ライブレポート

2015.3.22

杉本善徳@赤坂BLITZ

GIG「ミンナノウタ」

 

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去る3月22日、喉の静養のため活動休止中であった杉本善徳が、赤坂BLITZのステージで約2年振りとなる復活公演を開催した。この復活公演に向けては、プレミアムチケット(50万、20万、3万コース)の販売や、ライブ開催直前に放った問題作、新曲「みんな死ねばいいのに(藁)」の公開もあって、果たしてどのような復活劇になるのか、まったく予想がつかない展開となっていた。

 

ライブが幕を開けると、そこは白と黒のみの衣装に加え、全く色を使わない照明で創られたモノクロの世界。これまでの善徳のイメージとは違った世界観の中、彼ならではのソリッドでエッジの効いた曲を立て続けに披露。そのストイックな展開に、やはり何か今までとは一味違う空気が会場に漂った。

 

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そして中盤、スクリーンに映像が映し出されると、その中で人々が、「みんな死ねばいいのに」と思う日常での場面が幾つか挙げられ、新曲「みんな死ねばいいのに(藁)」の披露へ。グッズのハンドタオルを折りたたみ藁人形に見立て、曲のリズムに合わせて釘を打ち込む動作をする演出に、フロアーも同様の動きで応えるという、まさに異様な空間を作り上げる。

再び映像を挟み、「ミンナの声で色彩を取り戻せ」というメッセージが呼んだ大歓声の後、スクリーンに「ここからがGIG『ミンナノウタ』だ」と表示され、さっきまでとは打って変わった色鮮やかな世界へ。アップテンポのポップチューンが、ド派手なライティングと演出に乗ってステージとフロアーを彩った。

 

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後半に入ると、ツイッターでの絡みから急遽出演が決まったDAISHI(サイコ・ル・シェイム/SiXX)が登場。関西弁でお互いまくし立てるトークが、会場を笑いの渦へと誘い込む。DAISHIは「今日は俺が出たんやし、今度は俺らのイベントに出てよ!」とステージ上で直談判。ファンからの声援も後押しし、最後はついに善徳から8月2日・新宿ReNYへの出演の約束を取り付けた。何から何までノリ一発で進んでいくサプライズに、ファンも大いに盛り上がった瞬間であった。

 

そこからライブはさらにヒートアップしていき、公演タイトルとなる楽曲「ミンナノウタ」が披露され、中盤の映像の通り「みんなの声」・「みんなの歌」が赤坂BLITZを一体化させていくという、まるで善徳の描いたストーリーが現実化したかのような感覚の中、本編を終えた。

 

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アンコールの大歓声に再び姿を現すと、最後にもう一度、新曲「みんな死ねばいいのに(藁)」を演奏。ライブを通して、藁人形をモチーフとした「みんな死ねばいいのに(藁)」が、「みんな死ねばいいのに(笑)」と笑顔になったかのように、最高潮の一体感に包まれる中ライブは終了した。

 

そして、注目された今後ことについては、「正直このステージを終えるまで、自分自身どんな気持ちになるか全く予想できていなかったから、今後の予定とかそういうのは現状では白紙だけど、このライブを終えて今は、ミンナと一緒に楽しいことを、もっとたくさんしたいなって、思っています!」と語り、次への布石を投下してステージを後にした。

 

完全復活を遂げた杉本善徳が、果たして次はどんな手で挑んでくるのか。きっと近い将来インフォメーションされるであろう終演だったので、その動向から目が離せない。

 

 

◆セットリスト◆

01. オフホワイト

02. フラクタル

03. 再帰性信仰ショートカット

04. Not Dead.

05. 浸色

06. 東京コーリング

07. LIFE

08. The .BENDS.

09. みんな死ねばいいのに(藁)

10. 甘党

11. CLAUDIA

12. 神ノミゾ知ル魔法「れっぴるす」

13. Make a play on words.

14. 彼女の唄

15. The END.

16. I LOVE YOU

17. ガーリッシュマインド

18. Lie

19. I am Fragile

20. トラウマに××される自己肯定

21. DIVE

22. ミンナノウタ

ENCORE

01. みんな死ねばいいのに(藁)

 

 

杉本善徳オフィシャルサイト http://www.ys1126.com/