特集-Special Feature-

DAIGO

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等身大の“DAIGO”が映し出されたソロ1stシングル『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』。新たな第一歩を踏み出したDAIGOが、今、伝えたい思いとは。

昨年BREAKERZがデビュー5周年を迎えたことを機に、今年4月からメンバーそれぞれがソロ活動をスタートしている中、ヴォーカリストDAIGOがついに1stシングル『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』をリリースする。DAIGO☆STARDUSTとして2003年にデビューしていた彼だが、今作は“DAIGO”名義での初作品。全収録曲において「今だからこそ歌えた」というDAIGOの胸の内とは。今作に込めた思いを語ってもらった。

◆ちゃんと一人の男として見てもらえるような仕上がりにしたかった

――今作はソロの1stシングルということで、1枚の作品として何かテーマを決めて制作に臨んだのでしょうか?

DAIGO:1枚というよりも、どういう楽曲でスタートを切ろうかなという考えで始まりましたね。

――ソロではこんな“DAIGO像”を見せたい、というものがあったのでしょうか?

DAIGO:メンバーみんなそうなんですけど、やっぱりBREAKERZというバンドありきのプロジェクトなんです。そういう中でバンドサウンドはBREAKERZでやってきたし満足している部分もあるので、逆にBREAKERZではできない世界観みたいなものを打ち出していくというのもおもしろいんじゃないかなと思って。それが一つのテーマでしたね。

――「いつも抱きしめて」はまさにバンドサウンドとは異なるミディアムナンバーで、こういうタイプの楽曲がソロの1stというのは意外でした。

DAIGO:第一歩として踏み出していくのにどういう曲がふさわしいかなと思って色々と曲を書いていた中で、4月くらいかな、この曲ができたんです。原点に戻って、良いメロディで思いを乗せて届けたいなっていう、シンプルな感情が生まれて、この曲はまさにそういう曲になっているので選びました。

――制作は順調でしたか?

DAIGO:結構大変で、試行錯誤しましたね。納得いく歌が録れなくて何回も歌いました。音の数が多いわけではないし勢いで押せる曲でもないから、そういう意味ではニュアンスだったり歌う時の声質で、いろんな表現ができちゃう曲なんです。でも優しく歌うと優しすぎちゃって…やっぱり優しいだけの男は良い人止まりで終わっちゃうでしょ? あとは寂しい時だけ連絡が来たりとか(笑)。そういう良い人止まりは嫌だから、優しい曲だけど優しいだけじゃない、ちゃんと一人の男として見てもらえるような仕上がりにしたかったので、結構こだわりましたね。本当にこれだけ歌ったことあるかなっていうくらい歌った曲です。

――ラブソングですが、見方を変えるとファンのみなさんへのメッセージソングにも思えました。

DAIGO:自分が人生という旅を生きてきて、それは一人だけの旅じゃなくて、その時その時の仲間や支えてくれた人だったり恋愛だったり、色々あったなと思って。そういうみんなで歩いてきた時間があったからこそ今があると思うし、思い出のワンシーンも自分の中で大切な宝物のようなものです。そういうものを大切にしていきたいなという思いがあって書きました。

――ちなみに、歌詞に〈ピンクの花〉というフレーズが出てきますが、これはピンク以外ではだめでしたか?

DAIGO:桜のような華やかなイメージなんですよね。一緒にいるだけでそこが一年中桜が咲いているような華やかな気分になれるっていう意味で。まぁ、オレンジとかエメラルドグリーンだったら単純に字数が合わないんで(笑)。

――そうですね(笑)。

DAIGO:でも、最初からそこはピンクでしたね。

◆ハタチの頃には書けなかったような歌詞になった

――DAIGO☆STARDUST時代とBREAKERZと今作とでは、制作行程に違いはありますか?

DAIGO:今回アレンジをしてくれた二人が、DAIGO☆STARDUST時代に一緒にやっていた人なんです。だからなんか、“戻った”みたいな感覚でしたね。だけど、僕も含めてみんな成長して、また一緒に音楽を作っているというのが、すごく嬉しい作業でした。BREAKERZの時もそうですけど、そういうパートナーみたいな人がいて自分の音楽を作ることができているんですよね。

――アレンジャーのお二人とは、DAIGO☆STARDUST時代以来の再会だったんですか?

DAIGO:ちょくちょく会ってはいたんですけどね。ちゃんと音楽で繋がるというのは久しぶりのことでした。新たな第一歩をこういう形で一緒にやれて、すごく良かったなと思いますね。

――BREAKERZとソロで意識的に変えた部分はありますか?

DAIGO:「いつも抱きしめて」は単純にこういうサウンドの楽曲を今までの僕の人生でシングルで出したことがなかったんです。どこかしらにエレキギターが入っていたりとか。だけど、今回はエレキも入ってなく、サウンドとして今までにないようなちょっと優しい、でも壮大なというイメージがありました。

――サウンド的なこだわりや聴きどころを教えてください。

DAIGO:何回聴いても心地よく聴けるんじゃないかなと思います。もちろん僕はロックをやってきて、ロックが大好きな男なんですけど、こういうDAIGOもいいなと思ってもらえるような、どこでも何回でも聴けるようなサウンドに仕上がったと思いますね。

――「無限∞REBIRTH」はDAIGOさんらしい疾走感溢れる曲ですね。

DAIGO:勢いがあって、BREAKERZを好きでいてくれる人はDAIGOっぽい曲だなと思う人もいるかもしれないですね。でもキーボードの音色だったり絶妙な感じで勢いを出しているので、がっつりロックチューンという感じでもないんです。新しい8ビートの勢いのある楽曲になったなと思います。

――こちらの歌詞はDAIGOさんらしい前向きなメッセージソングですが、これも見方を変えるとバンドの現状を歌っているようにも感じました。

DAIGO:CMでカードゲーム「ヴァンガード」のイメージキャラクターをずっとやっていて、今回アニメのオープニングができるということで、「ヴァンガード」の世界観を意識しながら、どう自分の魂を入れていくかという作業でした。伝えたいのは“何回でも生まれ変われる、一回二回で諦めるんじゃなくて何回でもやり直せる”ということですね。カードゲームもそうだし人生もそうだなと、自分自身生きてきてそう思った部分はあります。通ずるものがあるなと思って、そういうテーマで書きました。

――DAIGOさんの人生経験が反映されているということですね。

DAIGO:そうですね。自分も35歳になって、四捨五入しちゃえばアラフォーという世代になりまして。僕自身はそういう意識はないんですけどね。個人的にはまだハタチくらいな気持ち。でもそれもよくないなと思って。いろんな経験をしてきて、今の自分だからこそ書ける歌詞もあるんじゃないかなと。ハタチの頃には書けなかったような歌詞になったと思います。書けなかったというより、例えばこの曲をハタチの時に歌ったとしても自分の言葉としてちゃんと歌えなかったんじゃないかなと思うんです。今だからこそ、自分の中でもちゃんと受け止めながら歌詞を書いて歌えたなという感じはあります。

◆より多くの人に愛されたい

――通常盤のみ収録される「デイジー 〜2013 version〜」はDAIGO☆STARDUSTとして2004年7月にリリースされた楽曲のリアレンジなんですよね。今回収録しようと思ったのはなぜですか?

DAIGO:DAIGO☆STARDUSTが7月に2回だけライブで復活する(7月12日、26日渋谷公会堂)ということで、せっかくなのでその時代の曲をリアレンジして歌ってみてもいいよね、という話になって。「デイジー」は昔から評判が良かった曲なんです。と言っても、すごくミニマムな世界の話なんですけど(笑)。この曲も今の自分が歌うことによって、当時の歌詞とかをより深く理解して歌えるんじゃないかなという思いがあって、この曲にしました。

――9年前の音源を今回改めて聴いてみていかがでしたか?

DAIGO:曲はやっぱり良い曲でしたよ。歌はどうか知らないですけどね(笑)。

――歌うのはいつぶりだったんですか?

DAIGO:何回かファンイベントとかで歌ってはいたんですよね。その時にも曲が色褪せてない感じがあったんですよ。今回改めてアレンジして水をあげたら今の「デイジー」が咲いたような、そんな仕上がりになったので、すごく満足していますし懐かしく思いながら歌いました。

――9年前の音源も聴きましたが、今の方が圧倒的に歌声に温かさと深みが増しているなと思いました。

DAIGO:そう言ってもらえると嬉しいですね。当時も一生懸命歌っていたんですけど、あの頃にしか歌えない「デイジー」もあったし今だからこそ歌える「デイジー」もあって、今の僕が歌う「デイジー」を自分なりに表現できたと思います。でもあの頃は余裕もなかったですから。今もめちゃくちゃあるわけじゃないですけど。これまでやってきた色々な方法や知識や経験で、あの頃とは違う多少の余裕を感じながら作業ができているという部分もあるかもしれないですね。昔は、レコーディングも1日とってそこで歌入れをビシッと決めなかったら、声の調子が悪かろうがそれは自分の責任になる。それで最初の方で力んじゃったり。今はありがたいことに、しようと思えば歌い直すことができる。良い制作環境の中でできているので、そういうのもあるんでしょうね。あと単純に9年、10年歌ってきて、成長できた部分もあったのかもしれないですしね。

――この曲は歌詞中の〈デイジー〉の読みが〈しろい花〉ですよね。

DAIGO:字数でしょうね(笑)。

――「いつも抱きしめて」の〈ピンクの花〉となんとなくリンクしている感じもありますね。

DAIGO:それは本当になんとなくだと思います(笑)。でも、巡り合わせがあったのかもしれないですね。

――ところで、AKIHIDEさん、SHINPEIさんのソロプロジェクトの楽曲は聴きましたか?

DAIGO:もちろん聴いていますよ。すごくがんばって作っていて自分の世界観を出しているなと思います。俺もがんばらなきゃなという気分になれて、すごく良いことだなと感じています。

――では最後に、今後の“DAIGO”としての展望と、BREAKERZとしての活動再開を楽しみにしている方たちへメッセージをお願いします。

DAIGO:35歳になって改めてスタートするという意味では、これまで僕の歌を聴いてくれている人たちはもちろん、これから新しく聴いてくれる人にも広がったらいいな、いろんなDAIGOを感じてくれたらなという思いでやっているので、楽しみにしていてください。BREAKERZに関しては、各々パワーアップして、BREAKERZ号というマシーンからちょっと離れているからこそ客観的に見られる部分もあるので「あ、ここちょっと色剥げてたな」とか「こういう色に塗り直そうかな」とか、改めて気付けることもあると思うんです。確実にバンドのためのソロ期間だと三人とも思っているし、またその時は一緒に盛り上がって限界をみんなでぶっ壊していけるようなバンドとして、リスタートしたいなと思っています。とりあえずまずはね、35歳だから…もう残りが少ないでしょ。

――え(笑)!? まだまだ長いですよ。

DAIGO:いやいや、危ないじゃん。今、おじさんとの境い目にいるから。周りの人から、まだおじさんっぽい感じではないって言われるんですけど。今の間にもうちょっとね、なんかこう…モテたいというか。より多くの人に愛されたい。抱きしめられたい。そういう感じです(笑)。

(文・金多賀歩美)

DAIGO

<プロフィール>

2003年、DAIGO☆STARDUSTとしてメジャーデビュー。2007年7月、BREAKERZのヴォーカリストとしてアルバム『BREAKERZ』でデビュー。2008年7月リリースの1stシングル『SUMMER PARTY/LAST EMOTION』から、シングル14作連続オリコンチャート10位以内にラインクイン。また、2009年7月には初の日本武道館公演をソールドアウトさせ、昨年までに4度の武道館公演を成功に収めてきた。BREAKERZデビュー5周年を経て、2013年よりソロ活動をスタート。7月12日、26日に二夜限りのDAIGO☆STARDUSTとしてのライブを開催。7月31日、“DAIGO”名義初となるシングル『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』をリリースする。


■オフィシャルサイト
http://daigo-official.net


【CDデータ】
『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』
2013年7月31日(水)発売
(ZAIN RECORDS)
BREAKERZのヴォーカリスト、DAIGOのソロ1stシングル。BREAKERZとは違うDAIGOの魅力が詰まった作品。「無限∞REBIRTH」はTVアニメ「カード ファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編」オープニングテーマ。

『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』初回限定盤A
初回限定盤A
(CD+DVD)
ZACL-6027
¥1,680(tax in)
『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』初回限定盤B
初回限定盤B
(CD+DVD)
ZACL-6028
¥1,680(tax in)
『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』通常盤
通常盤
(CD)
ZACL-4043
¥1,260(tax in)


【収録曲】
初回限定盤A
[CD]
1. いつも抱きしめて
2. 無限∞REBIRTH
[DVD]
「いつも抱きしめて」Music Clip+Music Clip off shot
封入特典:3種連動特典応募シリアルナンバー

初回限定盤B
[CD]
1. 無限∞REBIRTH
2. いつも抱きしめて
[DVD]
「無限∞REBIRTH」Music Clip+Music Clip off shot
封入特典:「カードファイト!! ヴァンガード」PRカード1枚
封入特典:3種連動特典応募シリアルナンバー

通常盤
[CD]
1. いつも抱きしめて
2. 無限∞REBIRTH
3. デイジー 〜2013 version〜
初回生産分のみ封入特典:DAIGOビジュアルカード(全3種/ランダム封入)
初回生産分のみ封入特典:3種連動特典応募シリアルナンバー