インタビュー

DAIGO

“DAIGO”が凝縮された待望のソロ1stフルアルバム、その名も『DAIGOLD』! 光り輝く一枚に詰め込まれたDAIGOの思いとは。

昨年からソロ活動をスタートさせたBREAKERZのヴォーカリストDAIGOが、待望の1stフルアルバムをリリースする。自身の名と“GOLD”を合わせ『DAIGOLD』と冠した今作は、その煌びやかなアートワークにも目を奪われるが、バラエティに富んだ楽曲の数々にエンターテイナーDAIGOの魅力が凝縮された、現在の“DAIGO”の集大成とも言える一枚。そんな今作の制作エピソードと共に、少し偏った(?)恋愛観、近い未来について、DAIGOに語ってもらった。

◆DAIGOというパーソナルな部分をさらけ出すようなアルバム

――今回もインパクト大のヴィジュアルですね。

DAIGO:今年が午年で、俺も年男なので馬に乗ってるのとかいいなという発想から、だったらナポレオン風もいいんじゃないかなと。

――とてもキラキラ輝いていますね。完成されたものはイメージ通りでしたか?

DAIGO:ある種、イメージ以上のジャケ写になりましたね。基本的に、自分にしかできない表現ってなんだろうなと考えながら色々とやっているんです。だからこそ、初めてのアルバムで煌びやかなナポレオン風の衣装や雰囲気で、自分らしさを見せられたらいいなと思いました。こういう衣装を着る人って結構絞られるというか、限られるじゃないですか。物件探しで条件を入れてどんどん絞られていくのと一緒で、日本でこういう衣装を着る人で絞っていくと、たぶんあんまりいないと思うんですよね。大先輩では高見沢(俊彦)さんがいたりしますけど(笑)、1,000人とかはいないと思うんです。そういう意味でも、自分の特色の一つなのかなと思って今回も派手にしてみました。タイトルに合った衣装になったなと思います。

――今後、この衣装がどこかでお目見えする機会はありそうですか?

DAIGO:ライブで着ることもあると思います。あとは着る場所によっては結構浮いちゃう場合もあるから気をつけないといけないんですけど、前回の『BUTTERFLY』(大きな蝶の羽根を背負った衣装)で完全にそこは経験済みで免疫があるので、全然大丈夫だと思いますね。あれ以上の浮き具合はないと思うので(笑)。

――ソロの楽曲ではBREAKERZではできない世界観を打ち出していくのが一つのテーマ、と以前言っていましたが、今作は楽曲の幅が広いですね。どのようなコンセプトで制作したのでしょうか?

DAIGO:今回はソロならではのアルバムにしたいなと思っていたので、自分という人間が作る色々なタイプの曲、自分が書きたいメッセージを、今まで生きてきた集大成的な感じで出していきたかったんです。今思っていることや、ずっと思っていたこと、ふざけたようなものも、全部含めて自分の要素なので、DAIGOというパーソナルな部分をさらけ出すようなアルバムにしたいなと思いました。

――特に新たなチャレンジだったものはありますか?

DAIGO:たぶん、皆さんアルバムを聴いていて7曲目「ジェラルミン」辺りで「あれ?」って一回思って、「まぁでもDAIGOならあるかな」という感じもして、さらに8曲目「POP☆CORN」を聴いて「?」が一気に増える可能性はありますけど、その辺は、新しいというか今までこういう曲調はなかったので、このちょっとしたバラエティゾーンが結構おもしろい感じになるのかなと思っています。

――ゲーム音楽のような「POP☆CORN」は確かに驚きました。

DAIGO:そうですね、ファミコンのような。ちょっとかわいい曲調で、本当は女の子に歌ってもらいたかったなという曲でもあります。ポップコーン好きでもあるから、自分の好きなものを描くっていうね。ここまでポップコーンのことを説明している歌はそうそうないと思うので、どこかのポップコーン屋さんとかで流れたらうれしいですよね。

――そうですね。最後の方でテンポが早くなりますが、レベルアップしたんでしょうか?

DAIGO:時間切れっぽい感じで「急げ!」っていうイメージでどんどん早くなっているんです。あれをライブで歌い切るのはかなり難しいと思うので、この会場で誰が歌えるかっていう感覚でみんなにも一緒に歌ってもらって楽しんでもらえたらいいなと思います。

――各楽曲によってアレンジャーが異なりますが、アレンジを数人で行った理由というのは?

DAIGO:メインのアレンジャーとして、飯田(匡彦)くんと宅見(将典)くんにやってもらっているんですけど、もちろん音楽的才能もリスペクトしている二人だし、昔から一緒にやっているので俺の感覚をわかってくれている部分もあるので、すごくやりやすいし、かっこ良く仕上げてくれるっていうのがあって。SHINPEIにやってもらった「ジェラルミン」は、昔書いていた曲だったんですけど、その時にSHINPEIが近くにいたので「やってくれない?」って言ってやってもらったのが原型なんです(笑)。 それが結構いい感じだったんだけど、BREAKERZの曲として収録するには歌詞の内容がパーソナル過ぎるので、これこそソロで出すのにふさわしい曲かなと。

――BREAKERZの楽曲含め、アレンジがSHINPEIさん個人名義なのは初めてでしょうか?

DAIGO:そうかもしれないですね。いつもBREAKERZ名義なので。ギターも弾いてくれて、曲の良さをさらに引き出してくれたなと思いますね。

――SHINPEIさんが「ジェラルミン」のアレンジ&ギターと「I Wish」のギター、そしてAKIHIDEさんが「Realize」でギター参加していますが、久々に一緒に作業してみていかがでしたか?

DAIGO:「Realize」に関しては、誰に弾いてもらいたいかなと考えた時に、AKIHIDEさんが真っ先に浮かんだんです。曲が輝く形がベストなので、そういう中で一番本能が求めていたのがAKIHIDEさんのギターでした。AKIHIDEさんもSHINPEIもギタリストとして素晴らしいし、さすがだなと、改めて魅力を感じることができましたね。

――「ジェラルミン」の〈DAIGO!!〉という部分はファンの皆さんの声ですか?

DAIGO:そうですね。『DAIGO MOBILE』という携帯サイトの会員の皆さんなんですけど、俺もレコーディングに立ち会って、〈ダメダーメー〉と〈DAIGO!!〉という部分を歌ってもらいました。さすがに俺には絶対に出せない声なので、この声が入って「ジェラルミン」が本当に完成したなという感じですね。

――「いつも抱きしめて」の時は納得いく歌が録れなくて何回も歌ったということでしたが、今回ヴォーカル録りで一番苦労したのはどの楽曲ですか?

DAIGO:全部同じくらい苦労したんですけど、「STAY GOLD」の最初の〈Are you ready?〉というところは、このアルバムの歌い出しなのですごく大事だなと思っていて。録って家で聴いて「もう1回やりたい」というのを3回繰り返しました。なので、まずはここが一番こだわった部分でしたね。 あと「POP☆CORN」のヴォーカルはすごくエフェクトで加工しているんですけど、意外とニュアンスが難しくて。ちょっと優しいバージョンとか、ちょっとロックなバージョンとか色々試したんですけど、「なんか違うな」となって、やっと今の形になったんです。ポップコーンの「プ」が結構言えなくて、収録されているものでもたぶん何回か言えてないと思うんですけど、そこは歌詞を見てなんとかカバーしてもらいたいなと思います。(笑)

――(笑)。「Realize」は歌詞の内容もあるのかもしれないですが、DAIGOさんの歌声がより大人っぽい印象を受けました。

DAIGO:これはちょっとクールなナンバーですけど、三角関係の切なさをAメロで切々と歌い上げて、サビではエモーショナルに。確かにヴォーカルを録っている時に、自ずとクールな感じになっていたかもしれないですね。

――「Realize」から「いま逢いたくて…」という曲順がすごく切ないですね。

DAIGO:確かに、ちょっと切ないゾーン。切ないゾーンに行って、急にバラエティゾーンに行って、ちょっとずつ中和して最後まで行くっていうね(笑)。

◆俺に束縛されるのが辛いか、俺がいない現実が辛いか

――これまで何度かお話を聞いてきて、DAIGOさんの詞は、実体験や恋愛観がかなり反映されているように思えますが、今作は割合で言うとどのくらいでしょう?

DAIGO:どうなんですかね(笑)。このアルバム自体が実体験のアルバムかもしれないですね。相当な割合いってると思います。

――「さわって」はなぜこのタイトルになったんでしょうか?

DAIGO:何気なく言った言葉が、受け取り方によっては刃のように相手を傷付けてしまう可能性もあったり、傷付いている人にどう接していいかわからなかったり、より追い込んでしまう可能性もあったり。そういう部分で人と繋がれない、そういうこともあったりする時代だと思うんですけど、こういう時代だからとか、こういう社会だからとか誰かのせいにするよりも、自分で動いて、自分で心を開いてその人の心に触れていかないとやっぱり前には進んでいけないし、絆だって生まれないんじゃないかなと思って。僕もある意味このアルバムの中で「さわって」が一番自分をさらけ出している曲だと思うので、自分がさらけ出すことによって皆と近づけるというか、触れ合って生きていけるんじゃないかなと。心と心を通わせたり、絆を感じてもらえたりするのかな、というところでこのタイトルにしましたね。

――今のDAIGOさんの気持ちがストレートに表現されているんですね。

DAIGO:そうですね。人間、孤独を感じたりそういうモードになる時ってあるじゃないですか。裸の自分じゃないですけど、心を丸裸にして書いた曲ですね。

――ところで、彼女への嫉妬を歌った「ジェラルミン」の歌詞の内容は、何%DAIGOさんのリアルな意見なんですか?

DAIGO:これはもう200%ですね。

――(笑)。歌詞に〈男女の友情なんてあるわけ NAI NAI〉とありますが、DAIGOさん的には男女の友情はないということですか?

DAIGO:ないんじゃないですか(笑)? どっちか気があるでしょ。

――男女の友情はあると思いますけど。でも、こんなに常にジェラシーを感じていたら大変ですね。

DAIGO:確かにね、疲れますよこっちも。でも、好きだからこそ不安になったり心配したり嫉妬しちゃったりするんです。恋をしたその時は、世界一その人のことが好きなわけで、他の誰よりも世界一魅力を感じているわけだから、その人を他の男が好きにならないわけないじゃんって思ってるんですよね。ある意味すごい好きというか惚れてる、そういう証でもあるという。だから、どっちが辛いかですよね。俺に束縛されるのが辛いか、俺がいない現実が辛いか。

――究極の二択ですね(笑)。

DAIGO:どっちかと言ったら、まぁ俺がいない方が辛いでしょ(笑)。多少自由度がなくても、俺がいた方がいいでしょ(笑)。

――愛してる証ですからね(笑)。

DAIGO:そう! そうじゃない人は離れていくんでしょうけどね(笑)。わかりやすくて、いいんじゃないですか(笑)。

◆どんな40代になるかは、30代で決まるから

――初回限定盤AのDVDに「いま逢える35歳 “DAIGO” Special Movie」というものが収録されていますが、最近年齢を気にしています?

DAIGO:いや、年齢は気にしてないんですけど、そこまで来たのかみたいな。4月で36歳になるけど、36歳になると自分の中でアラフォー感がグッと身近になってきますよね。35歳だと中間だけど36歳になるともう40歳の方が近いから。そっか、次の冬期オリンピックの年には俺もう40歳なんだなって。どう生きていくかも考えなきゃいけないし、だからこそ今やれることを、30代を突っ走っていきたいなと思いますね。どんな40代になるかは、30代で決まるから。氷室(京介)さんにもそういうことを言われたことがあって、確かにそうなんだろうなって思ったので、とにかく突っ走って40歳になってどんな自分になっているか。…意外とすっごい疲れてたら、グアムとか行って3~4年休むかもしれないしね(笑)。とりあえず40歳までは突っ走りたいなという思いはあります。

――前回のインタビュー時にも「おじさんとの境い目だから危ない」と言っていましたよね(笑)。

DAIGO:どういう存在でいられるかとか、見た目の部分もいつまで保てるのかっていうのはわからないですからね。

――BREAKERZのライブでAKIHIDEさんとのキスもありますしね。

DAIGO:それも40歳になるとキツイよね。40代の男同士のキスはちょっと危ないから(笑)、その辺は空気を読んで、ちょっともうやめた方がいいよねってなったら、ミーティングして。やめるならやめる。

――(笑)。いつの間にかなくなっているかもしれないんですね。

DAIGO:いや、ライブでそういう日を作りますよ。

――今日でキスはラストです、と(笑)。

DAIGO:そう。「金輪際キスはしません。今日が最後の日です」って。いきなりなくなって、仲悪くなったのかな、と思われるのも良くないし。

――確かに。ところで、「いつも抱きしめて」時のリリースイベントではスペイシーハグ会がありましたが、今回は王子ハグ(※)があるんですよね。

DAIGO:せっかくの1stアルバムだしワイワイできたらいいなっていう皆の意見もあってこういう形になりましたけど、こんなに色々あるリリースイベントは今後やらないと思うので、楽しんでくれたらいいなと思います。

――今回は新たに「手の甲に王子キッス」というものもあるそうですね。

DAIGO:王子スタイルですからね。手の甲にキッスというのは文化として礼儀だったりしますから。どういう風になるのかっていうのを家族で話していて、試しに親父に「お母さんにやってみて」って言って、75歳の父親が66歳の母親にやってみたんですけど、母親が「人生で初めてだった」って言ってて。「悪くないよ」っていう感じだったので、大丈夫だと思います。やられる方が嫌じゃなければ、俺は敬意を表してやっていくだけですね。

――そして、3月9日からツアーが始まるということで。

DAIGO:1曲1曲がちゃんと引き立つようなライブにしたいので、例えば振り付けがあってもいいだろうし、1曲1曲のノリ方も色々みんなで盛り上がって楽しいライブになればいいなと思います。ライブはみんなで輝く時間だと思っているので、みんながそれぞれ楽しんで、明日がキラキラ輝くような空間を各会場で作っていきたいです。ぜひCDを聴いてライブに足を運んでもらって、一緒にキラキラしたいなと思います。

<脚注>
※『DAIGOLD』のリリースを記念して、全国5都市(大阪、東京、福岡、愛知、北海道)でイベントを開催。参加券の枚数によってイベント内容が異なる(参加券1枚:王子握手、参加券2枚:手の甲に王子キッス、参加券3枚:王子ハグ)。イベントの詳細はDAIGOオフィシャルサイトをご確認ください。

(文・金多賀歩美)

DAIGO

<プロフィール>

2003年、DAIGO☆STARDUSTとしてメジャーデビュー。2007年7月、BREAKERZのヴォーカリストとしてアルバム『BREAKERZ』でデビュー。1stシングル『SUMMER PARTY/LAST EMOTION』から、シングル14作連続オリコンチャート10位以内にラインクイン。また、BREAKERZとしてこれまでに4度の武道館公演を成功に収めてきた。2013年よりソロ活動をスタート。7月に1stシングル『いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH』、12月に2ndシングル『BUTTERFLY/いま逢いたくて…』をリリースし、東名阪にてライブを開催。2014年3月、待望の1stフルアルバム『DAIGOLD』をリリースし、全10公演の全国ツアーを開催する。


■オフィシャルサイト
http://daigo-official.net


【リリース情報】

初回限定盤A
(CD+DVD)
スリーブケース仕様
ZACL-9072
¥4,000+税

初回限定盤B
(CD+DVD)
スリーブケース仕様
ZACL-9073
¥4,000+税

通常盤
(CD+DAIGOカード全3種(ランダムで1枚封入)※初回生産分のみ)
ZACL-9074
¥3,000+税

完全生産限定GOLD盤(Musing限定)
(CD+DVD)
オリジナルグッズ+特殊パッケージ仕様
ZACF-9003
¥6,500+税


『DAIGOLD』
2014年3月5日(水)発売
(ZAIN RECORDS)
DAIGO、待望の1stフルアルバム。エンターテイナーDAIGOの魅力が存分に詰め込まれた、全13曲収録。

【収録曲】
[CD]※共通
01. THEME OF DAIGOLD
02. STAY GOLD
03. BUTTERFLY
04. 無限∞REBIRTH
05. Realize
06. いま逢いたくて…
07. ジェラルミン
08. POP☆CORN
09. I Wish
10. REVOLUTION EVOLUTION
11. いつも抱きしめて
12. さわって
13. YELL

[初回限定盤A:DVD]
DAIGO MUSIC CLIP COLLECTION
01. いつも抱きしめて -Music Clip-
02. 無限∞REBIRTH -Music Clip-
03. BUTTERFLY -Music Clip-
04. いま逢いたくて… -Music Clip-
05. いつも抱きしめて -Music Clip Another Edit-
06. BUTTERFLY -Music Clip Another Edit-
いま逢える35歳 “DAIGO” Special Movie

[初回限定盤B:DVD]
Document Movie〜アルバム「DAIGOLD」が出来るまで

[完全生産限定GOLD盤:DVD]
DAIGO LIVE TOUR 2013“BUTTERFLY” LIVE映像
2013. 12. 28 at大阪国際会議場
01. BUTTERFLY
02. Realize
03. いま逢いたくて…
04. BUTTERFLY(DANCE Version)
05. STAY GOLD
06. 無限∞REBIRTH
07. いつも抱きしめて

[完全生産限定GOLD盤:特殊パッケージ仕様]
・CD:GOLD DISC
・トールサイズ2面デジパック
・三方背BOX
・シリアルナンバー
・直筆サイン入りカード
・DAIGOLDピンバッジ
・ポストカードセット(3枚組)