ライブレポート

2012.10.20-10.21

VAMPS主宰ハロウィンライヴ@神戸ワールド記念ホール

「HALLOWEEN PARTY 2012」

 

 

VAMPS主宰による、国内最大級のハロウィンライヴイベント『HALLOWEEN PARTY 2012』の初日公演が、10月20日(土)に神戸ワールド記念ホールで開催された。会場には関西地区を中心に、全国からオーディエンスが個性的なハロウィン・コスチュームで来場。翌21日(日)とともに2日間で1万5千人を集め、両日ともソールドアウト。そんな満杯の会場は、不思議の国のアリスや小悪魔、ドラキュラなど、気合いの入った仮装姿の人々で埋めつくされた。

 

「Welcome to the HALLOWEEN PARTY!」

聞き覚えのあるジャック・オー・ランタンのナレーションで登場したのは、今夜のトップバッター、BREAKERZだ。『HALLOWEEN PARTY』随一の切り込み隊長にふさわしく、新旧のシングル曲を中心としたナンバーを連発し、会場を一気に盛り上げる。DAIGOとギターのAKIHIDEがキスを交わす情熱的な演出など、ドラマティックなステージングも観客の心をがっちりつかんでいた。

続いてはAcid Black Cherry。おハコのロマンティックなアッパーチューンをポップに歌い奏でつつ、ボーカルのyasuは、HYDEへの愛と、『HALLOWEEN PART 2012』に全日出演する意気込みを熱く語り、オーディエンスの笑いを誘う。

 

 

 

ひと際大きな歓声の中、お待ちかねのVAMPSがあっと驚くスタイルでステージに登場。この日の彼らの衣装は、Acid Black CherryやBREAKERZと同様、VAMPSを中心とするメンバーで結成された、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA(10月17日にシングル「HALLOWEEN PARTY」を発売)のミュージック・ビデオと同じあのゴーストのコスチュームだ。吸血鬼にふさわしいナンバーで始まりを告げた後は、必殺ライヴチューンを立て続けに歌い奏で、観客を興奮の坩堝へと導いていく。HYDEのカズーとJu-kenのアップライトベースが印象的なハロウィンならではのアレンジ曲を初披露するなど、約5ヶ月におよぶ全国ツアーを終えたばかりの余熱がほとばしる圧倒的な歌と演奏で、短時間ながらも濃密なひとときを繰り広げた。

 

 

 

最後は、HYDEを中心に結成されたHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAだ。VAMPS、Acid Black Cherry、BREAKERZに加え、この日は柩(ナイトメア)、明希(シド)、分島花音、MONORALのヴォーカルAnisの他、kyo(D’ERLANGER)が特別に参加。HYDEやK.A.Z.、yasu やDAIGOが各々首から下げたアフリカン・ドラムを打ち鳴らす「アフリカン・ゲーム」のコーナーや、yasuとDAIGOのゆるいトークをはさみつつ、HYDEのドS指揮によるインスト演奏や、妖しいテーマ曲「HALLOWEEN PARTY」をマイクリレーで熱唱。また、HYDEとkyoがツインVoでD’ERLANGERの名曲「LA VIE EN ROSE」をカヴァーするという、ロックファン垂涎の貴重な場面も披露された。

 

神戸2デイズ、2日目の21日(日)は、メインの出演バンドこそ前日と同じだったが、Acid Black Cherry、BREAKERZ、もちろんVAMPSも、それぞれ初日とまったく異なるコスチュームで登場。とくにオーディエンスの期待を上回るHYDEのスタイルには場内も大興奮。演奏曲や曲順などについても全バンドが大幅に変更。3組とも、前日とは異なる気迫みなぎるステージングで観客を魅了した。

 

なお会場には、開演前からハロウィンを楽しめるように、特設の着替えスペースやカラオケステージ、VAMPSメンバーの歴代ハロウィン・コスチュームの展示スペース、ハロウィン仕様の縁日やゲーム、プロカメラマンの撮影による写真館コーナーやフードショップなどが併設されている。ライヴの合間には、カラオケステージで優秀者に選ばれた観客がステージに立つ恒例のカラオケコーナーも開催。今年からは、会場に集まった観客のファッションスナップの中から選ばれた数人がステージを歩くファッションショーもスタート。出演者と観客がより一体となって楽しむことが出来るようになった『HALLOWEEN PARTY 2012』は、今週末には幕張メッセに舞台を移し、3日間開催される。日毎に変わる出演者たちの豪華なコスチュームも含め、絶対に見逃せない3日間になりそうだ。

 

 

(文・早川加奈子/写真・今元秀明、田中和子)