インタビュー

NIGHTMAREインタビュー

NIGHTMARE

2012年を締めくくる作品としてNIGHTMAREが放つニューシングル『Deus ex machina』。異なる魅力の3曲を収めた最新作に迫る!

留まることなく走り続けるNIGHTMAREが今年最後にリリースするシングルは“機械仕掛けの神”を意味する『Deus ex machina』。三曲三様、その1曲1曲に彼らの確かなキャリアに裏打ちされたセンスが光る今回の作品。同名のツアーを目前に控えたYOMI(Vo)、柩(G)、Ni~ya(B)の3人に、最新作の魅力、そして今後の展望についても語ってもらったスペシャルインタビューをお届け!

◆今回のシングルは前回のアルバムのにおいを残しつつ(柩)

――今回お話を伺う3人は、Vifでは初めての組み合わせということで、よろしくお願いします。早速ですが、「Deus ex machina」のタイトルを聞いた時、てっきり咲人さんの曲かと思いました。

Ni~ya:確かに咲人っぽいタイトルかも。RUKAさんの場合、1ワードのタイトルが多いですからね。

――RUKAさんの曲で、この手のタイトルは珍しいですよね。曲を聴くと、RUKAさん好みの暗めの曲ですが、シングルのタイトル曲としてもこれまでとは一線を画した曲、という印象を受けました。

柩:そうですね。あったとしてもアルバムの収録曲っぽいかも。今回のシングルは前回のアルバム(『NIGHTMARE』)を出して少しした頃に出てきた曲なので、そのにおいを残しつつという感じです。

――アルバム『NIGHTMARE』はちょうど1年前の2011年11月のリリースですよね。いつも、みなさんのレコーディングはすごく早い時期から始めているイメージがあるのですが、今回のシングルもかなり早い段階から着手していたんですね。

柩:そうなんです。レコーディングを始めるのも早いし、期間も長いんですよね。先輩方からは、1曲1曲にかける時間も長いって言われます。みなさん「1時間弾いたらOK!」という感じらしいんですけど、俺たちはかかる曲はもっとかかりますから。

――今回のレコーディングはいかがでしたか?

YOMI:「Deus ex machina」は、歌いづらいところは特にはなかったですね。途中でテンポが速くなってDメロに行くんですけど、そこの盛り上がりをうまく歌えたら良いなと思っていました。レコーディングでも特にDメロを感情を込めて歌えるように気を付けましたね。

――今回、全体的にキーが高めですよね。

YOMI:ちょっと高めかもしれませんね。僕が歌える一番高い音の手前です。

Ni~ya:俺は、ベースアレンジで悩みました。曲によりけりなんですけど、こういうパターンの曲はうちにはあんまりないから、どう料理しようかなと。

――どうするか決まるまで、時間はかかりました?

Ni~ya:かかりましたね。レコーディング直前まで悩んでました。まぁ、いつもレコーディングが終わってからも「あの曲、ああしておけば良かったかな…」って後悔が必ずあるんですけど。でも、ちょうど今日リハーサルでやるということで予習をして、無事終わったと思います。

――3曲とも、まだライブではやっていないですよね。

Ni~ya:そうですね。3曲ともライブ映えすると思いますよ。年末のツアーでやろうと思ってます。

――今回のシングル、3曲目ともかなり曲調が違っていて盛りだくさん感がありますよね。

柩:そうですね。ちなみに「UGLY DUCK’S WILL」は結構評判が良いんですよ。

――「UGLY DUCK’S WILL」は咲人さんの曲ですよね。最近、咲人さんの曲が歌詞も音も若干物騒な気がするんですが(笑)。

柩:物騒(笑)。前に咲人が「他のメンバーに王道を任せて、自分は変化球で」って言ってました。

――なるほど。その変化球の中でベースがとても耳に残りました。「UGLY DUCK’S WILL」は1曲通して指弾きですか?

Ni~ya:全部指ですね。スラップと2フィンガーです。

――Ni~yaさんのベースは印象的なフレーズが多いですが、特に指弾きの曲は残りますね。

Ni~ya:自分でもその辺は意識してますね。フレーズにこだわっているので、より曲をかっこ良く聴かせたい、という一心でやっております。

――丁寧な回答、ありがとうございます(笑)。確かに、指弾きだと曲に一気に厚みが出ますよね。

Ni~ya:そうなんですよ。他の楽器とも音域的にぶつからないし、聴こえ方としては指弾きの方が良いんです。

――指弾きとピック、弾いていてどちらが楽、ということはあるんですか?

Ni~ya:どっちも同じです。何でも来いですね。

YOMI:いや、昨日リハ見てたら、すげー大変そうでしたよ。

――あれ(笑)!?

YOMI:てんやわんやな感じで「こんなに大変なんだー」て思いましたもん(笑)。

Ni~ya:いや、Bメロがきついんすよ! 1小節ごとに指→スラップ→指→スラップなんで。こんなつらいのは今までなかったです。レコーディングの時はエンジニアから別に録ってくれって言われたから良いんですけど、一緒にしたらえらいことに…(笑)。

YOMI:ぐしゃぐしゃになってたもんね(笑)。

――ライブのときは、どうしましょう(笑)。

Ni~ya:いや、なんとかします! ライブの時、見ててください!

――楽しみにしています! ところでYOMIさん、この曲で“空耳”な箇所がありますよね。

YOMI:〈甘栗 甘栗 甘い(I’ m ugly. I’ m ugly. Am I?)〉の部分ですか。あれはですね、レコーディングの段階から咲人と色々やりとりをしていて、「どうしても“甘栗”って聴こえるねー」って話していたんです。

――レコーディング段階からわかっていたんですか!

YOMI:そうなんですよ。で、歌詞を変えるか、メロを変えるかって話していたんですけど、咲人の中で「そういう風に耳に残るのも良いんじゃないか」ということになったみたいで。割り切って、このままいくことになりました。

――咲人さん公認の「甘栗」なんですね(笑)。

YOMI:はい(笑)。

柩:ちなみにこの曲がニコニコ動画で流れると、「甘栗」ってテロップが、ワ―ッと流れます(笑)。

――(笑)!

◆歌う側としては、変じゃない仮タイトルのときの方が悩みます(YOMI)

――ところで、3曲目の「rubbish」は、ド頭からRUKAさん曲とは思えないような爽やかな展開ですが、タイトルの意味は「ごみ」や「がらくた」という意味なんですよね。みなさん最初にこの曲のタイトルを聞いた時、どんな印象を受けました?

Ni~ya:これ、最初は全然関係ない仮タイトルがついていたんですよ。

――仮タイトルは何だったんですか?

柩:「rubissh」は「ONE」でしたね。「Deus ex machina」は「オラオラ」。

YOMI:全然オラオラっぽくないけどね(笑)。

柩:結構しっとりしてるよね(笑)。

Ni~ya:うちは仮タイトルも仮歌詞も変だからなー。

YOMI:でも、仮タイトルって、作曲者の何らかの曲のイメージが入ってるじゃないですか。歌う側としては、変じゃない仮タイトルのときの方が悩みますね。

柩:「UGLY DUCK’S WILL」は仮タイトルが「アジャコング」だったけど、どういう風に捉えたの?

YOMI:何となくキングコングのイメージ。

柩・Ni~ya:イメージすり替わってるじゃねーか(笑)!

――(笑)。仮歌詞はどの段階で最終的な歌詞に変わるんですか?

YOMI:プリプロのときには本チャンの歌詞が完成してますね。みんなで最初にデモを聴いて練習するときは、まだ仮歌詞の状態です。

――仮歌詞と最終的な歌詞はどのくらい変わるんでしょう?

YOMI:全然違いますよ。

Ni~ya:仮歌詞はひどいです。世に出せないレベル。

YOMI:まぁ無理して仮歌詞を付けないで「ラララ」でも良いんですけど、俺は言葉がのってないとメロが入ってこないんですよね。別にウ○コでも良いんですけど…

――そういう伏字にしなきゃいけない言葉をさらっと言わないでください(笑)!

Ni~ya:(笑)。でも今回、イントロのああいうリフというかフレーズは、ちょっと珍しいなと思いましたね。今までにもあったことはあったんですけど、それに色々くっついている感じで。

――進化系ですね。

Ni~ya:そうですね、まさに進化系です。

――ところで今回のPV、YOMIさんの髪型が新鮮でした。

YOMI:黒は前からやろうとは考えていたんですけど、いつするか迷っていて。今回シングルが出るって決まったから、それに合わせてやってみようと思ったんです。自分でもやっと見慣れてきた感じですね。

――黒髪、似合いますよね。前下がりボブは初ですか?

YOMI:そうですね。襟足がないのは初かも。

――柩さんとNi~yaさんは、黒髪のYOMIさんを見た時どう思いました?

Ni~ya:絶対黒の方が良い!

柩:2011 TOUR ZEPPELINのZepp Tokyoでのライブの時、1回だけスプレーで黒くしたことがあったんですよ。

Ni~ya:その時の真っ黒が似合ってたから、「黒くした方が良いよ」って言ったのに、本人が1年ぐらいやらなくて。

柩:「もう10年くらい同じような髪形だったから変えたら?」って勧めました。メッシュなんてエッセンス入れずに真っ黒がいいよ。ブラックコーヒーが好きなんだろ? だったらミルク入れんなよ。

YOMI:うまいこと言われた(笑)!!

Ni~ya:(笑)。それに、もっと短くても良いと思う。

YOMI:うーん…短くする勇気というか、顔のラインが出るってことは、もう少し体重を絞らないと…。

――全然気にしなくて良いじゃないですか! 2011 TOUR ZEPPELINの時の髪型で黒髪もすごく似合っていましたよ。

YOMI:うーん…(悩)。それにしても、柩は久々に茶色だね。

柩:アッシュは初めてかもね。黒くしてから長かったし。後ろだけ色を変えたりはしたけどね。

――Ni~yaさんは変えないんですか?

Ni~ya:俺は最近パーマっすね。

YOMI:短髪が良いよ!

Ni~ya:最近やりたいのは短くしてツイストパーマです。

――良いですね。似合いそう!

Ni~ya:それか真っ白にするか。髪の毛があるうちに色々やっておこうかと思って…。

YOMI:髪の毛があるうちに!? アハハハハ!!!

Ni~ya:だっていつなくなるかわかんないじゃないですか!

――そんなにすぐにはなくならないでしょう(笑)。

Ni~ya:いや、わかんないですよ。

YOMI:確かに。

Ni~ya:色を明るくもしたいし、ツイストパーマとかもやりたいし…。

柩:明るくすることによってなくなっていくってこともあるからね。

Ni~ya:ある。そういうパターンもある。

――(笑)。そういう柩さんは明るい色も暗い色も、やっていない色はないんじゃないですか?

柩:青とか紫はやってないですね。

Ni~ya:ゾジー(YOMI)と俺とRUKAさんは一回髪型が変わったら長いね。ギター隊は飽きっぽいんですよ。

◆やれる機会があったら、どんどん違うジャンルのアーティストとライブがしたい(Ni~ya)

――今回、Vifでは初となる3人での組み合わせですが、この3人で、プライベートで遊んだりはするんですか?

柩:ゾジー(YOMI)以外は行くんじゃないかな。

YOMI:基本的にツアーに行くとRUKAさんは部屋から出ないし、咲人は個人行動だから何やってるか知らないし…。

Ni~ya:俺らからしたらお前も一緒だよ!

柩:俺一番Ni~yaと一緒にいるわ。

YOMI:この二人だったら酔っ払っても何とかなるじゃん!

柩:酔っ払っても何とかなるじゃんてどういう意味だ(笑)!

YOMI:フォローしてるの! 俺も空き日があったら飯食べに行けるから、この3人+マネージャーとか。咲人がいるときもあるし。

――一緒に行動するのはツアー先が多いんでしょうか。

柩:最近はそうかもしれないですね。

Ni~ya:俺は柩の家に飲みに行ったりしますよ。

柩:よくあるのが、 新幹線で東京に着いたら一緒に飲みに行ったりとかね。

――そこでYOMIさんは別行動なんですね(笑)。

YOMI:別行動というか、この人たちよく仕事終わりに飲みに行けるなーと(笑)。

Ni~ya:全然平気。すっげー疲れてるけど、むしろ飲みたい。

柩:ライブやってきてそのまま帰ってきたときって、ライブ終わったらお酒飲みに行きたい!っていう。

Ni~ya:ガソリン入ると元気になります。

――ガソリンを入れつつ、28日からは今年最後のツアー「NIGHTMARE TOUR 2012 FINAL『Deus ex machina』」も始まりますが。

OMI:そうですね。NIGHTMAREのライブは今年はこれが最後です。あとは、年末にアニメ紅白(12月16日(日)、国立代々木競技場第一体育館で行われるニッポン放送 ミューコミ+プレゼンツ「アニメ紅白歌合戦 VOL.2)のイベントがありますね。

柩:最近アニメのタイアップもやってないんですけど、声をかけていただきました(笑)。

――NIGHTMAREは色々なイベントに出ていますが、イベントにどんな印象を持っていますか?

YOMI:俺はヴィジュアル系だけのイベントじゃない方が良いです。

Ni~ya:毎回絶対トリをやらされるから、待ち時間が長いっていうのもあるし…。

YOMI:普段あんまり見られない後輩のライブは観られますけどね。

柩:俺は先輩とやってショックを受けたいです。キャリアが違う後輩とやっているとあんまり凹むことはないんですけど、先輩のライブを見るとショックを受けるんですよ。自分たちに足りないものが見えてくるというか。

――貴重な刺激ですね。

柩:はい。自分たちが一番下っていう状況でやってみたいです。

Ni~ya:俺は、難しいでしょうけど外タレとやってみたい。

――良いですね! 対バン形式でやったら面白そうです。

柩:俺は、凛として時雨ともやってみたいんですよね。凹みそうですけど。あと、椿屋四重奏とも何かやってみたかったんですよ。地元が仙台で一緒なんですよね。年齢も同じくらいだし。

――解散してしまいましたよね。もう少し早ければ実現したかもしれません。

柩:残念です。あと、coldrainとか、エモ系も面白そう。

――では、まずは外タレと凛として時雨さんを狙っていただいて。

柩:難しそうですけど、違うジャンルのお客さんに観てもらえるって、すごくメリットがあると思うんです。でも、難しいよなー。

Ni~ya:もっと違うジャンルのアーティストとライブがしたい。やれる機会があったらやってみたいです。

柩:ゾジーも対バンしたいアーティストがいたら言っときなよ!

YOMI:俺は10-Feetとかthe HIATUSとかかな。かっこいいよね。

――RUKAさんも復帰したことですし、2013年、ぜひ実現してください。楽しみにしています!

(文・後藤るつ子)

NIGHTMARE

<プロフィール>

YOMI(Vo)、柩(G)、咲人(G)、Ni~ya(B)、RUKA(Dr)によって2000年に結成。2003年にメジャー・デビュー。心地よく、耳に残るメロディはもちろん、美麗なルックスとは裏腹な爆笑トークで、多くのファンを魅了し続けている。2010年に結成10周年を迎え、記念アルバム『GIANIZM』をリリース。2011年、avexに移籍。コンスタントに作品をリリースし、11月28日、メジャー20枚目となるシングル『Deus ex machina』をリリース。同日から、NIGHTMARE TOUR 2012 FINAL『Deus ex machina』がスタートする。

■オフィシャルサイト
http://www.nightmare-web.com/


【CDデータ】

Type A
【CD+DVD】
YICQ-10260/B
¥1,890(tax in)

Type B
【CD+DVD】
YICQ-10261/B
¥1,890(tax in)

Type C
【CD only】
YICQ-10262
¥1,260 (tax in)


『Deus ex machina』(avex)
2011年11月28日発売
NIGHTMAREの約9ヶ月ぶりとなる待望のニュー・シングル。バンドのスケールを物語るにふさわしい楽曲群が完成!

【収録曲】
Type A【CD+DVD】
【CD】
1.Deus ex machina
2.UGLY DUCK’S WILL
【DVD】
「Deus ex machina」PV

Type B【CD+DVD】
【CD】
1.Deus ex machina
2.UGLY DUCK’S WILL
【DVD】
「UGLY DUCK’S WILL」PV

Type C【CD only】
【CD】
1.Deus ex machina
2.UGLY DUCK’S WILL
3.rubbish