌いが分かれる酒ですけど、好きな人はハマっちゃいます。
桜井:間口が広い人は突拍子もないラベルでビビることはないと思うので、純粋に飲んで美味しいか美味しくないかですけど、昔からの日本酒が好きな人は「なんだ、このチャラチャラしたものは」と見た目だけで味の判断が鈍ってしまうということになりかねないですよね。
辻:昔からの日本酒が好きな人は、あの味は馴染めないと思います。甘酸っぱい感じなので。
桜井:一言で日本酒と言っても、今は味がすごく幅広くなりましたよね。自分が一番好きなのは神亀なんですけど、これが昔ながらの辛口のザ・日本酒という味じゃないですか。それが好きな上で、新政、獺祭、十四代、花陽浴、飛露喜、寫楽、鍋島、而今etc…毎年どんどん新しいイメージの日本酒ができあがってきて楽しませてもらっていて、もはや日本酒はどこまで行くのかっていう。
辻:今はすごい状況になっていますよね。
桜井:昔、日本酒っていうのはライブの打ち上げでその辺の安居酒屋でしか飲まなかったので、ぶっちゃけ味の差がそんなにわからなかったんです。でも今、美味しい日本酒を専門に出すバーとかがどんどんできてきて、少量ずつたくさんの種類が飲めるというのは、舌を鍛えるのに本当に有り難いですね。
辻:本当に多様化していますよね。越乃寒梅とかが流行った昔の日本酒ブームとはまた違う流行り方をしています。
桜井:時代の流れかわかりませんが、越乃寒梅もついに45年ぶりの新作(越乃寒梅 純米吟醸酒 灑)を出しましたしね。昔からある大手の日本酒が、地酒の盛り上がりに負けじと奮闘しているのかなという気がしますね。それにしても、とにかくラベルの進化ってすごいですよね。突拍子もないのは、間違いなくタクシードライバーからだと思うんですけど、それを知ったのと同時期に、京都の玉川Ice Breakerのペンギンラベルを見て「こんなのもあるんだ!?」と、びっくりした思いがあります。やっぱり筆文字でドーンッていうのが日本酒のイメージだったので、こんなの…と最初は思ったんですけど、飲んだらめちゃくちゃ美味いっていう。
辻:見た目で入って、飲んだら美味しかったというのはすごくいいと思うんですよね。
桜井:面白いラベルを求めて、わざわざエチゼンヤさんに買いに来る方も多いと思います。地域的にすごく良い場所だと思うんですよね。この近くってアップリンクやメディコムトイもあるし、いろんな文化が集中している場所ですよね。
辻:立地に関しては先代に感謝です。
◆100周年の節目に相応しい感じになってきましたね(桜井青)
桜井:100年目からのエチゼンヤのテーマみたいなものはありますか?
辻:今まで通り1年目のような気持ちで、原点に戻ってやっていこうかなと。より多くの方に日本酒の美味しさ、楽しさを知ってもらえるように頑張りたいです。
桜井:100周年記念ボトルとか作ってほしいですね。せっかくなので、ぜひ辻さんが大好きな『魔法の天使 クリィミーマミ』とコラボしていただきたいです。
Vif:最近「クリィミーマミ」デザインの婚姻届ができたらしいですね。
桜井:それが許されるなら大丈夫なんじゃ!?
辻:夢ですねぇ…。酒はたぶん難しいですけど…。
桜井:『魔法の天使 クリィミーマミ』は最終回と、その一つ前は涙なしでは見られないですよね。「俊夫! 思い出さないで」の一言で号泣しますから。
辻:やばいですね。思い出すだけで泣けてきます。
桜井:当時、TVシリーズが終わった後にOVA『永遠のワンスモア』が出た時、歓喜しましたよ。スタジオぴえろの黄金時代です。大好きで、あの時間帯は毎週欠かさず観ていました。『魔法のアイドルパステルユーミ』までずっと。
辻:すごい(笑)。酒、できたらいいなぁ…。
桜井:日本全国の昭和40年代後半世代の方々が喜びます!
Vif:ちなみに辻さんは『魔法の天使 クリィミーマミ』以外だと、どんなアニメ、マンガを見ていたんですか?
辻:『週刊少年ジャンプ』黄金世代なので、『キン肉マン』とか…
桜井:え、おいくつなんですか?
辻:昭和50年生まれです。
桜井:あ、僕の4つ下。じゃあ『キン肉マン』だと「キン肉星王位争奪編」くらいからですか?
辻:最初に『ジャンプ』で読んだ頃は「第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編」でした。
桜井:ウォーズマンの辺りですよね。相当古いですね。それ昭和57年くらいだと思います。僕の頭の中にはジャンプ年表があるので(笑)。
辻:以前、ゆでたまご先生のサイン会に行った時、色々話したいことを考えていたのに、ご本人を目の前にしたら何も言えなくて。
桜井:ファンってそういうものですよねー! あれもこれも話したくて、何も話せなくなるっていう。自分もそうです(笑)。
Vif:憧れの方を目の前にしたら、みんな一緒なんですね。安心しました(笑)。
桜井:それこそ『キン肉マン』の日本酒だったら出せそうですよね。
辻:あ、それは考えたことがなかった(笑)。
桜井:GOING UNDER GROUNDというバンドで僕が好きなアルバムに『LUCKY STAR』というのがあるんですが、全部描き下ろしのペンタゴン(『キン肉マン』に登場するキャラクター)をメインにしたジャケットとブックレットなんですよ。
辻:へー! すごい!
桜井:ゆでたまご先生だったら青年誌で書かれていますし、酒も大丈夫な気がします。
辻:可能性ありますね。
桜井:それにしても、全然酒じゃない話をしてしまいました(笑)。
辻:最近Twitterでも酒以外のことばかり呟いていますから(笑)。
桜井:そういえば、『カードキャプターさくら』連載再開の時の『なかよし』が買えなかったんですよ!
辻:ありますよ(笑)。うちは雑誌も少し置いているので、次号からは『なかよし』を自分用に1冊入れます。
桜井:なかなかですね(笑)。普通、酒屋にある雑誌って週刊誌とかグルメ誌じゃないですか。
辻:今置いているのは『週刊プロレス』と『danchu』ですね。
桜井:だいぶ偏ってますよね(笑)。それがまたいい。そこに『なかよし』が(笑)。
辻:2冊とって1冊置きましょうか(笑)。
桜井:話を酒に戻して(笑)、今一推しの日本酒は?
辻:うちで扱ってないんですけど、最近、かどやさん(※向島にある居酒屋)に行った時に飛露喜の純米を飲ませていただいて、やっぱり人気があるだけあって本当に美味いんだなというのがわかりました。
桜井:それは飛露喜を入れたほうがいいんじゃないですか。
辻:入れられるなら入れたいですけどね。新規取り扱いというのは色々と難しいんですよ。
Vif:その他に置いてみたいお酒はありますか?
辻:ネーミングでいうと、作(ざく)がすごく気になりますね。
桜井:作は傳(※桜井青とyoseeeno氏が共同開催している日本酒パーティー「酒未来」から生まれた、新宿二丁目にある日本酒バー)に置いてあるんですが、美味しかったです。そして、どういう意図でその名前にしたのか気になりますよね(笑)。そういう面白いものが集まる酒屋になるといいですね。
辻:今あるものを扱いたいというよりは、新しいもののほうがいいかもしれないですね。オリジナルばかりじゃダメだし、既存の良いものも扱っていきたい。その辺のバランスを考えながらやっていかないとなと思います。
Vif:では日本酒ファンの方々、普段飲まない方々へメッセージをお願いします。
辻:今、日本酒を飲む方が増えてきていますけど、まだまだ飲んだことがない方もたくさんいらっしゃるので、そういう方が一歩踏み出す時のきっかけに、まずはラベルからでもいいので、小さい500mlくらいのものから試しに飲んでみていただければ。そしたら、新たな日本酒の発見になると思うので、ぜひそういう方が増えていけばいいなと思います。
桜井:直球ではなく変化球の日本酒を買うにはピッタリのお店です。まずは来ていただければ、とても面白いものが見られると思います(笑)。
Vif:見たら飲んでみたいと思うものばかりですしね。
辻:変なラベルのものって、買ったら友だちとかに見せたくなるじゃないですか。
桜井:一画だけ秋葉原になっていますからね(笑)。
辻:秋葉原と言えば、8月14日にある「萌酒サミット」@ベルサール秋葉原に参加します。去年もお話はいただいたんですけど、タイミングが合わず出られなくて。
桜井:初めて聞いた言葉です(笑)。「萌酒サミット」というものがある以上、日本中に萌酒というものがあるんですね?
辻:はい、皆さんすごいものを持っていますよ。
桜井:当然、外側も中側も萌えでなければいけないんですよね?
辻:そうなんですよね。まだ出す酒のラインナップは考え中です。
桜井:100周年の節目に相応しい感じになってきましたね(笑)。
(文・金多賀歩美)
本日の日本酒
アルコール度数:16度
精米歩合:65%
使用米:山田錦
辻武男
<プロフィール>
10年間、酒の問屋に勤めた後、2009年より渋谷にある実家の酒屋エチゼンヤを継ぐ。創業1916年越前屋四代目。
【エチゼンヤ情報】
1916年(大正5年)創業、酒とタバコの店。タクシードライバーや三芳菊をはじめ、エチゼンヤ限定商品など珍しい日本酒や焼酎を取り扱う。タバコも約250種の品揃え。さらに、渋谷名物ハチ公ソース、各種缶バッジ、タロットカード等、酒屋らしからぬ謎のラインナップも魅力。
住所:渋谷区宇田川町33-10
営業時間:月~土9:00~20:30 日祝定休
桜井青
<プロフィール>
石井秀仁(Vo)、桜井青(G/Vo)、村井研次郎(B)からなるロックバンドcali≠gariのギタリスト。LAB. THE BASEMENTやソロでライブ活動をするかたわら、デザイナーとしても活動。cali≠gariは2015年1月、現メンバー3人での第8期始動を発表。3月、アルバム『12』をリリース。2016年4月13日にミニアルバム『憧憬、睡蓮と向日葵』を発表し、全15公演の全国ツアーを開催。9月8日より新宿5ヵ所を回る“カリ≠ガリ 秋の生活応援ツアー「火の車」”がスタート、11月9日には村井研次郎cali≠gari加入20周年を記念する「村井研次郎 20th Caliversary Live〜村≠フェス〜」を赤坂BLITZで開催、さらにD’ERLANGER、DEZERTとの東名阪ライブが決定している。
■cali≠gari オフィシャルサイト
http://www.missitsu.com/
【傳 情報】
住所:新宿区新宿2丁目15-13第2中江ビル1階
営業時間:20:00~4:00頃 不定休
【cali≠gari リリース情報】
New Mini Album『憧憬、睡蓮と向日葵』
2016年4月13日(水)発売(良心盤)
2016年6月24日(金)発売(狂信盤)
狂信盤(会場限定盤)MSNB-098 ¥6,000+税
三方背BOX/特殊CDケース/28ページカバー付き歌詞カード/76ページ写真集「盗撮、睡蓮と向日葵」
※通販、一部店舗の販売詳細は後日発表予定
良心盤(通常盤)
MSNA-098
¥2,500+税
[収録曲]※共通
01. 薫風、都会、行き行きて
02. ギラギラ
03. 陽だまり炎
04. 蜃気楼とデジャヴ
05. アレガ☆パラダイス
06. 憧憬、睡蓮と向日葵
[狂信盤(会場限定盤)DVD]
「実録、睡蓮と向日葵」
製作ドキュメント “実録、睡蓮と向日葵”
The beginning of summer TOUR2016
“憧憬、睡蓮と向日葵”初日ダイジェスト
Live at 2016.4.23 横浜BAY HALL
カリ≠ガリのCM“憧憬、睡蓮と向日葵”15秒/56秒
『みんなのはっきょう』
2016年9月8日(木)新宿MARZ公演より発売
会場限定盤
¥1,000+税 MSNA-100
※ツアー“憧憬、睡蓮と向日葵”にて演奏された「みんなのはっきょう」ライブテイクの全公演分に、新たにレコーディングした「みんなのはっきょう」、さらにカリ≠ガリならではのくだらな過ぎるver.を収録したマジキチCD。全21曲収録予定。
[収録曲]
01. みんなの発狂
02. みんなの発狂 〜新宿2丁目新千鳥街地獄篇〜
03. みんなの発狂 〜ドキドキ!ワンニャンランド篇〜
04. みんなの発狂 〜新世界篇〜
05. みんなの発狂 〜あなたの発狂篇〜
06. みんなの発狂 〜横浜 BAY HALL篇〜
07. みんなの発狂 〜青森 Quarter篇〜
08. みんなの発狂 〜仙台 MACANA篇〜
09. みんなの発狂 〜梅田 AKASO篇〜
10. みんなの発狂 〜HEAVEN’S ROCK 宇都宮編〜
11. みんなの発狂 〜高崎 club FLEEZ篇〜
12. みんなの発狂 〜岡山 IMAGE篇〜
13. みんなの発狂 〜福岡 DRUM Be-1篇〜
14. みんなの発狂 〜甲府 CONVICTION篇〜
15. みんなの発狂 〜静岡 Sunash篇〜
16. みんなの発狂 〜名古屋 BOTTOM LINE篇〜
17. みんなの発狂 〜金沢 AZ篇〜
18. みんなの発狂 〜札幌 mole篇〜
19. みんなの発狂 〜札幌 ペニーレーン 24篇〜
20. みんなの発狂 〜EXシアター六本木篇〜
21. みんなのはっきょう
【cali≠gari ライブ情報】
●カリ≠ガリ 秋の生活応援ツアー「火の車」
9月8日(木)新宿MARZ
9月13日(火)新宿LOFT
9月17日(土)新宿live freaks ※男子限定
9月26日(月)HOLIDAY SHINJUKU ※La’royque de zavy VS cali≠gari
9月29日(木)新宿ReNY
●村井研次郎 20th Caliversary Live〜村≠フェス〜
2016年11月9日(水)赤坂BLITZ
※詳細は後日発表
●D’ER≠gari 2016 feat.DEZERT 東名阪LIVE
11月26日(土)大阪STUDIO PARTITA
11月27日(日)名古屋BOTTOM LINE
12月2日(金)品川ステラボール
※詳細は後日発表