インタビュー

地獄ヘルズ

地獄ヘルズ

予測不能な異分子バンドの集合体「地獄ヘルズ」の1stアルバムが完成! 個性派揃いの8人の圧倒的センスが光る地獄のロックンロールを体感せよ!

THE SLUT BANKS×Droog×首振りDollsの超個性派3バンドによって結成された地獄ヘルズが、昨年ツアー会場限定でリリースされた1stシングルに次いで、初のアルバムを完成させた。収録されたのは、この上なく熱いロックでありながら、実にキャッチーで、思わず口ずさんでしまう全10曲。全員が楽しみながら作り上げたという作品が持つ高い中毒性にぜひはまっていただきたい。さて、Vif初登場となる今回は、お酒をこよなく愛する面々に激辛の「地獄のお菓子」をつまみに楽しく飲みつつ、皆様からお寄せいただいた質問に答えてもらった。仲の良さがとにかく印象的だった地獄のパーティー、ぜひお楽しみいただきたい。

§

板谷祐(Vo)

――まずは、ご自分の隣に座っている方の紹介をお願いします。

戸城:隣はDroogのヴォーカルで、地獄ヘルズでも歌ってもらっているカタヤマヒロキ君です。いい子ですよ。息子ぐらい年が離れているから可愛がっています。

カタヤマ:僕の隣にいるのは首振りDollsのドラムヴォーカルと、地獄ヘルズのヴォーカルをやっているナオ君です。頼りになるお兄ちゃんです。

ナオ:私の隣はTHE SLUT BANKS、そして地獄ヘルズのヴォーカルの祐さんです。とにかく色々気が付きまくって、頼りになりすぎる兄貴分です。

戸城:酔っぱらうと、チョコモナカジャンボを買ってくれるよね(笑)。

――それは羨ましい! では祐さん、お願いします。

板谷:紹介を受けました地獄ヘルズのヴォーカルの祐です。隣にいるのはドラムの金川卓也、通称カネタクです。THE SLUT BANKSでもドラムをやっていて、広島県出身です。THE SLUT BANKSの中では最年少で、若手のイケメン。今30歳ぐらいですけど、知り合った頃は20代半ばぐらいだったのかな。おじさんたちは段々男として成長していくのを眺めながら、楽しませていただいています。ドラムも常に向上していますしね。ちなみに、嫌いな食べ物はキュウリです。

――キュウリが嫌いって、なかなか珍しいですね。

戸城:そうなんだよ。だから面倒くさい(笑)。でもキューちゃんは食えるから、ビジネスキュウリ嫌いじゃないかなと思って(笑)。

金川:地獄ヘルズの兄貴をやっているカネタクです。差し入れにキュウリはNGでお願いします。

ナオ、ジョニー、カタヤマ、荒金:よっ! 兄貴っ!

金川:僕の隣に座っているのは、別府が生んだスーパーギタリスト、Droogの荒金祐太郎、地獄ヘルズの裏のキーマンです。地獄ヘルズは彼のギターなしでは成立しません。僕は祐太郎君に出会えて良かったなと思っています。一緒にいろんないけないことを覚えて…

荒金:二人で遊んだことないけどね(笑)。

金川:年齢的には僕のほうが先輩だけど、いやらしいことに関しては祐太郎君が大先輩です。

ジョニーダイアモンド(G)

荒金:(笑)。隣は北九州バンドが生んだ顔面ギタリスト、首振りDollsと地獄ヘルズのギターのジョニー(ジョニーダイアモンド)です。絵の才能もあるし(※詳しくは写真をご覧ください)、ツアー中に楽屋で人を笑わせる才能もあるし、とてもユーモラスな顔面ギタリストだと思います。

ジョニーダイアモンド(G)

――では、ジョニーさんは戸城さんと、本日不在のドラマーの菊地哲さん(D’ERLANGER)のお二人を紹介してください。

ジョニー:僕は哲さんとは一度しかお会いしたことがないんですけど、首振りDollsが代々木でライブをしたときに来てくださって、気さくで優しいお兄さんでした。アンコールで1曲叩いてくれたんですけど、ものすごくパワフルなドラムで衝撃を受けたのを覚えています。俺たちのボスのTHE SLUT BANKSのベーシストである戸城先生は、面白くて優しくて、アイデアをものすごくたくさん持っている人です。首振りのプロデュースもやってくれて、引き出しがすごくて、全部ドンピシャにはまって、本当にすごいなと思います。

戸城:という才能の塊の戸城です(笑)。

――素晴らしい他己&自己紹介でした。さて、そんな地獄ヘルズの成り立ちを教えてください。

戸城:3年ぐらい前に俺がDroogのライブを観に行って。知人から「アドバイスをしてあげてくれる?」と言われていたんだけど、すごく良いロックンロールバンドで気に入ったから一緒にやろうよって声をかけたんです。対バンはどうしても同じ世代ばかりになりがちだけど、若いバンドともやりたかったし。それで何回か対バンをしているうちに、柏でのライブに彼らが首振りDollsを呼んで。そのライブを観て気に入って、じわじわ付き合いが始まったんだよね。まず3バンドで一緒に西の方を回って、北海道に行こうよという話になったから会場限定のCDを作って、その金で北海道に行って。そうしたら、KING RECORDSから「うちでやってくれないか」と、すごくたくさんの金を積まれたので、しょうがないからやるか!ってことで今に至ります。…あ、お金のところは嘘です(笑)。

全員:(笑)

――3バンドで一緒にバンドをやろうと最初に提案したのは、戸城さんだったんですか?

戸城:俺がというより、3バンドで回ったときにアンコールで盛り上がったその流れかな。もちろん、皆すごくいいミュージシャンだから興味もあるし、俺の中では一緒にできたらいいなという気持ちはすごくあったけどね。

――他にはない編成ですよね。

戸城:うん。3バンドでやるからこそできることだよね。

板谷:何しろノリでやっていますからね。

――ノリで始めて、結果的にメジャーリリース…というのがすごいです。

ナオ:楽しいことをやっていたらこうなりました(笑)。

§

――今回、ファンの方々からお寄せいただいた皆さんへの質問にお答えいただこうと思います。

Q1.「バンド内の年齢差をどう捉えていますか?」

荒金:戸城さんがよく、「俺はお前の親と同じぐらいだぞ」って言うんですけど、俺にとっては親と言うより先生という感じで。戸城さんが先生で、祐さんが校長先生、若者たちはクラスメイトみたいな認識です。わからないことがあったら先生に聞けばいいみたいな。

――心強い環境ですね。

荒金:そうですね。校長先生はあまり怒ったりしないけど、ちゃんと見守っていてくれていて。

板谷:…非常に心外ですね。俺的にはダチみたいな気持ちでいたのに!

全員:(笑)

カタヤマ:僕は、長男(板谷)、次男(ナオ)、末っ子(カタヤマ)みたいな認識です。

戸城:なるほどね。ただ現実として、別府でライブをやったときに、関係者席にいい女がいると思ったら、祐太郎の母ちゃんだったんだよね(笑)。「そういうことかこの年齢…!」と思った。

荒金:学校の先生とお母さんが…。

――息子としてはちょっと心配ですよね。

荒金:いや、むしろ息子にしてくださいという感じです。苗字ください!

全員:(笑)

Q2.「バンド名の由来を教えてください」

ナオ(Vo)

――どなたが命名したんですか?

ナオ:戸城さん。酒を飲みながら「せっかくCDを出すんだったらバンド名を決めないと」という話になって皆で一緒に考えていたときに、戸城さんの口からポロっと出たのが「地獄ヘルズ」だったんです。

戸城:今回のアルバムじゃなくて、会場限定CDの時だったから、何でもいいかなという感じでね。

ナオ:「ナオちゃんいいやつ考えてきてよ」って言われて悩んでいたら、その場にいた皆が考えてくれて。その時に戸城さんが、「地獄ヘルズとか、そういう感じでいいんだよ」と言ってくれて。「それめっちゃ良くないですか!?」「確かにいいかも」…という感じで決まりました(笑)。

――例えが正式名称になったんですね。

ナオ:そう。「例えば地獄ヘルズみたいなバカっぽい感じがいいんだよ」というところから、「それで行きましょう!」ということに(笑)。

――決まるまで、所要時間はどのくらいだったんですか?

戸城:時間か…酒飲んでたからなぁ。

ナオ:でも、スルッと決まりましたよね。

戸城:こういう展開になるとわかっていたら、もっと考えたかもしれないけどね。その時点では完全に飲み会の延長のすぐそこ、みたいなノリだったからさ。

Q3.「各々のバンドと、地獄ヘルズ、演者としてライブの楽しみ方は違いますか?」

戸城:結構真面目な質問が来たんだね。まだ地獄ヘルズとしてのライブをやってないから、何とも言えないんじゃないかな。

ナオ:私は普段はドラムヴォーカルですけど、地獄ヘルズでは立ちヴォーカルになるので全然違いますよ。超楽しいです。ずっと、「俺、自由時間!」みたいな解き放たれる感じ。

――新しいナオさんが見られるんですね。

ナオ:新しいですね。立ちヴォーカルの私も見てほしいです。

――3月17日のライブをどういう構成にするか、もう決まっているんですか?

戸城:決まっているけど、それは言えないなぁ(笑)。

ナオ:当日をお楽しみにってことで!

Q4.「ヴォーカルの皆さんに質問です。自分以外の二人のヴォーカリストが歌っているところで、ここの歌いかたが凄くいい!と思うところはどこですか?」

カタヤマヒロキ(Vo)

板谷:俺は、普段はドラムヴォーカルのナオちゃんがマイクだけ持ってやっている、というのがカッコいいと思う。あと意外と、ナオちゃんが歌うメロディアスな泣きの感じが好きなんだよね。シャウトよりも新鮮に思えるんだよ。そこは俺がいつもグッとくるポイントです。ヒロキ君のヴォーカルは、セクシーな感じと言うか、基本的にはちょっとぶっきらぼうに歌っているんだけど、そこにキザな感じがあって。二人とも好きなヴォーカリストだから、一緒に歌っていて楽しいです。

――レコーディングは3人で一緒にやったんですか?

板谷:ナオちゃんは北九州にいたから、初めに俺とヒロキ君でちょっと録って。歌詞は3人で分担して書いて、歌うところもそれぞれ分け合いました。

――3人はタイプの違うヴォーカリストですが、1曲通して聴くと全く違和感がなくて。こんなに綺麗に融合するのかと思ったんです。

板谷:そう思ってもらえたなら良かったです。

カタヤマ:奇跡だよね。

ナオ:奇跡ですよ。

――ナオさんは、お二人の歌はいかがでしたか?

ナオ:祐さんのすごさは、「腐るまで」で私が歌って、カタヤマ君が歌った後、祐さんが声を出したときにわかるんです。歌に込もっているものと言うか、何かが違うんですよ。それに、とにかく声がカッコいい! 「悪魔のモンキースパナ」(会場限定CD収録曲)の〈くされドアタマかち割れ〉なんてものすごくカッコいいし、「地獄のrock ‘n’ roll fire」の〈Come On! ジョニー!〉のところでも、ロックのヴォーカリストのおいしいところを同じ舞台の上で見せてもらえて、私は超幸せだと思いました。すごく尊敬しています。カタヤマ君に関しては、Droogと首振りDollsの付き合いは結構長いんですけど、私は実際に会う前からDroogのファンで、カタヤマ君の歌声もルックスも全てが大好きなんです。そのカタヤマ君が横で歌っているだけで、僕は何も考えられてないですね!

荒金:ちょっと気持ち悪いな(笑)。

ナオ:どこが好きとか、どこがカッコいいじゃなく、全部です!

カタヤマ:ありがとうございます(笑)。首振りDollsと対バンしていて思ったんですけど、ナオちゃんはパンチもあるし、どこでも打てる器用なヴォーカリストです。今回地獄ヘルズで一緒にやったことによって、ナオちゃんの良さがよりわかったと言うか、より好きなヴォーカリストになりました。祐さんは、やっぱり歌に説得力があります。さっき言っていた「腐るまで」は、僕たちが〈あの時二人〉と歌っても“あの時”の光景がちょっとしか見えないんですけど、祐さんの“あの時”はボーンと来る。その説得力がやっぱり違います。

戸城:“あの時”が古いからな(笑)。三人それぞれの“あの時”だよね。

ナオ:「腐るまで」は本気で歌ったけど敵わなかったな…。めっちゃ歌い直したんだけどね。

Q5.「カネタクさん、難しかった曲はありますか?」

金川:難しかった曲は…全部です(笑)。基本的にTHE SLUT BANKSも地獄ヘルズも、戸城さんの曲は全部難しいので、楽しかった曲を言った方がよさそうですね。地獄ヘルズではナオちゃんとジョニーとDroogの祐太郎が1曲ずつ提供していて、その中でもナオちゃんが書いた「ヤバいヤツ」は、THE SLUT BANKSにはあまりないタイプだったから、叩いていて楽しかったです。ぜひ聴いてほしいですね。

――カネタクさんは以前、Twitterで哲さんを大絶賛していましたよね。

金川:哲さんはTHE SLUT BANKSを通して出会った先輩で、元々すごいなと思っていたけど、今回のレコーディングで、これは敵わないなと思って。このアルバムは哲さんのドラムも聴きどころで、今回同じアルバムに入れて光栄です。自分は、基本的に先輩に対して生意気で礼儀がなっていない系男子で、「先輩とか大御所とか知るか!」みたいな感じなんですけど、そういうことを抜きにしても哲さんはすごかったんです。こうして一緒にレコーディングをしてみて、やっぱり先輩ってすごいんだなと。歳の差をまざまざと感じてより一層尊敬しました。しかも優しくて、今この場にいても、若い人たちとも余裕で喋れるようなオープンな性格だし。

――同じ音源で叩けたのはとても良い経験になったんですね。

金川:そうですね。難しさという意味では、菊地哲さんとの差別化も難しかったです。

ジョニーダイアモンド(G)

――ギター陣のお二人はお互いに差別化を図ったりはしましたか?

ジョニー:元々そんなに似たギタリストではないので、自ずと差別化はされているような気がします。僕はキタナイ音で行こうと思ったくらいで、楽しくやりました。

荒金:僕もそんな感じです。ジョニーとは元々タイプが違うので、曲ごとに、ここはどっちが目立つところだから、その裏で何をしようかという感じで作っていきました。

――自分のプレイスタイルは変えなかったんですね。

荒金:(戸城)先生がそういう感じでいいよ、と言ってくれて。

戸城:二人とも才能があるからさ、好きにやればいいんじゃないの、ということでね。

ナオ:そういえば、昨日帰り際にジョニーが、「俺と戸城さんは性格が似ている気がする」って言ってましたよ。

戸城:えー、複雑だなぁ…(笑)。でも、似ていると言えば似ているかもしれない。カッコいいと思う視点が似ていると思うよ。

Q6.「戸城さん以外の方に質問です。戸城さんの素敵だな、好きだなというところを教えてください」

戸城:えー! やめようよ! 俺そういうの苦手なんだよ!

――本当は全員に答えていただきたいのですが、戸城さんが顔をしかめていらっしゃるので、「僕が戸城さんを紹介したい!」という方にお願いしようと思います。

ナオ:はいっ! 私はとにかく戸城さんが好きです! 戸城さんからは既にたくさんのものを見せてもらって、教えてもらって、いろんなものを受け取っているから、すごく尊敬しています。めちゃめちゃ好きだし、そんな戸城さんと一緒にお酒を飲む時間が、私は大好きです!

――すごく愛の伝わる言葉でしたね。大好き感が溢れていました。

戸城:棺桶にまで持っていきたい言葉だったね(笑)。

全員:(笑)

§

――とても多忙な面々がこれだけの人数集まって、どうやって1枚の作品を作ったのかがとても気になっていたのですが。

戸城:やりとりはグループLINEだったね。

――若者っぽいですね。

戸城:おじさんなんだけどね(笑)。俺が曲構成を作って、それをLINEにポンと乗っけたらヴォーカルの3人が、「僕、Aメロを担当します」「僕はBメロをやります」という感じで書き込んで。交換日記みたいで、すごく微笑ましかったよ。

――その流れを、グループLINE上で全員が見ているわけですね。

戸城:もちろんですよ。そうしたら「こんな曲があります」って、首振りの二人がデモを乗っけてきたんだけど、雑過ぎて! それを、俺が責任を持って打ち込んで、構成を決めて、ある程度の形にするという。

ナオ:え、ジョニーと二人で録り終わった後に、「これいけるやろ!」って言っていたんですけど。

戸城:雑すぎるよ(笑)! でも結局、皆で入ったリハーサルはレコーディング前の3時間だけなんだよね。その後に5時間ぐらい飲んだけど(笑)。

ナオ:しかも最初はリハーサルは2時間の予定だったんですよね。

戸城:そうそう。俺、3時間以上やると疲れちゃうんだよ。

カタヤマ:あの日は串カツを食べながらずっと飲んでたよね。

ナオ:そのお店で1人ずつサイコロを振って、7回連続でゾロ目が出たんだよね。すごくないですか?

――それはすごい強運ですね。

ナオ:連続でゾロ目を出すなんて、このメンバー、皆持っているな!と。

戸城:ゾロ目が出るとビールが1杯タダになるんだけど、そうしたらまたもっと飲むでしょ。そうしたら今度は、サイズと値段が倍になる目が7回ぐらい連続で出たんだよね。

荒金祐太朗(G)

――地獄ヘルズ、持っていますねぇ! そしてその楽しそうな現場が目に浮かびます。

ナオ:楽しいですよ。とにかく楽しいです。

――このバンド名だしこの人数でやるから、地獄みたいと思った瞬間があったのかなと思っていたんですけど。全然地獄じゃなかったですね。

ナオ:ずっとパーティーですよ!

荒金:むしろ天国でしたね!

――酔っぱらうと校長先生がチョコモナカジャンボも買ってくれますしね。

戸城:そうそう。あのバリっとした感が美味しいんだよね。

カタヤマ:久しぶりに食ったけどめっちゃ美味しかった!

――校長先生のおごりだからさらに美味しいんですよね。ところで「ヘルズ・ボーイズ」で、〈無間地獄〉という歌詞がありますが、レコーディングのときに、終わらないと思った曲はありましたか?

ナオ:ないです。

――え、即答?

ナオ:あ、でもジョニーは行き詰まってたよね。

ジョニー:「地獄のサンダー超特急」のギターソロを、最後の最後で100回ぐらい録り直しました(笑)。

――いい感じに無間地獄ですね。

ナオ:しかも祐さんに「このギターソロ、掴みどころがなくない?」って言われてたよね(笑)。

ジョニー:宿題として1回持ち帰って、首振りDollsのレコーディングが終わってから、最後の最後に録り直したんです。その時にOKをいただきました。

戸城:強引にね。「お前、今から新宿西口中央公園にギター片手に行ってこい! ブルースを感じてこい!」って言って(笑)。

一同:(笑)

ジョニー:散歩してきました。

――散歩して良いソロが降りてきましたか?

ジョニー:いや、その時は降りてこなかったです。めっちゃ寒くて…。

戸城:やっぱり北九州の人には、冬の新宿はちょっと厳しかったか(笑)。

――では、今回の収録曲で一番スムーズにできた曲は?

ナオ:多分「地獄のrock ‘n’ roll fire」だね。

金川:これは会場限定CDでも録ったから今回で2回目だもんね。1回目なんて、戸城さんからデモが送られてきた翌日に「まだ軽くしか聴いてないですよ!」みたいな状態で録ったし(笑)。

カタヤマ:それでもサクッと録れたんですよね。

戸城:こういうのも新鮮と言えば新鮮で面白い。

――今のお話、私には地獄だなと思ったんですけど…。

ナオ:地獄じゃないですよ。ただの面白い出来事です。

――皆さんのポテンシャルの高さと、地獄のハードルの低さがよくわかるエピソードでした(笑)。ところで、「ヤバいヤツ」に、〈抜けてないアルコール〉〈酒じゃ死なない〉という歌詞がありましたが、この中で一番お酒が強いのは誰ですか?

戸城:ナオ君かな。

カタヤマ:テキーラが大好きなんですよ。

ナオ:いや、俺は祐さんだと思うな。

板谷:いやいや。俺はお酒は好きだけどそんなに飲まないよ。

ナオ:だって祐さんのテキーラの飲み方は尋常じゃなかったですよ。

板谷:あれはあんたの仲間が俺に寄こしてくるから(笑)!

戸城憲夫(B)

――確かに祐さんはお酒に強い印象があるのですが。

戸城:そんなに強くないよ。俺もそうだけど全然飲めなくなっちゃった。茶色いやつとか全然飲めなくなって、ビールとかばっかりだもん(笑)。

ナオ:でも私も強くはないと思いますよ。普通にお酒を飲んでやらかすので。失敗するタイプです。

――じゃあ、この曲の〈待てよベッドに寝てるあの子は?〉みたいなことも?

ナオ:そんなことも…あったかもね(笑)。

金川:そこはぼかすんだ(笑)。

ナオ:ちなみにジョニーは酒で失敗しない男です。

ジョニー:僕は何かやらかしそうになったら絶対に途中で帰りますから。

ナオ:どんなに周りが盛り上がっていても、帰るなと言われても、自分でヤバイと思ったらすぐ帰るんですよ。

ジョニー:ナオはめちゃくちゃ酒癖が悪いですからね。

板谷:そうなんだよ。岡山辺りで「誰だよ俺のテキーラを飲んだやつは!」って言い出して、「俺だよ!」って言ったら、「そうかよ!」って(笑)。

カタヤマ:お酒で兄弟喧嘩してる(笑)。

――カタヤマさんはお酒がらみの兄弟喧嘩には参加しないんですか。

カタヤマ:はい、僕は(笑)。

板谷:よく言うよ! まぁ皆お酒が好きだから、色々あるよね。

戸城:でもこのバンドに酒癖が悪いやつがいないのはいいことだと思うよ。俺の昔やっていたバンドは最強に酒癖が悪かったからね! 多分日本のロック史上に残ると思う(笑)。

全員:(笑)

――カネタクさんは、お酒は?

金川:潰れたり、寝ちゃったり、起きたら知らない人が横で寝ていたとかはないですけど、酔っぱらうと生来の性格の悪さが出て、先輩後輩関係なくタメ語で、「なめとんのか!」みたいなことを言って、先輩に翌日怒られるという感じです(笑)。

板谷:それに吐いたりしないもんね。

戸城:いや、お前吐いたよ。最悪だよ。俺の車の中で高速中にさぁ…

金川:あれは胃液です(キリッ)。

一同:(笑)

§

――読者の方からの質問、第2弾です。

Q7.「今回の収録曲で、地獄ヘルズのテーマ曲になる曲を選ぶとしたら?」

ナオ:うーん、どれも全部テーマ曲にできると思うんですよね。

板谷:じゃあ「地獄のサンダー超特急」で!

――校長先生の一声で地獄ヘルズのテーマ曲は「地獄のサンダー超特急」に決定しました。それにしても、どの曲もテーマ曲になり得るキャッチーさですよね。

戸城:難しいことをやっていないからじゃない? 難しい曲展開もないし。

ナオ:でも戸城さんは難しい曲展開がないと言うけど、僕が作る曲からしたら、はるかに難しい曲展開をしていますからね(笑)。

Q8.「ライバルとするバンドはありますか?」

カタヤマ:AKB48。地獄を作る!

ジョニー:バンドに50人ぐらい入れて、人数で勝つ!

――え!?

戸城:俺の野望なんだよね(笑)。オーディションするから、入りたい人がいたらおいでって声をかけようかと。

――そのときは、戸城さんがセンターなんですか?

戸城:俺はセンターじゃないよ。俺は秋元さんだから。

全員:(笑)

戸城:センターはナオちゃんかヒロキ君のどちらかだよね。

ナオ:ヴォーカル3人で言うと、祐さんはセンター感があるんですけどね。

戸城:いや、それとアイドル性は別だから。俺たちはアイドルバンドを目指しているからね!

一同:(笑)

Q9.「3月17日のライブ以外に、何か活動の予定はありますか?」

戸城:今のところはない。でもやりたいよね。

金川:大人数でスケジュールを合わせるのは結構大変なので~、やっぱり1回1回のリハや~、1回1回のライブや~、こういう取材は貴重なんです。ということで~、まずは3月17日の渋谷La.mamaに来てくださいっ!

金川卓矢(Dr)

――金川さん、少し酔っぱらってきましたね(笑)。では、今後の野望を教えてください。

戸城:とにかくバンドに人数を入れるためにオーディションをする。今、俺たち神7だからね。

一同:(爆笑)

――まさかの神7…! ちなみにどういう人を募集しているんですか?

ナオ:カッコいいやつかな。

戸城:でも、酒癖が悪い人はダメ。楽器ができたら尚可。

全員:(笑)

――楽器は必須ではないんですね。ZGK50の結成を楽しみにしています。では最後はかなりお酒が回っている金川さんに締めていただきましょう。

金川:これだけのスターが集まった神7…首振りDollsも~、Droogも~、THE SLUT BANKSもスパーン!という感じなので~…ライブには来ておいたほうがいいですよ!

戸城:酔っぱらってるし、渡哲也みたいなサングラスかけてるし…(笑)。

金川:3月17日渋谷La.mamaっ、ぜひ来てくださいっ!

ナオ、ジョニー、カタヤマ、荒金:兄貴ぃ~~っ!

(文・後藤るつ子/写真・コザイリサ)

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ARTIST PROFILE

地獄ヘルズ

<プロフィール>

THE SLUT BANKSの板谷祐(Vo/ex.ZI:KILL、CRAZE)、戸城憲夫(B/ex.ZIGGY)、金川卓矢(Dr)、Droogのカタヤマヒロキ(Vo)、荒金祐太朗(G)、首振りDollsのナオ(Vo)、ジョニーダイアモンド(G)、 D’ERLANGERの菊地哲(Dr)という3ヴォーカル、ツインギター、リズム隊によって構成されたバンド。2017年10月から全国8公演を展開したツアー「愛と狂気のロックンロール東日本サーキット2017」の会場で3曲入りの1st CDを限定発売した。2018年3月17日には渋谷La.mamaにて地獄HELLZ メジャーリリースパーティー『地獄のロックンロールファイヤー』 が開催される。

■オフィシャルサイト
THE SLUT BANKS http://slutbanks.jp/
Droog http://www.droogweb.jp/
首振りDolls https://kubihuri.com/

【リリース情報】

地獄のロックンロールファイヤー
2018年3月14日(水)発売
(発売元:KING RECORDS)

地獄のロックンロールファイヤー
KICS-3680
¥2,600+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

01.地獄の一丁目
02.Welcome to the HELLZ
03.ヘルズ・ボーイズ
04.地獄のサンダー超特急
05.地獄のrock ‘n’ roll fire
06.ヤバいヤツ
07.地獄の影
08.極楽ANGEL
09.デストロイヤー
10.腐るまで

【ライブ情報】

地獄HELLZ メジャーリリースパーティー『地獄のロックンロールファイヤー』
3月17日(土)渋谷La.mama
出演:地獄ヘルズ / [O.A] 天国ヘヴンズ