インタビュー

PENICILLIN

PENICILLIN

PENICILLIN×昭和歌謡。自身初のカバーアルバム『Memories ~Japanese Masterpieces~』で魅せるPENICILLINサウンド。

これまでにシングル『幻想カタルシス』c/wとして「シルエット・ロマンス」「桃色吐息」「飾りじゃないのよ涙は」、『SOL』c/wとして「プレイバック part2」「夢の途中 ~セーラー服と機関銃~」「北ウィング」のカバーを発表してきたPENICILLINが、新たに「天城越え」「異邦人」「1/2の神話」「なごり雪」「愛のメモリー」(通常盤のみ)を加えた全11曲(初回限定盤10曲)収録のカバーアルバムをリリースする。PENICILLINのバンド名の由来にもなった作品『TO-Y』の作者である漫画家・上條淳士氏による描き下ろしジャケットも話題の今作について、3人にじっくりと話を聞くと、そこには“ロック”という共通項があった。

◆ロックに一番力がある時代(千聖)

――今作収録曲のオリジナルがリリースされた当時は、皆さん小学生~中学生頃だと思いますが、どんな少年でしたか?

HAKUEI:今みたいにゲームもそんなになかった時代なので、秘密基地を作ったり、野球したり。学校から帰ったらすぐに外に遊びに行っていました。

千聖:俺は小さいときはあんまり体が強くなかったので、熱があるときはよくベッドの上で絵を描いていましたね。もちろん元気なときは友だちとも遊んでいましたけど。あとはピアノを弾いたり。どっちかと言うと内向的な感じでしたね。

O-JIRO:僕も結構外で遊ぶ子でしたね。野球したり、チャリで学校の裏山を大爆走して大怪我したり。アホでしたよ(笑)。

――(笑)。そんな皆さんが音楽に目覚めたのは?

HAKUEI:バンドを始めたのは高校に入ってからですね。中学時代はブレイクダンスのチームを作っていて毎日クルクル回ってました。ダンスでライブをやったこともあるし。チケット150円で(笑)。

千聖:音楽を意識したのはという話になると、相当前ですよ。親父がトランペットとかを吹いていたので、物心ついた頃にはもう楽器が家にあったんです。親父がジャズが好きで昔バンドをやっていたらしいので、なんとなく自然と自分もバンドをやるのかなというのがあったんでしょうね。楽しそうだなって。中学くらいから、バンドをやってもいいなという気持ちがあって、当時、ロックに一番力がある時代だったので、ロックの洗礼を受けてギターを弾き始めましたね。

――初めて人前でギターを披露したのは?

千聖:中3の時、文化祭で友だちとバンドを組んで。僕は150円じゃなくて無料でしたけど(笑)。あの時からずっと楽しくてバンドをやっていますね。

O-JIRO:僕が楽器を始めたのは幼稚園の頃で、高校に上がるまでずっとエレクトーンをやっていたんですよ。さっき野球してたと言ったんですけど、中学校から吹奏楽部に入ってアルトサックスを吹いていました。わりと音楽をずっとやっていたんですけど、ドラムをちゃんと始めたのはPENICILLINが初めてなんですよ。

――不思議ですね。

O-JIRO:でも本当はベースでデビューしたかったんです。最初、ベースかっこいい!と思ってバンドを始めたんですよね。なので、ベストアルバム『20th Anniversary Fan Selection Best DRAGON HEARTS』(2012年4月発売)の時に「Melody - 20th Ver. -」でベースを弾かせてもらった時は、感動でしたね。俺のベースがCDに入った!みたいな(笑)。

――(笑)。PENICILLINではなぜドラムになったんですか?

O-JIRO:ドラムがいなかったんです。

――バンドあるあるですね。

O-JIRO:でもその前に、ベースをやりながらもドラムもちょっとは叩けたんですよ。で、人とバンドをやる時にドラムをお願いされて。そのちょろっと叩いたのを(千聖に)見られて、「じゃあドラムで」って。

千聖:俺に先見の明があって、ジローさん(O-JIRO)をドラマーとして迎えたんですよ。この人は上手くなる、筋が良いと。

O-JIRO:あんまり上手くならなかったみたいだよ(笑)。

千聖:(笑)。いやいや、素晴らしい、思った以上の成果を出していただいて。

O-JIRO:よかった~。

――以前のインタビューで『ザ・ベストテン』(TBS)の話題が出ましたが、当時は歌番組全盛期ですよね。

千聖:学校で友だちと話す共通の話題になっていたよね。俺、小6の頃に洋楽とかを聴き始めていたので「歌謡曲なんて聴いてられるかよ」って、ちょっとそういう方向に行ってみようとしたら、好きな女の子が歌謡曲が大好きな子で、自分も仕方なく歌謡曲も聴くようにしたよね(笑)。話を合わせたかったから。でも、それくらいポピュラーでしたよね。みんな大好きだったし、口ずさんでた。

HAKUEI:今みたいにメディアを選ぶ時代じゃなかったから、選択肢がすごく少なくて、買い物に行ってもご飯を食べに行っても勝手に耳に入ってきた。

O-JIRO:小学生の頃なんて、自分のコンポを持っているわけじゃないし、カセットを買うわけでもないし。

HAKUEI:でも覚えているんだよね。

千聖:それだけテレビやラジオですごく曲がかかっていたんだろうね。

HAKUEI:今は、オリコンのチャートTOP10に入っている曲でも、ほとんど知らなかったりするじゃん。まだ俺らがデビューした90年代の頃は、曲自体は知ってた。テレビでもバンバン宣伝が流れてたり。パソコンが普及する以前はそうだったんですよね。この先ミュージシャンになる人は、そういう体験ができないから、今考えるとその当時の経験って貴重ですよね。

◆攻めてる感じがある(HAKUEI)

――今作はシングルのc/wで既に発表されているものが6曲、そして新録曲が5曲ですが、この5曲を選曲するにあたって候補はどのくらいあったんですか?

O-JIRO:今回が一番多かったかも。書類選考で、この曲はたぶん許可が下りないからっていうので、10曲くらい落とされたんじゃないかな。

HAKUEI:そこから30曲くらい歌ったかな。

千聖:とにかく面白いもの、PENICILLINがやった時にどんな風になるのか楽しみなものがやりたかったんです。

――妖艶だったり、どこか影があるイメージの楽曲が多い印象ですが、バンドのイメージに合ったものを意識した部分はありますか?

HAKUEI:まずは歌の相性が合わないと仕方ないので、実際に歌ってみてアレンジの方向性が思い浮かぶか。なので、特に影のあるものをやろうとか、そういうつもりはなくて。意外なものをやりたい、という感じでしたね。

――「天城越え」には驚きました。

HAKUEI:千聖くんが提案したんですけど、すごく良いアイディアだなと思って。曲自体が強烈な曲で、ジャンル関係なくすごくカッコイイ曲だなというイメージが強かったので、やってみたいと思いました。

――オリジナルよりも、さらに濃厚ですね。

千聖:歌詞もすごくインパクトがあるし、情景も見えるし、石川さゆりさんのパンチ力で、バックが負けないくらい激しくいける曲だなと思ってはいたんですけど、なんとなくですが二十代の男の人が歌うよりは、HAKUEIくんみたいな…ちょっと特殊な存在じゃないですか。妖艶とか影のある感じとか、そういうのが合う人って、そんなにいないと思うんですよね。まさにPENICILLIN向きなんじゃないかなと。それに対して、曲にも負けない特徴があって、PENICILLIN流にガッツリ濃厚にアレンジしても大丈夫というものが「天城越え」にはあったんです。石川さゆりさんがロックにアプローチした『X-CrossII-』(2014年4月発売)というアルバムを聴いた時に、これは逆もありだなと思ったんですよね。

O-JIRO:この曲はもしかしたら許可が下りないかもしれなくて、一回聴かせてくださいと言われたんです。もし通らなかったら、自分の中ではアルバムの完成度が下がっちゃうなと思うくらい、入ってほしかったですね。

――「1/2の神話」は千聖さんが収録したかった曲という噂を小耳に挟んだのですが。

千聖:前回、中森明菜さんの曲がHAKUEIくんの声に合うなと思ったので、今回も入れたくて。この曲はロッキンな感じなのでいいなと思っていたんですけど、正直言うとこの曲のリリース当初は俺、小2くらいで小さすぎて、今までちゃんと聴いたことがなかったんですよ(笑)。〈いいかげんにして〉というサビのインパクトが記憶に残っていてね。これはすごくカッコ良くなるだろうから絶対やりたいなと思って、聴き直してみたら、アレンジしなくてもそのままいけるんじゃっていうくらい、PENICILLINっぽくて。というか、俺たちは子供の頃から知らず知らずに影響を受けているのかもしれないなと。歌ってもらったら案の定ピッタリでした。

――今作にはトータルで3曲、中森明菜さんの曲が収録されていますね。

千聖:HAKUEIくんの質感に合うアーティストさんではありますね。あと俺たちのギターやドラムにも合うんでしょうね。

O-JIRO:中森明菜さんの曲で他にもやりたい曲がいっぱいありますもん。

HAKUEI:アイドルでも、中森明菜さんや山口百恵さんみたいな影のある感じって、他にはなかなかいなかったと思うので、そういうところがハマるんでしょうね。

千聖:ハードなバックに合う、負けないんですよね。

HAKUEI:ロックなんだよね。

――ちなみに、中森明菜さんもカバーアルバム『艶華 -Enka-』(2007年6月発売)で「天城越え」をカバーしています。

千聖:それはまたカッコイイですね。

HAKUEI:「天城越え」って色々な人がカバーしているけど、歌ってみたくなる曲なんだろうね。今回やってみてそう感じました。カッコイイ曲だもん。

千聖:さっき言った『X-CrossII-』ではTAKUROくん(GLAY)や椎名林檎さん、マーティー・フリードマンとかとコラボしていますけど、2012年の紅白歌合戦で、石川さゆりさんが歌うバックに、漫画家の荒木飛呂彦さんが描いたイラストを出したりしていて、カルチャーとして今のものも昔からあるものも網羅しているというイメージが強いですね。

HAKUEI:攻めてる感じがあるよね。

千聖:そう、その攻めの姿勢がめちゃめちゃ粋だなと。

HAKUEI:「天城越え」も、石川さゆりさんのそういう資質をわかったうえで作られた曲なんでしょうね。他の人とは違う独特な、ジャンル関係なくカッコイイ歌手というイメージがあるのは、この曲のお陰だと思うし。

千聖:当時の紅白歌合戦の時、赤のアイシャドウをガッと塗っていて、着物も真っ赤で、かんざしもすごいのを付けていて、俺の中でヴィジュアルショックだったんです。すげーカッコイイなと思って。ロックを見ている時と同じように、すごくドキドキしたんですよね。

HAKUEI:去年の紅白もカッコよかったしね。

――今回、アレンジに時間が掛かったのはどの楽曲ですか?

千聖:実はそんなに苦労してないんだよね。「1/2の神話」はさっきも言ったようにイメージが浮かんでいたし、「異邦人」もPENICILLINの中に持っているキャッチーな曲の流れで出来る感じがして。「なごり雪」はHAKUEIくんの良さを活かすのを大事にしたうえで、キーボードを主体に他の楽器を混ぜてみました。「天城越え」は絶対にガッツリしたサウンドでいきたかったので、濃いところに濃いものを混ぜるというイメージで、「愛のメモリー」だけちょっとテンポアップしたくて、これはやってみないとわからないところがあったので、出たとこ勝負でした。

――元々ロック色のある曲と、全く異なるジャンルの曲では、どちらがやりやすかったですか?

O-JIRO:どっちも結構大変ですね。ただのコピーになっちゃうのは嫌で。でも、ただのコピーになっちゃうのは嫌だからちょっと避けたものになっちゃうのも、また嫌なんですよ。だから元々ロックなものも、僕たちが思うロックなアレンジというのをゼロから作りたかったんですよね。違うものは違うもので、決まっちゃえばそっちのほうが楽かもしれないですね。

千聖:例えば「シルエット・ロマンス」とか、こんなギターは入っていなくて、ノリもこんなマリリン・マンソンみたいになってないんですよ。それをかなりディープなロックに変えてしまったので、やっていて面白かった。「飾りじゃないのよ涙は」は、MAGICというロカビリーバンドの方々が中森明菜さんとコラボしているのをテレビで見たことがあって、そのイメージをもっとヘヴィーにしたらどうかなと思って作ってみたんです。「北ウィング」も、のっけからこんな80年代ヘヴィメタルみたいなアレンジは当時はやらなかったと思うし、それはそれでカッコイイなと。

O-JIRO:ドラム的にしんどかったのが「桃色吐息」ですね。元々リズムがないんですよね。だから悩むんですよ。ドラムいらないんじゃないかな、でもそれは許されないんだろうなとか考えて(笑)。

――前回、「当時の歌謡曲は今よりも大胆だったり、色々な方程式を無視して感覚だけで作ってるなと感じる部分がある」とHAKUEIさんが言っていましたが、今回特にそう感じたものは?

HAKUEI:「異邦人」は変わってる曲ですよね。この曲にしかない雰囲気で、だから色褪せないんだろうし。時代に合ったトレンドやヒットの方程式とか、それなりにあったと思うんですけど、そういうのを無視しているんでしょうね。「こんなすげー曲ができた! どう!?」みたいな、力強さは感じますね。

――前回、O-JIROさんが「どの曲もPENICILLINらしいコード運びになっていると思う」と言っていましたが、今作でここはPENICILLINならではというポイントを教えてください。

O-JIRO:前作までにやったことのないテイストとか、テンポを上げてみたり、曲中でテンポを変えてみたり、皆で盛り上がれるようなアレンジというのを考えながら作ったので、ライブを意識したことがPENICILLINっぽくなったんじゃないかなと思いますね。ストレートなことがカッコイイと思うので、PENICILLINはあまりゴチャゴチャくっ付けた良さよりも、ソリッドな良さをとっていくということが多くて、今回も全体的にそれは言えると思うし、ライブで表現できるシンプルさがあるアレンジというのも、PENICILLINらしいのかなと思いますね。

――今後、カバーしてみたい楽曲は?

HAKUEI:やりたかったのにNGだった曲とか、やり方によっては突破できるかもしれないというものもあるので、いずれやれたらいいなと思いますね。

千聖:PENICILLINの場合はHAKUEIくんに合うかどうかが大前提なのと、俺らがやってハマるかどうかだね。ただ自分がやってみたいということだけで言えば、本田美奈子さんの曲もやってみたいです。

O-JIRO:元々カバーをやるということが、こんなに制作意欲が沸くものだとは思わずにスタートしたので、始めた時と今ではカバーというものに対する自分の気持ちがすごく変わってきて。カバーするアーティストさんの幅を広げてみるのも面白いのかなと思いますね。

◆大体のバンドマンに自慢できる(O-JIRO)

――今作の初回限定盤のジャケットは、漫画家の上條淳士さんがメンバーの皆さんをイメージして描き下ろした作品ということで。

HAKUEI:PENICILLINのバンド名のヒントになった『TO-Y』という作品があるんですけど、本当に好きな漫画だったので、そういう雰囲気で描いてほしくてアー写も近いイメージにしました。

千聖:去年、上條先生の個展に行った時に、ご本人に『SEX』という作品の絵はがきにサインを書いてもらったんですよ。『SEX』という作品は3人が主人公で、その絵はがきはその3人が並んでいるレイアウトだったので、そんな感じでPENICILLINを描いてもらえませんかと先生に提案したんです。そしたら先生が「僕なりのカバーですね」とおっしゃってくださって。PENICILLINのカバーアルバムで、先生もセルフカバーをするというのは新しいと。なので、並びの配置に関しては『SEX』のカホ、ナツ、ユキという3人の主人公の配置です。

――2月のライブのMCでこの描き下ろしの件を話していた時の皆さん、とても楽しそうでしたね。

HAKUEI:あの漫画がなかったらPENICILLINというバンド名になってないですから。『TO-Y』に出てくるPENICILLIN SHOCKというバンド名がヒントになっているので。そりゃあテンション上がりますよね。

O-JIRO:大体のバンドマンに自慢できる。しかも、羨ましがられて自慢できる。

HAKUEI:漫画家にも自慢できる。本当に良い記念になりましたね。

千聖:先生の心意気が本当に素晴らしくて。正直言うとあんまり時間がなかったんですよ。これは無理難題かなと思いながらお話させてもらった時に、「全然いいよ。やりましょうか」と楽しそうに取り組んでくださって、すごく感謝しているし、俺たちも見習わなきゃいけないなと。

――そして4月11日から「PENICILLIN SPRING TOUR 2015 春風突風ライブ」が始まりますが、東京の会場はキネマ倶楽部ですね。

HAKUEI:この作品を作って、ああいうレトロな雰囲気の会場でやれるのは、すごく必然性があって良いなと。基本的には、2daysで収録曲を網羅したいと思っています。

千聖:ぜひみなさん『Memories ~Japanese Masterpieces~』を聴いて来てもらえればと。ライブで聴いて感動して買ってもらってもいいですし。どちらにしても、聴いてください。

――さて、O-JIROさんお待たせしました。

千聖:ははは(笑)! ジローさん、今か今かと待ち構えていましたからね。

――革職人への道の進捗をお願いします。

O-JIRO:実はあるんですよ。(※物を取りに行く)

――ついに!?

O-JIRO:さっき完成したんです。

千聖:取材前に、スタジオでカンカンカンカンやってて。

O-JIRO:今日までに作らないと、何を言われるかわからないなと思って(笑)。チョーカーを作ったんですよ。ちょっとがんばったでしょ?

HAKUEI:ちゃんと丸カン付けて、えらいじゃん。

O-JIRO:試作して3本目くらいなんですけど、やっと見せてもいいかなくらいになりました。最初とか、もう穴がガタガタでしたからね。これは加工しやすい革なんですけど、本当はもうちょっとちゃんとした革を使いたいんですよ。切った時の断面がちょっと安い感じなので。

――革の裁断からやったんですか?

O-JIRO:机の端に革を置いて定規を当てて真っ直ぐ切った後に、自分でカットした厚紙をあててまた切って。今度は立体にチャレンジしようと思っていて、次の課題が“縫う”なんですよ。

――千聖さんの何かを作ると言っていませんでしたっけ?

千聖:いつも使っているチョーカーが壊れちゃったのを直してくれるって。

O-JIRO:そう。あとHAKUEIさんには眼帯を作ろうと思って。でも難しいんですよ。

HAKUEI:大きくて立体になっていて、パンチングレザーで作ってほしい。

O-JIRO:ちょっと考えよ。考えるのも作るのも意外と楽しいですよ。

――そもそもこの件、2013年10月に始まり早1年半(笑)。O-JIROさんを見守るファンの皆さんからのメッセージが温かくて。でも「絶対に有言実行してくれると思います」というのと「無理かもしれません」という両極端のご意見がありました(笑)。

全員:(笑)

O-JIRO:本当に牛歩戦術なんですよ。

千聖:こうやってVifさんが煽ってくれなかったら、もっとスピードが遅かっただろうから、良かったね。

O-JIRO:無理無理。老後の趣味になるところでした。でも1本作ると、欲が出ますね。

――今後も期待しています!


(文・金多賀歩美)

<オリジナル作品情報>
『天城越え』石川さゆり:1986年7月21日発売
『北ウィング』中森明菜:1984年1月1日発売
『桃色吐息』高橋真梨子:1984年5月21日発売
『異邦人』久保田早紀1979年10月1日発売
『夢の途中~セーラー服と機関銃~』来生たかお:1981年11月10日発売/『セーラー服と機関銃』薬師丸ひろ子:1981年11月21日発売
『飾りじゃないのよ涙は』中森明菜:1984年11月14日発売
『シルエット・ロマンス』大橋純子:1981年11月5日発売
『1/2の神話』中森明菜:1983年2月23日発売
『プレイバックpart2』山口百恵:1978年5月1日発売
『なごり雪』かぐや姫:1974年3月12日発売/イルカ:1975年11月5日発売
『愛のメモリー』松崎しげる:1977年8月10日発売

PENICILLIN

<プロフィール>

HAKUEI(Vo)、千聖(G)、O-JIRO(Dr)によるロックバンド。1992年結成。96年にメジャーデビューし、日本武道館公演を成功に収める。98年には後に代表曲となる『ロマンス』をリリースし、90万枚を超える大ヒットを記録。結成20周年の2012年、ファン選曲ベスト盤『DRAGON HEARTS』、メンバー選曲ベスト盤『PHOENIX STAR』をリリースし、2013年2月、渋谷公会堂にて20周年ファイナル公演を行った。2015年4月11日より、カバーアルバム『Memories ~Japanese Masterpieces~』を携え、東名阪での2days公演「PENICILLIN SPRING TOUR 2015 春風突風ライブ」を開催する。


■オフィシャルサイト
http://www.penicillin.jp/


【リリース情報】

初回限定盤
(CD+DVD)
XNBG-10019/B
¥3,800+税

通常盤
(CD ONLY)
XNBG-10020
¥3,000+税


『Memories ~Japanese Masterpieces~』
2015年3月18日(水)発売
(発売元:b-mode / blowgrow 販売元:avex music creative)
昭和の名曲をカバーした、PENICILLIN初の全曲カバーアルバム。初回限定盤ジャケットは、漫画家・上條淳士氏による描き下ろし作品。

【収録曲】
[CD] ※共通
01. 天城越え
02. 北ウィング
03. 桃色吐息
04. 異邦人
05. 夢の途中 ~セーラー服と機関銃~
06. 飾りじゃないのよ涙は
07. シルエット・ロマンス
08. 1/2の神話
09. プレイバックpart2
10. なごり雪
11. 愛のメモリー(通常盤ボーナストラック)

[初回限定盤DVD]
01. 天城越え(MUSIC VIDEO)
02. SOL(MUSIC VIDEO)