NIGHTMARE

Nightmare

移籍第2弾シングルは、メンバーが出演中のジェムケリーCMソング。大注目のニューシングル『SLEEPER』をYOMIとRUKAが語り尽くす!

昨年の結成10周年のアニバーサリーイヤーを幕張メッセ公演で華々しく締めくくり、2011年には東日本大震災支援 LIVE「publish & recover!」の実施、そしてavexへの移籍と、めまぐるしく活動を展開させ続けるNIGHTMARE。そんな彼らの移籍第2弾シングル『SLEEPER』は、現在放映中のジェムケリーCMソング。記憶に残る音と歌詞が織り成す濃密なロックナンバーをもう耳にした人も多いはず。Vifに2度目の登場となるYOMI、そして今回初登場のRUKAに、ニューシングルについて、問題発言(!?)も交えつつ、たっぷり語ってもらいました。

◆最近、想像出来ちゃう歌詞は書きたくないです(RUKA)

――YOMIさんは前回『Historical〜The highest NIGHTMARE〜』の時にお会いしたのでVifは2度目、RUKAさんは初めましてということで。早速ですが、みなさんが登場するジェムケリーのCMやっと観ました!

YOMI:あ! 観ました? 俺、まだなんです。RUKAさん観た?

RUKA:観た。

YOMI:えー! 俺、まだ観れてないよ!

――CMのイメージと曲がすごく合っているなと思ったんですが、今回のタイアップ曲「SLEEPER」はタイアップの話がきてから作った楽曲なんですか?

RUKA:いや、曲自体、作ったのはずっと前ですね。

――あまりにマッチしていたから意外! 今回、ジェムケリーのコラボジュエリーのテーマが「夢」だったので、その流れで「SLEEPER」なのかなと。

RUKA:全然全然。話が来たころには(曲は)全部できあがっていたので。実は「SLEEPER」は前のシングルに収録する予定だったんです。でも急遽、今回のシングルになって。

――ずっと前に作ったということですが、「SLEEPER」だけ完成が早かったんですか?

RUKA:今回の収録曲の中ではむしろ一番遅いです。他の2曲は去年、「SLEEPER」は今年の頭に録ったので。

――今回のシングルは、直球ではなくひと癖あるなと感じたんですが、こういう作品にしようという意図があったんですか?

RUKA:「SLEEPER」は(作った段階で)シングルになると思っていなかったせいもあるのかな。定期的に曲出しがあるんですけど、『VERMILION.』のリリースに合わせて今年の頭に曲出しした中に「VERMILION.」と「SLEEPER」があったんですよ。その段階で「VERMILION.」はシングルに、と思っていたんですけど、「SLEEPER」はまさか(シングルに)なると思ってなくて。

――それがまさかのシングルに。サビの「御伽の国のように」って歌詞がすごく印象的だったんですが、RUKAさんはこの言葉に何か意味を込めたりはしたんですか?

RUKA:んー、俺はあんまり歌詞自体に意味を持たせないんですよね。ピアノのメロディに合う言葉をはめていく感じ。今回「たとえば」って言葉だけは使おうと思っていたんですけどね。

――「たとえば」って言葉で始まる歌なんて、とても詩的だと思いますけど。

RUKA:「たとえば」って言っちゃえば何でもアリになるじゃないですか。

――え、そういう意味で!?

RUKA:うん。そもそも100曲くらい曲があってその全部に意味がある人っているんですかね。意味がない歌詞もあって良いと思うんですよ、俺は。歌詞の意味とか、適当に言うと、この前言ったことと今言ったことが違ったりするじゃないですか。だから適当なこと言いたくないんですよね。とはいえ、想像出来ちゃう歌詞は書きたくないです。とはいえ、簡単に想像出来ちゃう歌詞は書きたくないです。つまんないじゃないですか。

――確かにそうかも…。それにしても何て率直というか、素直な意見(笑)。

◆俺インタビューダメだわ! 宣伝にならない!(RUKA)

――YOMIさん、「SLEEPER」の歌詞がそういう成り行きでできたってご存知でした?

YOMI:いやー、最初に歌詞を見た時は、RUKAさんの過去のリアルな思い入れとかあるのかなーと思ってたんですけどね(笑)。俺も取材とかで聞いて「あ、そうなんだ」って(笑)。

――YOMIさんは、自分の書いた歌詞だけを歌うヴォーカリストではないですが、歌詞によって歌いやすさや、歌いづらさはあるんですか?

YOMI:自分たちは最初の頃から咲人が書いたりRUKAさんが書いたりっていうスタンスなので、特に歌いづらいっていうのはないですね。

――今回通常盤の3曲目に収録される「アイリス」もRUKAさんの作詞作曲ですよね。この曲、シングル収録曲としてはちょっと異色だと感じたんですが。

RUKA:これ本当はアルバムに入れるつもりだったんですよね。…って俺インタビューダメだわ! 宣伝にならない!

――えー!? じゃあRUKAさんは3曲目にはどんな曲を入れたかったですか? もっと明るい感じ?

RUKA:いや、もっとハードなのが入れたかったですね。例えばー…

――ジャイアニズムくらい?

RUKA:ジャイアニズムは意外とポップだしなー。「the FOOL」とか。あー、もっと1分曲作りてーな。

YOMI:おー! 良いね!

――良いですね、ハードな1分曲。「the FOOL」もライヴで盛り上がりますしね。

RUKA:でもあれ好評不評分かれるんですよね。何回もやると。

YOMI:え、そうなの?

RUKA:うん。

――「アイリス」はシングルっていう見方をするとすごくディープですしね。

RUKA:あー…暗いの好きなんですよね…。

YOMI:…あれーまた暗い話に…やばいですね(笑)。

――やばいです(笑)。

YOMI:病んでるわけじゃないんですよ。暗いのが好きなんです(笑)。

――(笑)。気を取り直して、YOMIさんは今回のシングルで好きなフレーズとか、新鮮に感じたフレーズはありましたか?

YOMI:「SLEEPER」の一番最後のところ。すごく好きなんです! 終わり方が大好き! いつも曲の中でサビが一番良いなって思うんですけどね。「SLEEPER」はサビもパンチ力があっていいんですけど、最後が特に良いんですよ。そこが俺の中では一番新しかったですね。

――歌っていてグッと来た感じ?

YOMI:そうですね。グッときました。

――2曲目の咲人さんの曲「Star Spangled Breaker」の第一印象は?

RUKA:メロコア、かな。

YOMI:俺は、明るいなっていうのが一番印象としては強かったですね。実は歌詞が変わったんですよ、これ。最初もっと暗い感じだったんですけど、一度レコーディングした後で咲人が書き直して、録り直したんです。でも自分的には書き直した後のテイクの方が曲に合った歌い方ができたかなと。1回目よりも柔らかくなっていて良かったです。

――今回、シングルの収録曲もそうですが、PVもかなり対照的な仕上がりですよね。

RUKA:PVは作曲者がイメージを考えてるんで、「SLEEPER」は俺が考えました。

――全体的に重厚な感じですが、今回のPVに絶対入れたかったものはあるんですか?

RUKA:第三者ですね。踊っている人を入れたいと思ってたので。

――「SLEEPER」ももちろんなんですが、「Star Spangled Breaker」がYouTubeのavex公式チャンネルに公開されたとき、ファンの方が「可愛い!」って盛りあがってましたよ。

YOMI:あそこまで楽しそうなPVってNIGHTMAREではあんまりないですもんね(笑)。

――前作のカップリングの「ByeBye」のPVは可愛いというよりインパクトがありましたしね。

YOMI:そうそう、ちょっと不思議な感じでね。

――なので今回こうきたか! と。

YOMI:ライヴに近い感覚でできたかもしれないです。そこまでカメラを意識することもなく。結構自然な感じで。

――私個人的にはRUKAさんのメガネに目が行きましたが。

RUKA:お、そうですか。「ナヅキ」のPVでもかけてたけど、それ以来かなー。レーシックやってからめっきりかけなくなって。

YOMI:レーシック、俺もやりたい。

――YOMIさん、目が悪いんでしたっけ?

YOMI:超悪いっす! しかも乱視が入ってて。やりたいんですけどね。ちょっと怖いなー。

――ではこの夏はレーシックデビューということで。…また話が脱線しましたが(笑)。PVでこういう世界観を出してみたいという野望はないんですか?

RUKA:自分たちの場合、音ありきで映像ありきじゃないからな。

――いつもの制作工程は、楽曲を作り上げてそれを映像でどう表現するか、なんですね。

RUKA:そうですね。

YOMI:あえて言うなら雨の中とかで撮りたいですね。やるかはわからないですけど。

――いいじゃないですか、一人ずぶ濡れとか。

YOMI:(笑)!