HERO『答え合わせ』リリース記念企画

HERO

アグレッシブでキャッチーで哲学的…+毒舌?
メジャー1stシングル『答え合わせ』をリリースするHEROの魅力に迫る!

今年4月のメジャーデビュー発表から約2ヶ月半、いよいよHEROのメジャー1stシングル『答え合わせ』が世に放たれる。インディーズラストワンマンとなったZepp Tokyo公演で「メジャーに行っても変わらない」と宣言していた彼らが生み出した最初の作品は、まさに“いつも通り”の“HEROらしい”楽曲でありながら、新たな次元へと歩みを進める最新型のHEROが詰め込まれた一枚。Vif初登場となる4人に、今作について、そしてHEROというバンドについて語ってもらった。

◆バンドのお父さん的な存在かな(yu-ta)

――メジャーデビューおめでとうございます!

全員:ありがとうございます!

――Vif初登場ということでメンバー紹介をお願いしたいのですが、順番に隣に座っている方を紹介してください。

JIN:ドラムのYusukeくんは人間として一番できています。仮にそれが気を遣って作っている自分であったとしても、普通そこまで人に気を遣えないだろというくらい優しい子ですね。

Yusuke:嬉しいですね。

JIN:すごく真面目だし、言われたことは素直に受け入れます。すごい…食べちゃいたいっ。

一同:(笑)

SARSHI:見た目通り一番おおらかというか温厚ですね。常に笑顔。スマイル吉田です。あ、吉田っていう名字なんです。

JIN:すいません。こいつ関西人なんですけど、信じられないくらいすべるんで。

一同:(笑)

Yusuke:yu-taくんは勉強はできないんですけど、良くも悪くもB型らしいです。例えば、自分は集合時間に15分くらい遅刻したりするんですけど、他の人が1分でも遅刻すると「なんだ? 寝坊か?」って、他人には厳しい(笑)。…とにかく一番アツイ男です。

yu-ta:いきなりそれ(笑)?

Yusuke:一番ロック魂を持った人。…いいヤツです!

――yu-taさんは今の紹介に異論反論はありますか?

yu-ta:いや、全くその通り過ぎちゃって何にも言うことがないですね。

――では、SARSHIさんの紹介をお願いします。

yu-ta:とにかく暗いですね。すごくいいヤツなんですけど、例えば車の中で何か話しかけたとしても「へー」で終わっちゃう、そういう冷めた人間なんですよね。でもこの中で一番年上だから、やっぱりしっかりしているところはあるし「それはあかんよ」って注意されることもあります。バンドのお父さん的な存在かな。

Yusuke:一番大人かなと思います。

JIN:そうでもない(笑)。一番危機感を持ってないんですよ。一日中ゲームやってるんです。

SARSHI:パズドラやな。

yu-ta:「先生」って呼ばれてるんですよ。

JIN:パズドラが上手すぎて他のバンドマンから「先生」って呼ばれて、「実は俺、パズドラすげーんだ」って思っちゃったんでしょうね。だから、他のバンドの期待に応えるためにずっとゲームやってるんですよ。地位と名誉を欲しがってるんでしょうね。そういうタイプの人ですね…イメージね。

――SARSHIさんいかがですか?

SARSHI:まぁ…その通りですね。基本暗いんですよ。なんか喋るのが面倒くさいんです。だから聞いてるだけみたいな。

JIN:文章は上手いんですよ。ブログで「俺のことを好きなみんなは、みんな大好き!」とか書くような男です(笑)。

一同:(笑)

SARSHI:めっちゃクズやん(笑)!

JIN:うち、基本落とし合いなんで(笑)。先に攻撃しておかないと。

yu-ta:次すっごいの来ると思うで。

――では、JINさんの紹介をSARSHIさんお願いします。

SARSHI:僕が人生過ごしてきた中で、こんなにクズな人間見たことないですね。ある意味天才だと思うんですけど、本当に狂ってるんですよ。JINくんのことを生理的に受け付けない人が9割くらいだと思います。

JIN:多いなっ。

SARSHI:本当にね、一緒に過ごすとわかる。テレビとかファンの前では普通ですけど、いや、普通ではなく全然クズなんですけど、一緒に過ごすとなおさら、俺らよくJINくんと一緒にバンドできてるな、マジすげーなって思います。でもバンドのことをしっかり考えていて、そういう部分は真面目です。そこに集中し過ぎているからか、普段の生活がクズ過ぎるんですよね。両極端。典型的なAB型です。

JIN:お金を稼がないと食っていけないんで、仕事は本当に真面目にやります。その反動でちょっと異常な部分はある。でも、おもしろいって思われたくてやっていることなんです。そういうところで生理的に受け付けないなっていう人はいるでしょうね。

SARSHI:たぶん9割くらい。

JIN:もしかしたら仕事と繋がっているのかもしれないです。ファンのことを笑わせられて、嫌なことを忘れさせられたらいいなと思っているので。笑顔になってほしいんです。

――HEROのライブは本当に楽しいですよね。

JIN:お客さんがその瞬間だけ嫌なことを忘れられるようなライブをしていきたいんです。それは仕事でもあるし、使命だとも思っていて。そういうところは真面目にやっています。

◆メジャーで出してもいいような音楽しかやってこなかった(SARSHI)

――みなさんのキャラクターがわかってきたところで、今作についてのお話を。まず、メジャーデビュー曲ということを意識した部分はありますか?

JIN:あんまりないです。今まで僕らがやってきたことが間違っていたとは思っていないので、変わらずやろうぜって。いつも通りの曲ですね。

――作曲者はバンド名義ですが、HEROの楽曲制作はどんな方法なのでしょうか?

JIN:今までは僕がピアノで曲を作って、スタジオで弾きながら「こういう感じ。ここでこういうノリになります。コードはこうです。メロディはこうです」というのをメンバーに伝えて、その場で合わせてディスカッションしながらやっていました。今回からはクラウンのディレクターに一度聴いてもらって、アドバイスを受けて昇華したものをみんなに。そこからは今までと同じ行程ですね。

――メジャーデビューをきっかけに、今回初めてHEROの楽曲に触れるという方もいらっしゃるかもしれないですよね。

SARSHI:HEROって元々インディーズの頃からメジャーで出してもいいような音楽しかやってこなかったので、その延長線上で、フィールドが変わっただけでやっていることは変わらないんですよね。

――では逆に、以前からのファンの方たちには今作でどんなHEROを見せたいですか?

JIN:ファンの人たちにはいつも通りだよっていうところで、新しく聴く人にはわかりやすい名刺のような感じですね。

yu-ta:これがHEROだよって。

JIN:曲として聴けて、ライブでも盛り上がれるというのがHEROのテーマなので、そこは崩さずにいきたいなと思っています。

――c/wの「誰も知らない言葉」は、いわゆる“暴れ曲”系のイントロとキャッチーなメロのギャップがすごいですね。

JIN:メロはピアノで作っちゃうんですけど、何を言ってるかわからないようなものって僕は好きじゃなくて、できるだけわかりやすいメロディの方がいいなと常々思っているんです。でも久々に作ったね、こういうの。

SARSHI:確かに。

JIN:最近テンション的な意味で明るい曲しか作ってなかったんですよ。歌詞もそうなんですけど、精神的なものにすごく左右されるんです。その時期は結構痛い思考回路になっていたので、「愛はない(キリッ)」みたいな歌詞になっちゃっていて、1曲目で愛の唄歌ってますやん!って感じなんですけど、僕、人間なので話の方向性はブレるんですよ。でもそれが人間だろって思うんですよね。それを言うと「あー哲学的だな」って、みんな納得してくれます(笑)。

yu-ta:今回の3曲ってインディーズの頃の流れも含まれていて、それがグレードアップされた感じなんです。だから、新しい人たちにもこれが名刺的な感じだし、昔からのお客さんからしても「これはHEROだね」というものになっていると思います。

――メロのキャッチーさは意識せず自然とそうなるものですか?

JIN:いやー、これが結構苦労するんですよ。“良いメロディライン”って何億個もパターンがあると思うんですけど、その中で好みとなってくると、僕が好きなメロディラインってやっぱりあるんです。「これ良いメロなんだけど、ちょっとな」というものもあるんですよ。あの人が歌ったら良いけどHEROじゃないな、みたいな。それで結構時間がかかったりしますね。“HEROらしさ”は常々考えていますね。

――これまでの楽曲の多くもそうですが、今作にもピアノの音が入っていますよね。HEROにとってピアノは重要なパーツの一つなんだなと感じました。

JIN:ピアノがバンドにいるんじゃないかっていうくらい、あってもいいと思っていて。雰囲気作りとかではなくて、それがHEROらしいのかなと。ヴァイオリンは誰も弾けないから“偽物”だけど、ピアノは“本物”だから。まぁ僕のエゴなんですけど、できるものでやるべきだと思うんですよ。“本物”の音で勝負しようと思っています。

――HEROの場合、普通ピアノを入れそうにない楽曲で入っているのがおもしろいですね。

JIN:ガッチガチに入ってるでしょ? めっちゃ激しいけどピアノが入ってるっていうのが逆におもしろいなって。

――他のみなさんは、制作する上で頭の中にイメージとしてピアノの音が鳴っているものですか?

SARSHI:スタジオでもJINくんが弾いているので、常にピアノと一緒に演奏しているんですよ。歌う時の方が少ないんです。だからピアノがあることに対してあんまり違和感がないんですよね。

Yusuke:逆にピアノがないと物足りないですね。

SARSHI:そうそう。軽っ!みたいな。

JIN:俺も物足りなく感じちゃうんですよ。不思議だね。

SARSHI:ピアノって音域がすごくあるじゃないですか。一番幅が出るから一番食うんですよ。

yu-ta:その感じが気持ちいいしね。

◆そんなことを言えることがカッコイイ(Yusuke)

――JINさんが書く詞は心に何かを残してくれる詞だなと思いました。

JIN:僕って最終的に投げ出すんですよ。「誰も知らない言葉」も、「愛って何?」という問いに対して答えてないんです。わからないから。でも人間だからそれでいいと思っていて。もしかしたら数年後、「愛はあるよ」っていう曲を歌うかもしれないけど、それでいいと思うんです。でも、わかりやすく書きたいなとは思っています。何かを伝えたいならわかりやすい言葉で伝えるべきだと思っていて。英詞も書くんですけど、僕の場合は英詞に意味はないです。カッコイイなと思って書いているだけなので。日本語の時は意味をすごく突き詰めて考えるので、時間がめちゃくちゃ掛かっちゃうんですよね。

――簡単な言葉で、歌詞として成立しつつ、ものを伝えるって難しいですよね。

JIN:そうなんですよね。例えば“涙”を“君の目からこぼれた雫”って言ったら、わかりづら!って思うんですよね。お前普段そんなこと言うのかよって。例えば彼女と映画を観に行きました。彼女が泣いています。そこで「君の目から心の何かがこぼれているよ」とか言わないでしょ。「お前泣いてんの?」って言うじゃん。それでいいんじゃないの?って思うんですよね。だからわかりやすい言葉の方がいいなと思います。

――みなさん、JINさんの詞に関してどう感じていらっしゃいますか?

SARSHI:歌詞は本当に素直なので、そのままストレートに受け止めていますね。なんやろな…「人間定義」(※2010年6月リリースのシングル『Not Found』収録)とかかな…よくこんなこと書けるなって思いますね。この曲にこんな歌詞が乗るんやって。それはすごいと思いましたね。

yu-ta:電車の中で泣いている子がいたら声掛けられないじゃないですか。そういうことを書いているんですけど、そういう日常の出来事ってなかなか詞に起こせないと思うんですよね。そういうところはすごいなと思います。

――では、今作の歌詞の中でみなさんのお気に入りのフレーズを教えてください。

SARSHI:僕は歌詞だけで考えるよりメロディとの兼ね合いなんですけど、「feeling」の〈フィーリング〉が一番好きです。Aメロも好きなんですけど、もろJINくんの好き系やなって感じで、サビはサビで覚えやすいし勢いがありますね。

yu-ta:僕は、JINくんがさっき言っていた病んでる時の歌詞がすごいなって思うんです。今作だと「誰も知らない言葉」の頭のAメロの部分とか。何て言ったらいいんだろうね。普通書けないようなことを書けるところが好きなんですよね。

Yusuke:僕は「答え合わせ」のサビの〈答え合わせなんてしなくても 僕はなんとなく見える〉というフレーズです。そんなことを言えることがカッコイイ。

JIN:せやろ? せやねん(キリッ)。

――みなさんの感想を聞いてJINさんはいかがですか?

JIN:僕すかー。んー。僕は「答え合わせ」はサビですね。まず“答え合わせ”というテーマを決めてから作ったので、そこからどう上手いこと言おうかっていうところなんですよ。ゴールだけ先に定めるんです。「誰も知らない言葉」は〈そういえば誰かが言ってた〉という言葉だけ最初に浮かんできて、「feeling」は〈フィーリング〉なんですけど。3曲ともサビは好きですね。

――最初に浮かんだフレーズはサビになることが多いですか?

JIN:そうですね。僕、1オクターブ上のB(シ)が一番トップの音なんですけど、言葉によって「あ」だったら出るけど「い」だと出ないとかがあるんですよ。「答え合わせ」だと、サビの〈遠い未来もずっと〉の「ず」が一番高いんですけど、これは「ず」じゃないと出ないんですよ。〈きっと〉だったら綺麗に声が出ないんです。だからここは〈ずっと〉にしようと思って、“答え合わせ”というテーマでここで〈ずっと〉を持ってくるにはどういう歌詞を書かなきゃいけないんだろう、かつ良い言葉を入れなきゃいけないっていうふうに、全部逆算で縛りを作るんですよ。この辺は上手くいったなと思いますね。

◆「今日は意味がある日だったんだ」っていう日を作りたい(JIN)

――ライブを観させていただきましたが、知らない人同士、隣の人と肩を組んだりする曲があるのが素敵ですね。

JIN:常々言っているんですけど、音楽で人を救うことはできないと思っているんです。僕の持論ですけど。だけど、ライブに来た時に今後の人生で親友と呼べるような友だちができたとします。それがHEROのライブで肩を組んだことがきっかけだったとしたら、それってその人の人生においてすごく大きなことだと思うんですよ。そういうことがあったとしたらHEROをやっていて良かったなと思うし、そういうライブを作っていきたいなと思って。「今日は意味がある日だったんだ」っていう日を作りたいと思ってやっているんです。

――この記事の公開時にはツアーがスタートしていて、9月15日に赤坂BLITZでセミファイナル、12月30日に渋谷公会堂でグランドファイナルですが、初の海外ライブ(8月31日「Live in 台湾」)も決まったそうですね。台湾でのライブは何か考えていることはありますか?

JIN:色々考えているんですけどね、ド下ネタでいってやろうかなと思っているんですよ。MCで話したことを現地の方がすぐに翻訳して後ろに字幕が出るシステムがあるらしくて、例えば俺が「これ本当に出るの?」→字幕、「うわ! マジだ!」→字幕、「どこまでいけんのかな?」→字幕、「ち○こ」→字幕、みたいな。

一同:(笑)

yu-ta:おもしろいなぁ。

JIN:行ききって最後出なかったら「あ、これダメだったんだな」って、どこまで行けるか試したいんだよね。今回のは旅行なので、楽しみたいだけなんです。それを日本で話せるのがおもしろいじゃん。自分の人生に爪痕を残したいので、いつもより酷いことをしたいなと思っていますね。

――(笑)。では最後に、残りのツアーに向けての意気込み、そして今後の展望を教えてください。

SARSHI:ツアーはメジャー一発目ということで、初めて来る方もいらっしゃるかもしれないので、そういう方たちにもわかりやすいHEROのライブをいつも通り見せたいです。そして、セミファイナルをまずは成功させないとファイナルも成功できないので、赤坂BLITZにも渋谷公会堂にも来ていただきたいです。来年もがんばっていきたいと思います。

yu-ta:どの会場も楽しんでベストな状態を作り上げられたら最高ですね。渋谷公会堂は初めてのホールなんですけど、今まで来られなかった人でホールなら来られるという人もたぶんいると思うので、ぜひともライブを体感してもらいたいです。今後は、もっともっと幅広い人たちに聴いてもらえるようになっていきたいです。以上!

Yusuke:メジャー1stツアーということで今まで以上にがんばっていくので、幅広い層の方たちに来てもらいたいなと思います! 今後のことはわからないですけど、とにかくその時その時をがんばってやっていきたいと思います!

JIN:嫌なことを忘れられる瞬間を作れたらいいなと思いますね。ファイナルは年末だしね! 忘年会ですよ! 門限があって来られない子は親と来ればいいし、親も娘と行ったら思い出ができるじゃないですか。もうみんなWin-Win-Winよ。今後の展望は、いつか東京ドームでライブをやりたいです!

【リリースイベント密着】

『答え合わせ』リリース日の前日、7月9日にLike an Edison.com ラフォーレ原宿店で行われるインストアイベントにVifが密着! 当日、メンバーは浴衣姿! 限られた方のみが参加できるイベントの様子をTwitterで実況中継します。

(文・金多賀歩美)

HERO

<プロフィール>

JIN(Vo)、SARSHI(G)、yu-ta(B)、Yusuke(Dr)から成るロックバンド。2009年6月より現メンバーでの活動を開始。2011年1月、1stアルバム『Life』をリリースし、ツアーファイナルを赤坂BLITZで開催。その後、シングル三部作をリリースするなど精力的に活動を続け、SHIBUYA-AX公演をソールドアウトさせた。2013年4月、Zepp Tokyo公演を成功に収め、7月10日シングル『答え合わせ』で日本クラウンよりメジャーデビューを果たす。6月よりメジャー1stワンマンツアーを展開中。12月30日には初のホールワンマンとなる渋谷公会堂公演が決定している。

■オフィシャルサイト
http://hero-izm.com/


【リリース情報】

Type-A
(CD+DVD)
CRCP-10294
¥1,890(tax in)

Type-B
(CD+DVD)
CRCP-10295
¥1,890(tax in)

Type-C
(CD)
CRCP-10296
¥1,260(tax in)


『答え合わせ』
2013年7月10日(水)発売
(CROWN RECORDS)
HEROのメジャーデビューシングル。彼らの持ち味であるキャッチーなメロとライブで盛り上がること必至のロックサウンドが存分に堪能できる一枚。

【収録曲】
Type-A
[CD]
1. 「答え合わせ」
2. 「誰も知らない言葉」
[DVD]
「答え合わせ」Music Video

Type-B
[CD]
1. 「答え合わせ」
2. feeling
[DVD]
尽の独裁政権 出張版

Type-C
[CD]
1. 「答え合わせ」
2. 「誰も知らない言葉」
3. feeling