Nozomu Wakai’s DESTINIA 若井望をFOCUS!

自身のヘヴィメタルの理想郷を体現すべく、メタル・プロジェクト、Nozomu Wakai’s DESTINIAを立ち上げたギタリスト・若井望。
デビュー作にして、圧倒的な完成度を誇る究極のメロディック・メタル・アルバム『Requiem for a Scream』を完成させた若井望とは一体どんな人物なのか、Q&Aを元に読み解きます!

名前:若井望 血液型:A
身長:176cm 体重:56kg
性格:
自分で言うのも何ですが、意外と真面目だと思います。
そして、無駄に熱血漢だと思います。
大変残念なことに、A型ですが普段は大雑把な部分も多いです。

#1 音楽 -Music-

Q1:ギターとの出会い
高校生の時まで本気で運動(空手)をしていましたが、怪我をきっかけに挫折。
その直後に洋楽(Deep Purple)を聴いて、胸に刺さるものがあってギターを始めました。
たくさんの音楽を知っていく中で、かつてX-JAPANのHIDEさんのソロツアーでバックメンバーもしていた、BLIZARDというバンドの松川“RAN”敏也さんというギタリストに憧れて今日に至ります。
Q2:愛用の楽器
Kramer Guitarという伝統的なメーカーのPacerというギターのオリジナルモデルと、Vangardという尖がったスタイルをもっているギターをメインで使っています。
Q3:人生で最も影響を受けた名盤
影響を受けたCDは、本当に沢山あるのですが今日はジャパニーズメタルに限定すると…

暗黒の聖書-BLIZARD OF WIZARD-
『暗黒の聖書-BLIZARD OF WIZARD-』
BLIZARD
ジプシー・ウェイズ
『ジプシー・ウェイズ』
ANTHEM
Legenda
『Legenda』
浜田麻里
でしょうか、本当はTOP50くらいあげたいところですが…
BLIZARDは、憧れのバンドで特別な存在です。言葉で表すと文量がいくらあっても足りないでしょう。
ANTHEMは、言わずと知れた日本屈指の最強バンドで、中でもこの1枚が特に好きです。
浜田麻里さんの『Legenda』は私自身も作編曲で参加していて、このアルバムに携わったことに影響を受け、今回のアルバムを作るきっかけともなりました。
Q4:共演してみたいアーティスト
自分の憧れでもある、先の松川“RAN”敏也さんと競演したいですね!
いつか実現する日を夢見て頑張ります!
国外で言えば、オジー・オズボーンのようなハードロック/へヴィメタルの伝説のような人に曲を書く、というのも実現させてみたいですね。

#2 その他いろいろ -Many Other Things-

Q5:特技
音楽以外の部分でいうとデザインや絵を描くことです。
音楽家以外にも、アートディレクターとしても活動しています。時間が取れたらゆっくりと絵を描いたりしてみたいです。

Q6:意外な一面
普段着からロックな格好ですが、たばこは吸わず、お酒もほとんど飲みません。
あと、ずっと言いませんでしたが、特別に秘密を明かしますと…、
私は、蕎麦やラーメンをすすることができません。
ですが、両利き手です。
Q7:人には言えない悪癖
言えないほどではないのですが、音楽でもデザインでも、作業中に大量の糖分を摂取している事です。
グミを何袋も食べたり、カステラや羊羹をまるまる1本食べたりしています。危険だとわかっていますが…
あと、最近よく携帯を落として壊します…ので、カバーをつけましたが、そのカバーをつけた姿がエアコンのリモコンにしか見えないと評判です。
Q8:インドア男子? アウトドア男子?
間違いなくインドア男子です。普段、曜日と時間の感覚がないくらいなので。
待ち合わせで家を出たら、時間を12時間違えていて深夜3時だったり。
出前も住所を言わなくて持って来てくれるくらい常連です。
そんな自分の唯一のアウトドア的な要素は、バイクです。

Q9:最近の気になるあれこれ
上記のようにインドア男子ですが、打ち合わせなどに出る機会が増えたので、可能な限り限り歩いて移動するということです。
「あんたの唯一のアウトドアアイテムのバイクはどうした」という事になりますが、アルバム発売前という事もあり、最近は自重しています。
歩くと、いつもの景色に意外と面白い発見があったりします。
地元の人しか行かなそうな喫茶店に入りお店の人となんとなく世間話をしたりするのが楽しいですね。

#3 アルバム『Requiem for a Scream』 -About This Album-

Q10:このタイトルにしたのはなぜ?
最初に出来た曲のタイトルであることと、このアルバム全体で世に訴えたい内容が “Requiem for a Scream”だったからです。
デザイン的に考えるとアーティスト名、タイトルともに大変に長いので良くないのかも知れませんが、譲れない部分でした。
皆様には長いために、伝えづらく、覚えづらく、お手数もおかけしてしまいますが、ご理解頂ければ幸いです。
Q11:アルバム制作の思い出
作曲作詞やレコーディング、デザイン制作はもちろん、ミュージシャンのブッキングやマネジメント、金銭的な部分まで、全て本当の意味で自分でプロデュースし、段取りを執り行った事と、その中で本当に親身になり力を貸してくれる人がいる事を知れた事。
全ての工程が大変でしたが、好きな事に全てを賭けて打ち込めた事はとても幸せでした。
そして、いま協力してくれるスタッフや、期待をもって作品を待ってくれる人がいる事、発売後にそれを気に入って喜んでくれる人がいれば、それが今生、最高の思い出となるでしょう。
Q12:レコーディング時の必需品
事前準備全体が必需品です(笑)。
できるだけ当日の時間の段取り、試したい内容、絶対録るべき事を決めて、その流れに極力沿ってやるという感じです。
あと、前述の浜田麻里さんのアルバム『Legenda』や、鏡五郎さんの『忠臣蔵 大石内蔵助』などのCDを持っていきます。

Legenda
『Legenda』
浜田麻里
忠臣蔵 大石内蔵助
『忠臣蔵 大石内蔵助』
鏡五郎
それぞれ、ご指導いただいたマスタリングエンジニアさんが手がけた作品で、スタジオ環境がわからず、違和感がある時などに聴きます。
体調チェックにも使えますね!
マスタリングの時は、スモール(小さなスピーカー)で確認する際、距離と位置を絶対に変えない様にして聴きます。
Q13:聴きどころ
私自身は創った側の人間なので、作品の全てに甲乙つけがたく思っています。
サウンドはもちろんですが、ライナノーツや大意と併せ、一つの作品として見ていただければ幸いです。
その中で、聴いていただいた人それぞれの視点で思いを重ねてもらえれば嬉しいですね!

#撮影秘話 -unknown episode-

Q14:秘話その1~ジャケット撮影~
こういう質問をしてもらえるのは、とても嬉しいですね!
私は、レコードジャケットやCDジャケットが好きなので、今回とても悩みました。
自分以外の案件を手がける時と同じように、客観的な仕事として“若井望さん”のことを考え、チームでミーティングし、デモ音や私がもつ雰囲気をチームのみんなで共有するところから始めたんです。

この写真のイメージに辿り着いたきっかけは、俳優・北大路欣也さんのある舞台の写真でした。
そこからスタイリストさんと、「衣装は現代らしい視点やアートの観点からへヴィメタルらしさを創ってみよう」ということになり、本気で格好良くやるには“本物である事”が大事ということで、最終的には、スタイリストさんが本物のオペラの衣装を取り寄せ、アンティークのアクセサリを持ってくる事になりました。

ヘアメイクも、実際にこういう写真を撮るとなると、どんなに髪が長くて多くても足りないため、相当量のウィッグをつけています。
撮影当日、チーム全員のイメージに近いあのカットを撮るために、かなりの重さの衣装+膨大なウィッグを身に着け、巨大な送風機の前で曲に合わせて一日全力で頭を振り回しました。
仕込み→メイク→撮影→チェック→ディレクションと全てに携わっているので、疲労は相当でしたが、その分出来も良く、大変気に入っています。
アナログ盤やポスターのような大きな画面だと、更にインパクトがあるので、ぜひチェックしていただきたいです。
Q15:秘話その2~MV撮影~
これも本当に運命的というか何というか…。
そもそもMVを創ろうと思った時点で予算も少なく、私以外の他の演者様をお呼びするにもスケジュールがない。
そんな事情で、ひたすら「どうしようか…」と打ち合わせを重ねていました。

なかなか決定的アイディアが出ない中、MVの酒井監督と「絵的にこういうイメージ」と見ていたのが、デトロイトにあるあの教会だったんです。
そこから、「デトロイトの都市としてのバックボーンも、アルバム全体のコンセプトと合っている。だったらここで撮るのがベストじゃないか!」となり、「若井さん一人が演者なら実現できるのでは」という話になりました。

ですが、調べてみると、デトロイトは今や全米有数の犯罪率を誇るマッドシティ。数年前には、クライムレートがなんと100点満点中1点!
加えて、スケジュールを考えると日曜日には日本を発たなくてはならないのに、その時点で金曜日…。

普通に考えれば「絶対無理だろ!」という状況でしたが、奇跡的に、飛行機にも空きがあり、精鋭スタッフ全員にビザがあり、英語に長けている人がいて、全員肝が据わっている(笑)…という必要条件が揃ったため、無事渡米となりました。

いざ着いてみると、街はいたって普通。ですが、ちょっと郊外に行くと2~3軒に1軒は廃屋で、夕方の外出は危険すぎて警察も責任がもてないという状況。
撮影した教会の周りも、ハザードがついたままの盗難車や、中身が抜かれて捨てられた財布が転がっていて、廃ビルもどこから崩れてもおかしくないという有様でした。

そんな現場で、撮影に使う道具がなければ現地ホームセンターに買いに行ったりもしました。



PVのサビで登場する廃ビルの屋上シーンは、監督はビルの際ギリギリで撮りたかったようですが、私は高所恐怖症のため、柵がある部分で許してもらいました。
というか、柵もなく、いつ崩れてもおかしくない場所なので、高所恐怖症じゃなくても無理だと思います…。

現地では、食事も移動もほぼ衣装と同じ格好でしたが、向こうの人は意外とああいうスタイルに馴染みがあるのか、日本のようにちょっと変わり者に見られる事もなく、むしろロックについて話しかけてくるのが印象的でした。
その格好のまま、ホテルの朝食で、現地のちびっこと極彩色の甘いシリアルを奪い合っていたのはここだけの秘密です。



アメリカ・デトロイト郊外。廃墟だらけの街。雨の廃教会。
荒廃した街にも、陽は昇る。私達は強く生きなければ――
改めて、そう願い、そう思いました。
ただ、演奏するだけではなく、曲のもつ“何か”を伝えるために全力で臨んだ撮影でした。
共に、“何か”を考え、感じてもらえたら嬉しいです

Q16:Vifを見ている人にメッセージ
まずはこのインタビューを見てくれたことに感謝します!
今回のCDを手にして頂き、思いを共感できれば更に嬉しいですね。
そして、またこのVifで制作秘話をお話できたらと思います。

有難うございました。今後とも、よろしくお願い致します。
若井望でした!

若井望

<プロフィール>

ギタリスト。インディーズバンドや、TAKUIのサポートギタリスト経て、元ANTHEMの森川之雄率いるTHE POWERNUDEのギタリストとして活動。2007年に脱退。五十嵐充(ex.Every Little Thing)とRUSHMORE(avex)を結成する。その後は、作曲家、音楽プロデューサーとしても活動。2009年、Fender傘下のシャーベルのデモンストレーションを勤め、2010年からはギブソンUSA傘下のKramer Guitarsと正式契約し、デモンストレーターとしても活動。石橋凌、TRFなどのアーティストフォトおよびCDジャケットなどのアートディレクターとしての側面も持つ。2014年、BLIZARD再結成に、自身がもっとも敬愛する松川RAN敏也氏に代わり、参加している。


■オフィシャルサイト
http://el-guitarrista.syncl.jp/


【リリース情報】
『Requiem for a Scream』
2014年11月26日(水)発売
(発売元:KING RECORDS NEXS)


CD
KICS-3132
¥3,000+税


【収録曲】
01. Requiem for a Scream
02. Sweet Vengeance
03. End my sorrow
04. Ready for Rock
05. Still Burning
06. Dearest Pain
07. Believing
08. the Trigger
09. Despair Caprice
10. Fight to Win
11. Requiem for a Scream