ライブレポート

2013.3.30

カメレオ@東京キネマ倶楽部

カメレオ 初・全国六大都市ワンマンツアー2013「拡散希望!」

 

カメレオ_DSC8510

 

3月30日、カメレオが東京キネマ倶楽部で「カメレオ 初・全国六大都市ワンマンツアー2013「拡散希望!」を行なった。

 

各地ソールドアウト続出となった今回の全国ツアー。その5本目である東京公演は、オーディエンス達が身に着けている、光るリング(ヒカリング)がキラキラと輝く中、扇動的なエレクトロビートに乗ってメンバーがステージに登場。「代償を支払い文明を買う」でライヴをスタートさせると、現代社会を皮肉たっぷりに綴ったアップチューンを畳み掛け、一気にカメレオワールドへ引きずり込んでいく。また、3月6日にリリースされた最新シングル「サンドウィッチLOVE」も披露。二人の男性の間で揺れる乙女心を赤裸々に描いたこの曲は、元キャバレーである東京キネマ倶楽部という会場に、見事なまでにハマっていた。

 

そして、この東京公演のみ「メンバー対抗【ボッ…僕たち1人だってステージ上で歌えるもん♪(;一_一)】カラオケ大会」を敢行。この日の中盤で披露されたバラードナンバー「Turn Back Time」など、メンバー全員が楽器を置き、ヴォーカルを務める曲もあるカメレオ。そんな彼らを見たスタッフの「ライヴでカラオケ大会とかやってみたら盛り上がるんじゃない?」という何気ない一言から生まれたこの企画は、カラオケの採点得点と、オーディエンスからの投票数の合計が一番少なかった者に罰ゲームが与えられるというものである。お笑い芸人の星野卓也氏の司会進行の元、超真剣に歌う者、コスプレをして歌う者、「1人だってステージ上で歌える」というタイトルなのにも関わらず、ダンサーを引き連れてきて企画意図を無視する者など(笑)、それぞれの個性が垣間見えるガチバトルに沸く会場。結果、そんな掟破りなパフォーマンスをしたTakeshiがカラオケ得点では最下位となった。とはいえ、1位のTakashiとは4点差で、2位のKouichi、3位のHIKARU.、4位のDaisukeも、ほぼ横並び状態。オーディエンスの投票が勝敗の行方を握ることになった。常に何をしでかすか分からないバンドなだけに、どんな罰ゲームになるのかは全く持って予測不能。はたして、恐怖の罰を受けるのは誰なのか……その結果は後日発表されるのでお楽しみに。

 

Takashi(G)_D4B5727HIKARU.(Vo)_D4B5336

 

カメレオは今後の予定として、5月8日に待望の1stアルバム『なう!』をリリースすることを発表している。この日、来場者限定特典としてアルバムのダイジェストCDが、1枚を自分用に、もう1枚を友達用にと、計2枚配布された。リリースされるアルバム、そして6月30日に行なわれる赤坂BLITZワンマン「アカサカサカスデカメサカサーカス」へ向け、あなたの手でカメレオを広めてほしい──まさにライヴタイトル通り「拡散希望!」というわけだ。彼ららしいユニークな試みである。

 

そして、早くも次なる展開として、9月15日に彼らが初ワンマンをした会場である高田馬場AREAにてライヴを行なうことを発表した。

「僕らは会場のキャパを上げるためにバンドをしているわけではないけど、現実問題、音楽をやっている以上、結果を出していかないとバンドを続けることが出来ないわけで…。でも、バンドを始めた頃のことをもう一度思い出してみようということで、初ワンマンをした場所へ初心を取り戻しにいこうと思います。初ワンマンがソールドアウトしたのは奇跡だったけど、次の奇跡を起こすためにも、もう一度あの会場でやります!」

そんなリーダーKouichiの力強い宣言に、大きな歓声と拍手が送られていた。

 

この日のライヴも書ききれないぐらい内容が盛りだくさんで、オーディエンスをあの手この手で盛り上げ続けたカメレオ。そのステージは、ときに現実をシビアに見つめながらも、来てくれた人達をとにかく楽しませたいという純粋な衝動に溢れていた。見た者全てを夢中にする、エンターテイメント魂が炸裂しているカメレオのライヴを、6月30日の赤坂BLITZで是非経験していただきたい。

 

Kouichi(B)_D4B5315Takeshi(Dr) _D4A0314Daisuke(G)_D4B6094

 

 

(文・山口哲生/写真・江隈麗志)