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メジャー初作品の『New Album』から3年、待望のスタジオ正典作『NOISE』が完成! 万全の態勢で新作を全世界同時にリリースする(海外はSargent Houseより)。‘エクストリーム’なまでにポップな側面をブーストした作風で、驚きをもって受け止められた前作からBORISはどのように進化したのか?

 

この3年間断続的に続けたワールド・ツアーの合間を縫うようにして、スタジオでのセッションも続行。2013年春にはその過程で生まれた、音楽的にもフォーマットとしても実験的な新録作2枚(アナログ盤のみの『praparat』、限定ボックス・セット内新作『目をそらした瞬間 extra』)を含む3作品を連続リリース。またDEAD ENDのトリビュート作に“冥合”で参加し、ライブでは共演も果たした。単独ライブとしては昨年アメリカ7大都市(ワシントンDC/ボストン/ニューヨーク/シカゴ/シアトル/サンフランシスコ/ロサンゼルス)と東京にて行った、2日間連続で両日とも別演目を披露するレジデンシー・ショウが大絶賛されソールド・アウトを連発。この冬には東京で1曲ずつ新曲を披露するシリーズ・ライブを敢行。これら全てがひとつの流れとして新作へとつながっている。

 

昨年から3人編成という原点に立ち返り、改めてソリッドなバンドとしての機軸を定めるべく、全てをミリ単位で再検証。その結果、メンバー間の相互作用とバランスが更に強化された。一回り大きくなった‘正三角形’振りが、原点再確認と新機軸の紐付けを鮮やかに描いている。

 

ほぼ全ての録音作業はこれまで通りBORIS自らが行ったものの、ミックスに関しては中村宗一郎氏に一任。細部に至るまで徹底的に突き詰めた職人的な作業が、演奏に集中したBORISの音のディテイルを的確に焼き付けた。『New Album』で驚きの世界観をインプットした成田忍氏が再びサウンド・プロデュースに参加、絶妙な抜き差しで音を研ぎ澄ましており、BORISとの相性は抜群。『NOISE』というタイトルとは裏腹に、ごく一般的な感覚での‘音楽的’な作品に仕上がった。

 

ドライヴ感溢れるヘヴィロック、拳を突き上げるパーティ・チューン、儚げなポップス、超ヘヴィなドローン、シューゲイザーにも通じる圧巻のウォール・オブ・サウンド、壮大なエピック、消え入りそうなアコースティック風味、ワン・ノートで風景を変えてしまうギター・ソロ、思わず口ずさんでしまうメロディ、不思議な語感の歌詞――多角的なBORISの音楽性全てが、1枚のアルバムにここまで凝縮されたことがかつて有っただろうか?

 

日本盤のみボーナスCD付きの2枚組特別仕様。映画『告白』用に書下ろした“Bit”の長尺別ヴァージョン、これまでCM提供のみで音源化されていなかった2曲、昨年に一瞬で完売した限定盤『目をそらした瞬間 -クロニクル-』収録曲の新ヴァージョンという、いずれも他では聴けないレア・テイクを収録。『New Album』から『NOISE』に至るまでの間に、方向性を絞り込んでいく過程が伺える。

 

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【リリース情報】

New Album『NOISE』

2014年6月18日(水)発売

(tearbridge records / avex group)

 

2CD *日本盤のみボーナス・ディスク付2枚組仕様

NFCD-27364 ¥2,593+税

 

[Disc-1(本編CD)]

黒猫メロディ

Vanilla

あの人たち

太陽のバカ

Angel

Quicksilver

シエスタ

 

[Disc-2(ボーナスCD)]

Bit *映画『告白』劇中歌

君の行方 *NINTENDO 3DS/PS Vita用アドベンチャーゲーム

『極限脱出ADV 善人シボウデス』CM曲

有視界Revue *ジュエリーマキCM曲

ディスチャージ *新ヴァージョン

 

【ライブ情報】

スペシャル・ライブ開催決定! アルバム発売に先駆けて、収録曲全曲を披露する。

2014年6月14日(土)東京:新代田Fever

open: 18:00 / start: 19:00

with guest: GREENMACHiNE

前売り: ¥3,200(ドリンク代別)

4月12日(土)より前売開始 ローソン(L:76708)、e+、会場

 

【プロフィール】

BORIS

Takeshi(Vocal, Bass & Guitar)

Wata(Vocal, Guitar & Echo)

Atsuo(Vocal, Drums & Percussion)

 

92年より活動開始、96年にTakeshi、Wata、Atsuoという現在のメンバー編制へ。活動当初より自分達の居場所と方法論は自ら作り上げるスタンスで、ワールドワイドに展開。96年から始めた海外ツアーも03年以降はほぼ毎年行い、文字通り音を‘体感’するダイナミクスに満ちたライブで熱狂的なファン・ベースを確立。そのパフォーマンスはナイン・インチ・ネイルズをも魅了し、USアリーナ・ツアーのサポートに抜擢。ATPやPitchforkといった大規模フェスティバルでも話題をさらってきた。断続的なスタジオ・セッションを通じ、ほぼ全て自ら録音する‘ひたすら音と向かい合うレコーディング’は膨大な数の作品を産み、『Pink』(05)、『Smile』(08)、サン O)))との共作『Altar』(07)といった作品への全世界での評価は、音楽的のみならずセールス面でも証明されている。2011年3月に日本ではメジャーからの初リリースとなる『New Album』を、5月には日本を含む全世界で『Attention Please』『Heavy Rocks』を同時リリース、内容とコンセプトが全く異なる3枚のアルバムを発表して話題を呼んだ。また映画『リミッツ・オブ・コントロール(09)』『告白(10)』へも楽曲を提供、映像的と評されることが多い楽曲とのマッチングの良さで、音楽界以外でも注目を浴びた。数々のコラボレイターと共作しライブを披露してきたが、2013年より改めて3人編成での活動に主眼を置き、メンバー間の相互作用とバランスを更に強化。2014年6月最新作『NOISE』を全世界同時リリース、発売前にアルバム全曲をプレイする東京でのライブを経て、再びワールド・ツアーを開始する。

 

 

BORIS オフィシャルサイト http://www.inoxia-rec.com/boris/