インタビュー

yuya(Develop One's Faculties)×K

yuya(Develop One’s Faculties)×K

yuya(Develop One’s Faculties)×K(ex.BORN)、ギタリストからギターヴォーカルへと華麗なる転身を遂げた二人のスペシャル初対談!

yuya(Develop One’s Faculties)とK(ex.BORN)が初めて顔を合わせたのは数年前。しかし、きちんと向き合って話をするのは意外にもこの対談が初めてだという。バンドとソロという違いはあれど、いずれもギタリストからギターヴォーカルへと転身し、同じフィールドでメインコンポーザーとしてそれぞれの個性を存分に発揮した音楽を作り続けている。ステージのセンターに立つ二人ならではの共通点、そして全く異なるバックグラウンドが次々と明らかになった今回の対談。いよいよ9月3日からはイベントツアー「ZEAL LINK TOUR NEXT 2017」のステージで相見える二人に、そのパーソナリティについて、そして音楽について、じっくりと話を聞いた。

◆音楽が入ってくると言うより、yuya君という存在が入ってくる(K)

――まず、お二人の出会いから教えてください。

yuya:俺がKさんに初めて会ったのは、前のバンド(cocklobin)がBORNと一緒にイベントツアーを回った時でした。

K:そこから何年も経って、去年の11月にSoanプロジェクトで対バンした時にDのRuizaさんを通してきちんと紹介してもらったんですよね。

yuya:そうです。でも、ちゃんとお話するのは今日が初めてで(笑)。お互いのことを何も知らないのですごく楽しみにしていました。この前、レイヴのnisaに「今度Kさんと対談するんでしょ? Kさんも楽しみにしていると思うよ。あと、取材の前にKさんと飲んで来たほうがいいよ」と言われて。「酒を飲んで取材したら色々大変だよ」と返したんですけど(笑)。

――yuyaさんはテキーラを召し上がるという噂を耳にしました。

yuya:俺はレモンサワーしか飲みませんから(笑)!

K:(笑)。俺がyuya君の噂を初めて聞いたのはBORNのサポートベースの美央からだったんです。「名古屋に元cocklobinの友達がいるんだけど、ピックじゃなく手でバチバチ弾くんだよ」って言うから「すげえ! そんなギタリストがいるの?」という話をして。そうしたら今度は同じ事務所のNAOKIさんから「歌を歌って、ギターを手で弾くやつがいる」という話を聞いたんです。そこからDevelop One’s Faculties (以下、DOF)というバンドに以前何度かお話させていただいた元the Pumpkin Headのruiさんがいると知って、全部が繋がったんですよ。去年DOFと初めて対バンして「なるほど、すごく異質なことをやっているな」と思いました。SEなしで出て行くし、まさに噂で聞いていた通りという感じで。

yuya:よく、初めてお会いした方から「噂はかねがね…」と言っていただくんです(笑)。

――yuyaさんは、なぜそういうプレイスタイルを選んだんですか?

yuya:俺は元々普通にギターを弾いていたんですけど、世界一上手くなりたいと思ってて。でも、ジャズやフュージョンでインストゥルメンタルをやりながら、いろんな外国人のギタープレイに触れる中で、「これは無理だ」と。でも、どうしても諦めきれなくて、絶対にどこかでトップを取りたいと思った時に考えたのが、「まずピックを捨てよう」ということだったんです。

K:すごい発想!

yuya:ピックなしで様々なスタイルを演奏する人ってあまりいないから、ライバルが減るじゃないですか。それにピックを持っていると使える指は実質4本ですけど、捨てると5本になるわけです。最初のうちは、ピックがあったほうがいいと思っていたんですけど、半年ぐらいしたら5本の指が使えるメリットがデメリットを上回ったんです。そのときに、これでトップを取ろうと思って。

K:歌はどうして始めたんですか?

yuya:外国人のギタリストにはまだまだとんでもないのがいるんですよ。でも、歌を歌いながらバシバシ弾く人はあんまりいないだろうと思って始めました。

K:じゃあDOFを結成するときから、ギターヴォーカルをやろうと思っていたんですか?

yuya:最初は誰かに歌ってもらおうと思ったんです。でも、自分の理想としている声の人がいなかったから、もう俺が歌おうと思って(笑)。

――yuyaさんはパートの表記は「ギターヴォーカル」ではなく「Asserter」(表現者)ですよね。

yuya:表記をギターヴォーカルにしていないのは、いろんなことをやりたいからなんです。“ギターとヴォーカルの人”だって思われるのは嫌だなと思って。

K:ということは、ヴォーカルとギター以外にも何かやろうと思っているんですか?

yuya:ライブによっては、民族楽器のカズーも演奏します。最近はテルミンを使おうかなとも思っていて。あまり縛られずに色々やりたいんです。

K:すごいなぁ。よく先輩たちから酒の場で「お前は何かもっと目立つ面白いことをやったほうがいいんじゃない?」なんて言われますけど、それを現実化できているタイプですね。「ピック捨てればいいじゃん」「何言ってんですか(笑)」なんてやり取り、ありそうですもん。それを本気でやるっていうのがすごい。

――技術的な面や表現をする上で苦労したことはありましたか?

yuya:正直あまり苦労はなかったですね(笑)。

K:自分の初ライブの映像を見ても、それなりにできているなと思いました?

yuya:煽りはすげーダサいなって思ったりはしたんですけど、演奏の面は割とちゃんとしていたような気はしていますね。

K:yuya君は歌ったことによる敗北感はなかったんですね。俺はライブ後に改めて映像を見て「誰だこいつは!」と思ったんですよ(笑)。喉の筋肉が全く出来上がっていないからフラットしまくって、出したい音に全然届いていない部分があったりして。何とかしなきゃと思って、今も階段を上っている途中です。

yuya:俺は元々歌うことが好きだったんです。だから唄を歌ったりはよくしていて、それがなかったらすごく苦労していたとは思いますね。俺がKさんのライブを見て敗北感を感じたのはステージングの部分。これは俺にはできないなと思いました。俺は正直全くステージングに魅力を感じていなくて、cocklobinの頃も自分の立ち方を決めたら、あまり動かずにただ黙々と演奏する人でいいと思っていたんです。でも、DOFをやるようになってから、うちのメンバーがすごくカッコ良く動いているのに触発されて、ステージングも自分を見つけたいなーって思うようになって。そこの面ではめちゃくちゃ苦労しましたし、1stライブの俺のステージングは最高にダサかったなとは思います(笑)。

――ギタリストからセンターという同じ道のりでも、こんなにも違うものなんですね。

K:二人とも根本にある「何でもやってみよう」という姿勢は似ているんですけど、違う部分が色々ありましたね。俺は初めてステージを見たときに、「この人は、これまでものすごくギターを弾いてきたんだろうな」と思ったんです。音楽が入ってくると言うより、yuya君という存在が入ってくるという感覚のほうが強かった。

yuya:10代の頃は友達からの遊びの誘いを基本全部断って、家でずっとギターを弾いていたんです。友達が遊びに来ても俺はずっとギターを弾いていて、1日最低でも8時間は触っていました。でも不思議と最近は全くギターを弾かないんです。よく、「ものすごい量の練習をしているんでしょう?」って言われるんですけど、家では基本一切ギターを触らないし、作業や仕事のとき以外は触りたくないって思うようになっていて。何でなんだろうと思って先輩に相談したら、「お前はきっともう一生分の練習をしたんだよ」って言われたんです。そんな事考えた事なくて、でもそう言われてみると、確かに一生分の練習を10代でやったって言えるぐらいあの頃は全てを犠牲にして練習していたなって。もちろん、もっと高みを目指して練習したほうがいいとは思うんですけど、自分の中で表現したい事ができて、その時壁にぶち当たったらやろうっていう感覚ですね。

K:短い期間に濃縮して駆け抜けたんでしょうね。yuya君が音楽を始めたきっかけは何だったんですか?

yuya:俺がギターをちゃんとやろうと思ったのはリッチー・コッツェンがきっかけなんです。リッチー・コッツェンモデルのギターを買ってから、ちゃんとギターを弾くようになりました。それまでは全然弾けないから曲を作るためにパワーコードだけ弾いたりしていて。

K:そこからヴィジュアル系に?

yuya:ヴィジュアル系バンドは、俺は15歳の頃に少しやっていて。その時は歌を歌っていたんですけど、それがバンドを始めるきっかけになりました。

――Kさんは最初に買ったギターは何でした?

K:俺は、『バンドやろうぜ!』の通販で買ったPhotogenicかな(笑)。

yuya:俺も島村楽器で8000円ぐらいの白のストラトを買いました!

――どちらもキュンとくるチョイスですね。

yuya:そうですよね。PhotogenicとかLegendとかBUSKER’Sとかね(笑)。Kさんは、バンドを始めるきっかけは何だったんですか?

K:家族が色々聴いていたんですよ。それにJ-POP全盛期に育ったから、ヴィジュアル系も小室ファミリーもビーイング系もヒットチャートに入っているような時代で。楽器を弾くようになったのは、XのHIDEさんが亡くなった時に見た番組がきっかけだったんですけど、ギターを持ってしばらくしたら「ネックが長いほうがカッコ良くないか?」と思うようになって(笑)。それに、コードを弾いて歌うほうが好きだったし、性格的にも前に出るヴォーカルやギタリストよりベーシストが向いているなと思ったんです。そこから俺はずっとベースヒーローになりたかったんですよ。そうしたら、猟牙(ex.BORN)と出会って、いきなり「お前ギター弾けよ」と言われて(笑)。

yuya:今までベースをやってきたのに!?

K:そうなんです(笑)。俺の音楽人生は不思議で、そこから10年ぐらいBORNでギタリストをやって、解散するからどうしようかなと思った時に事務所の後押しもあってセンターをやることになったんです。

yuya:ギタリストとして影響を受けたのはHIDEさんということですけど、プレイの面でもやっぱりHIDEさんの影響が一番強いんですか?

K:いや、ベーシストだった頃はJさんのスタイルにすごく影響されたけど、ギタリストになったときには教科書があまりなくて。だからそのときは、“自分”になろうと思ったんです。

yuya:カッコいい…!

K:ギターを持ってからは音楽人生が良い方向に回るようになって、結果的に良かったかもしれないですね。ベースのままだったら「あぁ、あの人が好きなんですね」という人になっちゃっていたかもしれないな。

◆KさんみたいにRECは自分でやって、その後の作業は他の人に任せるのがミュージシャンのあるべき姿(yuya)

yuya:最近聴いている音楽はありますか?

K:俺、昔はLINKIN PARKとかSlipknotを聴きまくっていたんですけど、自分が歌うようになってから、あまり英語の歌を聴かなくなっちゃったんですよ。

yuya:一緒です(笑)。俺も「洋楽のほうが上! 洋楽最高!」みたいな典型的なキッズで邦楽を一切聴かなかったんです。LINKIN PARKやSlipknotを聴いたときには、音楽はこれだろう!と(笑)。それで実家の2階でSlipknotの「People = Shit」を爆音で流して歌っていたら、おばあちゃんが「あの子は何かに憑り付かれてる! 警察を呼ぶ!」と言う騒ぎになって(笑)。

K:身内に警察を呼ばれるって新しいですね。しかも歌うような曲じゃないし(笑)。

yuya:ですよね(笑)。当時はポップスを聴くにしても、J-POPはダメだ!と思っていたんです。でもDOFになって歌うようになってからは圧倒的に邦楽を聴いていますね。そしてあの頃の自分を殴ってやりたいと思うぐらい、今J-ROCKが大好きです(笑)。

K:多分、今までは鳴っている音を聴いてきたんですよ。でも歌を意識するようになってからは言いたいことが刺されば刺さるほど、感動するようになった。今まで「ヒットチャートのトップにいるような歌なんて」と思ってロックをやってきましたけど、最近は「ももクロはいい曲が多いな」と思ったり(笑)。

yuya:自分が否定していたものを歌うようになると、良さに気づきますよね。自分は歌詞を重要視しているかと言われると、歌詞がない曲を歌っている時点でそういうヴォーカリストではないのかなって。でも、どれだけハートに届くかという部分をすごく重要視していて、歌詞がハートに届くのか、音楽が刺さるのか、声が刺さるのか…全部がないと刺さらないかもしれないですけど、それでどれだけ刺さる音楽をやっているか、という部分で結構感情的なものが好きです。歌詞って一番意識がいくんですよね。特に日本人の場合はそういう傾向が強いと思っていて、歌詞にフォーカスを当てて音楽を聴く人が多い気がする。だからそうならないようにするために、あえて歌詞を外して、インストゥルメンタルとして聴いてほしいと思う曲は歌詞を飛ばしています。不思議と歌詞がないと人は音楽をトータルで聴くんですよね。

――それゆえにyuyaさんは歌詞に岡田語(歌詞に用いられるyuya氏オリジナルの言葉)を使っているんですね。

yuya:そうです。岡田語は完全に響き重視で、自分の声をヴァイオリンだと思っているんですよ。インストゥルメンタルはヴァイオリン旋律になることが多いじゃないですか。岡田語はそういう位置付けなんです。

――Kさんは、歌詞に対してどう向き合っているんですか?

K:俺はそもそもそういう発想がなくて、「歌詞というのは必ずあるものだ」と思っていたんですよね。

yuya:あ、歌詞に関しては俺がイレギュラーなだけなので安心してください(笑)。Kさんは歌詞を書くとき、1曲どのぐらいで書くんですか?

K:最後の微調整で時間はかかるけど、1時間あればバーッと書いちゃいます。

yuya:すごい!

K:でもとりあえず土台を作って、そこから悩んで1行にすごく時間をかけたりしますね。集中力がないのは自分でわかっているから、締め切りが日曜日だったら前の月曜日にベーシックを終わらせて、1行ずつやっていく感じ。

――Kさんは早め早めの人ですよね。

K:計画性はあるタイプなんです。

yuya:俺は夏休みの宿題をギリギリにやるタイプでした。

K:ヴォーカリストタイプですね(笑)。でも、バンドが始まる前にミックスとマスタリングの学校に行って卒業するっていう計画性もあるのがすごい。yuya君は1曲をどのくらいで書くんですか?

yuya:長いですよ(笑)。多分Kさんも一緒だと思うんですけど、ギタリストだった頃は歌詞を書く機会がほとんどなかったじゃないですか。

K:そうですね。BORNの後期で俺も書いたけど、100曲弱の中の5~6曲でした。

yuya:俺は、ちゃんと歌詞を書いたのはDOFが初めてだったから、最初は苦痛でしかなかったんです。今は違うんですけど、当時は本当に歌詞を書くことが嫌だった。でも自分なりのプライドがあって、他のメンバーが歌詞を書くのは嫌で。声を発するのが自分なのであれば、自分が綴った言葉じゃないと響かないだろうと俺は思っていて。「絶対に自分が書く!」という気持ちと「でも面倒くさい」という矛盾と戦っていました。でも最近になってやっと、歌詞を書くのは楽しいなと思えるようになってきたんです。

K:こうやって段々ヴォーカリストの気持ちが理解できてくるんですよね。当時は「歌詞、早く書けばいいのに」って思っていたけど、センターはノッていないとできないから、書きたくないときは書けないんですよ。

yuya:間違いないですね。俺はベーシックを組むのも1時間では組めなくて、5~6時間かかるんです。だから極力、岡田語を使いたいな、というところはあるんですけど(笑)。

――岡田語は万能ですね。

yuya:でも本当に歌詞が全くないバンドだと、ヴォーカルのパワーがなくなりますからね。ちなみに2016年に出した『正常とは』という3曲入りのシングルは、歌詞がある曲が1曲だけでした(笑)。でもこれはこれで正解だと思ったから良かったんですけど。

K:多分、yuya君の中ではドラマが曲で完結しているんでしょうね。俺はさっき言ったように、当たり前のように歌詞があるものだと思っているからメロディーが入る隙間を作ってデモを作っちゃうけど、yuya君の場合は、アンサンブルで完結しているのかなと思って。yuya君は、DOFの曲を全部書いているんですよね?

yuya:そうですね。俺はデモの段階でラフマスタリングまでやってからメンバーに投げるんですけど、メインコンポーザーとしてメンバーに「今回もすごいな」と思ってもらいたいという気持ちがあるから手は抜きたくないんです。だから割とギターもベースもドラムも作り込みます。悪く言えばこだわりすぎなんですけどね。メンバーには、それを聴いた上で良いと思ったところはそのまま使ってもらって、変えたいところはガンガン変えてもらいたいんです。

K:「絶対にそのままやってくれ」というタイプではないんですね。

yuya:そう思われがちなんですけど、全然変えていいよと伝えています。嘘偽りなく言えば、ファンの子に聴いてもらう瞬間もすごく幸せだしワクワクしているけど、デモをメンバーに聴かせる瞬間が一番幸せなんです。

K:曲を聴いて一番近くにいる人間のテンションが上がるかどうかって大切ですよね。

yuya:そうなんです。それを良いと思わなかったら、レコーディングの取り組み方も変わるだろうし、それを聴くお客さんの感じも変わってくるだろうから。トータルで考えて、やっぱりメンバーに聴かせる瞬間が一番大切だなと思って。

――メインコンポーザーとして曲と歌詞を全て書き、さらにラフマスタリングまでするというのは大変ですね。

yuya:大変ですね。REC、ミックス、マスタリングまで全部やるんですけど、正直面倒くさいので、やらなくていいならやりたくないです(笑)。やっぱりバンドは大変ですよね。でも、大変の先に嬉しいことがあるから、そのために頑張れる気がします。

K:全部が4倍、5倍ですよね。嬉しいことも、最悪なことも(笑)。

――バンドはどういう面で大変なんでしょう?

yuya:全部です(即答)!

K:個性が強い人間が4~5人集まるから色々大変で、今振り返るとタイトルを一つ決めるのに何であんなに時間がかかっていたんだろうと思いますよ。それにしても、普通はミックスとマスタリングは外注にするのに何で自分でやっているんですか?

yuya:俺がバンドを結成した頃、お金関係で解散するバンドがすごく多かったんです。金銭があれば続けられたのに解散なんてすごく悔しいじゃないですか。だからお金がかからないように、俺が何とかしようと思って色々考えたんです。活動の中で1番お金がかかるのはCDを作ることだから、じゃあREC、ミックス、マスタリングにかかるお金を解決すればいいなと。それで、先行投資だと思ってミックスとマスタリングの学校に行ったんです。

K:すごい! 俺はレコーディングまでは自分でやって、そこからのミックスやマスタリングは、マニピュレーターのDAICHIさん(DAICHI YOKOTA氏)と二人でやっていますよ。

yuya:KさんみたいにRECは自分でやって、その後の作業は他の人に任せるというのがミュージシャンのあるべき姿だと俺は思います。学校を出て思ったんですけど、ミュージシャンはその時間があったら、楽曲を作ったり自分のパートを練習したりしたほうが将来の自分に繋がる。その人の将来は生かすも殺すも、本当にそこで決まると思うんです。

K:BORN時代に真さん(ex.Kagrra,)がミックスまでやってくれていたんですけど、全く同じことを言っていました。俺が真さんに「ソフトは何を使っているんですか?」って聞いたら、「お前はこういうことはできなくていいんだよ。そのために俺たちがいるんだから」って言われて。アーティストは0を1にすることが仕事だから、その時間があったらギターを弾いて曲を生めと。アーティストはそれができなくなったら、裏方になってしまうからって言われたんですよね。

yuya:まさにその通りだと思います。

――今回の初の対談ですが、お二人の色々な面を発見できた気がします。

K:うん。共通点もありましたし。

yuya:今日を通してKさんと仲良くなれそうで嬉しいです。

――お二人が参加する「ZEAL LINK TOUR NEXT 2017」では、どこかで飲みに行ったりするんでしょうか?

K:そうですね。yuya君が飲むのはもちろんテキーラ系…

yuya:やめてください! レモンサワーしか飲まないです(笑)! でも最近本当にガッツリ飲むと本当にきつくて、お酒を仲間とか先輩と飲むのは好きなので、飲むには飲むけど…っていう感じなんですよ。

K:俺もそう。色々聞いて刺激をもらえるんですけど、飲み過ぎて朝方帰って寝るときの敗北感が…。

yuya:明日起きたらヤバいんだろうなって思いますよね(笑)。

K:そう。その時間があれば曲が作れたと思ってしまって。なので、最初から「今日は朝まで飲むぞ」というよりも、話し込んで気付けば終電がない、という方がいい。

yuya:同じくです! Kさん今度是非一緒に飲みに行きましょう。

K:そうだね。この二人だったら「今日は終電でちゃんと終わろう」って言って普通に喋る感じだろうし(笑)。

yuya:そうですね。そういう綺麗なパターンだと思います。俺は基本サシ飲みが一番好きなので。

K:一緒。

yuya:大人数で飲むのはあんまり得意じゃないんです。

K:超一緒。

――さらに共通項が(笑)。

K:どんどん出てきますね(笑)。yuya君はライブの前日にも飲んだりするんですか?

yuya:飲む事もありますね。でもヴォーカルの方って、ネブライザー(吸引器)を使ったり、ケアしたり、病院に行って薬をもらったりするような、まさにヴォーカリストの鑑!という方が多いじゃないですか。素敵だと思うんですけど、俺はそういう人のほうが喉を潰しやすいんじゃないかと思うんです。すごくストイックだからこそ、自分の喉がちょっとおかしいと思ったら、その「おかしいかも?」という気持ちが脳に先行するというか。「病は気から」じゃないですけどね。俺はバンドをやり始めてから、今の所幸いにも1回も喉を潰したことがなくて。ツアー中も仲間と軽く飲んだりする事はあるけど、それでも潰れないのは多分気にしていないからだと思うんですよね。

K:すごいなぁ。yuya君はボイトレに行ったりは?

yuya:しないですね。

K:吸入器とかケアは?

yuya:吸入器は買ったものの使ってないです。

K:本当にすごい! 俺、飲んでタバコを吸った後にリハーサルに行ったら全然歌えなかったことがあるんです。だから、ライブ前はやめておこうと思って。

yuya:KさんはBORNの頃は、ライブの前日に飲んでいました?

K:飲んでました。

yuya:きっとその時は、次の日のライブでも声が出ていたと思いますよ。ヴォーカルというパートになったことで喉に意識が行っているだけだと思うんです。実際は大丈夫なのに、「昨日、酒飲んだけど大丈夫かな…」と思っちゃうから。

K:yuya君のその発言て、典型的なヴォーカリストタイプかも(笑)。楽器隊からヴォーカルになった人は、俺みたいな考え方が多い気がするんですよ。

――Kさん、せっかくですから「ZEALLINK TOUR」中に一度試してみてはいかがでしょう?

K:恐いなぁ…。

yuya:大丈夫ですよ! そのかわり楽しく飲んだら、翌日は「ヤベー」「昨日飲んだ」「喉」というワードはなしですよ。「昨日楽しかった!」だけでリハーサルしてみてください。きっといつもの感じで歌えると思いますよ

K:DOFはかなりの本数ライブをやっているけど、あれだけやって声が出なかったことはないの?

yuya:風邪をひくとさすがにダメな時はあるんですけど、酒を飲んで出なくなったことは恐らく1回もないですね。あ、あと酒を飲んだほうがハスキーな声になるって言いますしね…(笑)。

K:THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバさんみたいな?

yuya:そうそう。目指せミッシェル! ということで、Kさん「ZEALLINK TOUR」中に1回飲みに行きましょうよ。ライブ前はアレなんでライブ後で、そしてもちろん次の日がライブの日に(笑)

K:yuya君とはまだまだ話したいことがあるから、続きは飲んだときに話そうか(笑)。じゃあ「ZEALLINK TOUR」楽しんで行きましょう!

yuya:そうですね。健康にツアーを回れるように頑張ります!

(文・後藤るつ子)

【ライブ情報】

●「ZEAL LINK TOUR NEXT 2017」
OPEN 16:30/START 17:00
前売/当日 ¥3,240/¥3,780 (D代別途)

9月3日(日)金沢AZ
出演:Develop One’s Faculties/K/ラッコ/DAMY/JILUKA/ ヴァ—ジュ
【先行URL】先行チケットURL

9月5日(火) 仙台MACANA
出演:Develop One’s Faculties/K/游彩/ラッコ/DAMY/レイヴ
【先行URL】先行チケットURL

9月9日(土)OSAKA RUIDO
出演:Develop One’s Faculties/K/游彩/ラッコ/DAMY/JILUKA
【先行URL】先行チケットURL

9月10日(日)名古屋ell.FITS ALL
出演:Develop One’s Faculties/K/游彩/ラッコ/DAMY/JILUKA
【先行URL】先行チケットURL

9月18日(月・祝)福岡DRUM SON
出演:Develop One’s Faculties/K/游彩/ラッコ/DAMY/レイヴ
【先行URL】先行チケットURL

9月20日(水)岡山IMAGE
出演:Develop One’s Faculties/K/游彩/ラッコ/DAMY/レイヴ
【先行URL】先行チケットURL

9月23日(土)高田馬場AREA
出演:Develop One’s Faculties/K/游彩/ラッコ/DAMY/レイヴ
【先行URL】先行チケットURL

ARTIST PROFILE

Develop One’s Faculties

<プロフィール>

yuya(Vo)、rui(G)、detto(B)、Johannes(Dr)からなる4人組のバンドDevelop One’s FacultiesのAsserter。2014年に始動し、同年12月に1stシングル『フラスコを振ると天秤揺れた』、翌2015年5月に2ndシングル『hope』を限定リリース。同月、下北沢MOSAiCにて1st ONEMAN「混沌とした世界の中で足掻き続ける生命とは」を開催し、以降精力的にライブ活動を展開している。2015年10月に1stフルアルバム『reincarnation』、2016年1stミニアルバム『I WANT MY FREEDOM』をリリース。2017年7月に5thシングル『My World』を発表し、12月20日にはTSUTAYA O-EAST にてONEMAN「Welcome to My World」を開催することが決定している。

■オフィシャルサイト
http://d-o-f.jp/

【リリース情報】

Single『My World
2017年7月5日(水)発売
(ERINGI Records)

My World
(CD)
DOF-012
¥1,200(Tax in)
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

[CD]
01. My World
02. 攻める

【ライブ情報】

●ONEMAN「Welcome to My World」
12月20日(水)TSUTAYA O-EAST

ARTIST PROFILE

K

<プロフィール>

BORNのギタリストとして活動し、2016年5月26日のZepp DiverCity公演をもって解散。その晩、いち早くソロ活動のスタートを発表する。ヴォーカリスト兼ギタリスト、コンポーザーとしての活動を展開し、8月19日には新宿ReNYでPS COMPANY PRESENTS K 1st ONEMAN LIVE『Rebirth of the Kingdom』を開催。当日、初の音源となる会場限定シングル『Rebirth』が発売された。2017年3月、2枚目となる会場限定シングル『Raging pain』をリリース。8月30日に初の全国流通盤CD SINGLE『STORY』をリリースし、9月には「ZEAL LINK TOUR NEXT 2017」に参加することが決定している。

■オフィシャルサイト
http://www.pscompany.co.jp/k/

【リリース情報】

Single『STORY
2017年8月30日(水)発売
(PS COMPANY Co., Ltd)

STORY
初回限定盤
(CD+M∞CARD)
PSIM-30055
¥2,778+税
STORY
通常盤
(CD ONLY)
PSIM-20044
¥1,852+税

【収録曲】

■初回限定盤
[CD]
01. STORY
02. Higher
03. -story forever-
[M∞CARD]
01. STORY -MV-
02. STORY -MV-off shot
03. Digital Photo

■通常盤
[CD]
01. STORY
02. Higher
03. 雀羅
04. -story forever-

【ライブ情報】

「ZEAL LINK TOUR NEXT 2017」
9月3日(日)金沢AZ
9月5日(火)仙台MACANA
9月9日(土)大阪RUIDO
9月10日(日)名古屋ell.FITS ALL
9月18日(月・祝)福岡DRUM SON
9月20日(水)岡山IMAGE
9月23日(土)高田馬場AREA