ライブレポート

2012.8.15

VAMPS@LAGUNA BEACH

VAMPS LIVE 2012 BEAST ON THE BEACH

 

 

「こういうライヴがしたかったんだ。いい夏の思い出を作ろうぜ」

雲の切れ間から綺麗な青空が覗く、夕暮れの海辺にHYDEの声が響く。

この夏も全国のZEPPを占拠状態でライヴし続けているVAMPSが、ラグーナ蒲郡LAGUNA BEACHの砂浜を舞台に、4日間限定のビーチイベント『BEAST ON THE BEACH』を開催。その初日となった8月15日は、午前中の雨もカラリとあがる絶好のシチュエーションで幕開けた。

 

ヨットやクルーザーが行き交う海が目の前にある砂浜に設置されたステージ。その横脇からパイレーツ風にバンダナを髪に巻いたHYDEが、なんと4輪バギーにまたがり登場! 大歓声の中、K.A.Z.もバギーで登場し2人で砂浜をスピン。そのまま場内を一周し、会場のテンションを一気に上げたところで、スタンバイしていたバンドメンバーとともに「I GOTTA KICK START NOW」でライヴがスタート。

 

 

ZEPPデイズで鍛え上げられたバンドサウンドは、この時点ですでにフルスロットル状態だ。 女性客のほとんどがビキニ姿。男性客も大半が水着か短パン姿という状況もあり、客席と一体になって作るナンバー「HUNTING」では、HYDEがセンターステージから散水用のスプレーガンで観客に大放水。オーディエンスが歌いながら床を踏み鳴らす様が毎回圧巻の「REVOLUTION」も、今回は砂浜を裸足やビーチサンダルで踏み鳴らすピースフルなナンバーと化す。

 

さらにこの日は、イベントならではの試みとしてセンターステージにアコースティックセットを設置。黒のコウモリ柄が染め抜かれた赤い浴衣と黒のハット姿に着替えたHYDEとキーボードのJINが登場し、「日本の切ない夏に似合う曲」として、井上陽水の「少年時代」を披露。続いてスカルの紋がついた黒の浴衣に着替えたK.A.Z.、ARIMATSU、Ju-kenも登場し、「蒲郡まで演奏せずにとっておいた」という「MISSION」など3曲を演奏。妖艶なHYDEの歌声とK.A.Z.のギター、ARIMATSUの鳴らすカホンが作り出すサイケデリックな世界が、紫に染まる夏の夕空に溶けていく幻想的な場面は、まさにビーチならではの貴重な瞬間!

 

 

夜の帳が訪れ頭上に星が輝くと、BEASTの本領が炸裂。センターステージでK.A.Z.がくるくる回りながらギターソロを披露した「THE PAST」など、熱い演奏とエモーショナルな歌声にビキニガールズも狂気乱舞。

L’Arc~en~Cielの「HONEY」をVAMPSバージョンで披露するなど、イベントならでのスペシャルな場面も。ラストは海上に大きな花火が打上がり、「海辺の妖しいロックンロールショウ」は華やかに終了した。

 

「しばらくこの辺、俺たちが占拠してるから、一緒にこの夏をエンジョイしようぜ!」

HYDEがMCでそう言っていた通り、『BEAST ON THE BEACH』の4日間は会場全体がVAMPSオンリーの夏フェス状態となる。ライヴ前にはFM AICHIの生放送が流れ、かき氷やタコス、カクテルなどをビーチを眺めながら味わうフードエリア、VAMPSのロゴや唇アイコンのボディペイントやカラオケなどが楽しめる海の家エリアも充実。17日にはEDGE STYLEモデルによるファッションショーや、VAMPSをゲストに迎えた公開生放送も行なわれる予定だ。

 

イベント限定のグッズの中には男女それぞれの水着もあり、購入後に場内の更衣室で着替えることも可能。シャワー室も設置されており、汗や砂や海水にまみれながら、この夏最高のロックンロールな思い出を刻んでみてほしい。

 

 

(文・早川加奈子/写真・今元秀明、田中和子)