11月で結成2周年を迎え、ますます大人の色気に磨きのかかったThe Benjamin。彼らが2月8日(水)に1stフルアルバム『BEGIN』を発売する。その作品やバンドの魅力をより多くの人たちに体感してもらおうと、2月3月4月と東名阪を舞台に「無料ワンマンツアー」も実施。さらに、4月から5月にかけレーベル主催ツアー「BATTLE FEVER TOUR」も行う。すべては、TSUTAYA O-WESTを舞台に6月7日に行うワンマンライブへ向けてのこと。

彼らは、こう伝えてきた。「TSUTAYA O-WESTでのワンマンをみんなと一緒に成功させたい」「みんなと一緒に上がっていきたい」「そのためにもっとThe Benjaminのことを知って欲しいんだ」と。The Benjaminが1stアルバム『BEGIN』にどんな想いを詰め込んだのか、その想いを3回に渡りニュースとしてお伝えしたい。

第二報となる今回は、「ベイクドチーズ」「ベーゼ」「Brick」「BATTLE FEVER」「ブーメラン」「バッチグー!」「バスストップ」「バトンタッチ」の楽曲解説をお届けしたい。

  

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◆「ベイクドチーズ」「ベーゼ」

ミネムラアキノリ:「ベーゼ」も「ベイクドチーズ」も先にシングルとして発売した楽曲であり、The Benjaminの名詞変わりにもなる曲たち。アルバム全体を通したときのテンション感や統一性を考えたときに、この2曲は外せないなと思い収録をしました。

ツブクマサトシ:1曲の中で3人がそれぞれヴォーカルを取れば、曲調も明るいブリテッシュ感を持っていたりと、この2曲にはThe Benjaminらしさが詰め込まれている。そういう側面も、アルバムに入れておきたかったんですよ。

ウスイタクマ:アルバムの流れの中で聴いたときに、また異なる響き方がしてきたんですね。そのときに改めて「いい曲だな」と感じれたよう、この2曲はまさに「名曲」だと思います。

◆「Brick」

ツブクマサトシ:以前からライブでも反応の良い歌だったようにアルバムに入れられたのが嬉しかったのと、アルバム全体を通した流れの中、ちょうど色を変えてゆくブリッジとなる楽曲であり、良い意味で気持ちをリセットしてゆく心地好い歌にもなりました。

ミネムラアキノリ:アルバム制作で考慮していくのが、レコードやカセットで言うA面B面という折り返しの意識なんですよ。ちょっと胸に染み入る曲調であり、気持ちの内側へ向いた歌詞のように、まさに「Brick」はA面最後を彩るに相応しい楽曲になったと思う。

◆「BATTLE FEVER」

ミネムラアキノリ:「BATTLE FEVER」は、ライブでも熱狂を描いているパワフルなロックナンバー。言わずもがなアルバムB面の頭を飾るに相応しい楽曲です。難しいことは考えず、何時もライブで演っているまんまを詰め込みました。The Benjaminの持つブリテッシュ感からはちょっと離れぎみな曲調ですが、ライブで胸が熱く高鳴っていくうえでも、こういう楽曲は必要ですからね。
歌詞には喜怒哀楽の中の”怒”の部分を表現しています。ただし、”怒”と言っても本当の怒りではなく、みんなが心に抱えている鬱憤。そういう想いを、共感という形で言葉や音に乗せ発散させる形で描きました。

◆「ブーメラン」

ミネムラアキノリ:「ブーメラン」も「BATTLE FEVER」から続いた”怒”ナンバー。音数を抑えシンプルに制作したからこそ、余計に言葉がリアルに伝わってゆく。歌い方の面でも、今の俺はどれだけソウルフルに歌えるのか!?に挑戦した楽曲にもなりました。

◆「バッチグー!」

ウスイタクマ:伝えたい想いをひと言で理解してもらえるわかりやすい楽曲にしようと、「バッチグー!」という言葉を前面に持ってきました。「バッチグー!」って今や死語じゃないですか、それをあえて使うのが良いなとも思っていて。

ミネムラアキノリ:確かに死語かも知れないけど、今でも言葉の意味は世代に関係なく通じるからね。「バッチグー!」ば、すごくエネルギーを持った言葉。どう捉えても後ろ向きな言葉ではないからね。

◆「バスストップ」

ミネムラアキノリ:3人の歌声を楽しめる「バスストップ」は、シングル『バッターボックス』のc/w曲として収録していたんですけど、ライブ演奏をするたびに評判が高まれば、ライブ中に合唱が生まれたりと、今もライブを通してみんなに愛され続けている。だからこそ、より多くの人たちに知ってもらおうと収録を決めました。こういうリズムアプローチは、普遍的な名曲によくあるスタイルですからね。

◆「バトンタッチ」

ミネムラアキノリ:最後は、3人がヴォーカルを取る「バトンタッチ」になります。歌詞にも記したけど、SNSにみんなが乗せる写真って笑顔や楽しいときの表情ばかりじゃないですか。それって、当たり前なんですよね。だって、怒ってるときや悲しくて泣いてるときって写真を撮らないじゃない。みんな、楽しいときのことを写真に撮って思い出として残そうとすれば、それらをSNSにだって載せていく。何時だって人は、怒りや悲しみを瞬間的なものとして吐き出しながら、笑顔や自分が納得している物事を残し続けようとしてゆく。人はそうやって歩んでいくんだよということを、この歌を通して伝えたかったんです。

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第3弾では、アルバム『BEGIN』のまとめとなる言葉や、ライブについての想いをお伝えしよう。次の便りも心待ちにしていただきたい。

(文・長澤智典)


【リリース情報】
New Album『BEGIN』
2017年2月8日(水)発売
(発売元:BadeggBox 販売元:BM.3)

BDBX-0040 ¥3,000+税

[CD]
01. BEGIN -不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-
02. ブラシ
03. バスタオル
04. ブロックショット
05. ベイクドチーズ
06. ベーゼ
07. Brick
08. BATTLE FEVER
09. ブーメラン
10. バッチグー!
11. バスストップ
12. バトンタッチ

【ライブ情報】
●The Benjamin ONEMANSHOW TOUR2017春『BOYS WILL BEGIN』
2017年2月8日(水)新宿HOLIDAY
開場/開演:18:30/19:00
2017年3月4日(土)大阪梅田D’
開場/開演:18:00/18:30
2017年4月1日(土)HOLIDAY NEXT NAGOYA
開場/開演:18:00/18:30
チケット代:無料(*1DRINK別途)

●The Benjamin ONEMANSHOW TOUR2017春「BOYS WILL BEGIN」FINAL『Tomorrow know today』
2017年6月7日(水)渋谷TSUTAYA O-WEST
開場/開演:18:30/19:00
料金:adv¥3,500/door¥4,000(*1DRINK別途)

●BadeggBox presents「BATTLE FEVER TOUR 2017」
音楽レーベルBadeggBox主催の恒例ライブイベントツアー! 今話題のバンド達が豪華出演!
2017年4月15日(土)宇都宮KENT
出演:The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Dacco/More
2017年4月16日(日)仙台HOOK
出演:The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Dacco/TЯicKY
2017年4月29日(土)名古屋Jammin’
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Neverland 他
2017年4月30日(日)大阪Varon
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Neverland 他
2017年5月02日(火)博多Drum Son
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/umbrella 他
2017年5月07日(日)渋谷DESEO
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/umbrella/シビレバシル/heidi.

チケット先行発売は1月28日からBadeggBoxオンラインショップにて受付開始!
http://badeggbox.shop-pro.jp/?pid=111617273

『ベイクドチーズ』

『バッターボックス』

『ベーゼ』

The Benjamin オフィシャルサイト http://thebenjamin.jp/