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ν[NEU]前身バンド“HeaRt”、復活に至るまでの道のりを激白!?

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12月6日(日)柏ThumbUpを舞台に、「同窓会」という冠のもとHeaRtのワンマンライブが行われる。HeaRtとは、昨年12月29日に渋谷公会堂で行ったワンマンを最後に開催したν[NEU]の前身となったバンド。HeaRt自体も、第一~二期と一部メンバーを入れ換え活動を行っていた。今回のライブには、「HeaRt第一期メンバー」であった准(Vo)、昴(G)、kt(G)、ヒィロ(B)、由希(Dr)の5人が集結する。このメンバーが一堂に会しライブを行うのは9年ぶりのこと。この9年の間、メンバーの中には様々な心の葛藤が起きていた。以下へそのときの想いをインタビュー形式で記しておいた。

昴 准 kt

ヒィロ 由希

◆HeaRtの4人がセッション活動してると聴き、当時の僕はまだ子供だったんで、「そんなの納得いかないっすよ」とめっちゃキレまくり、殴り込みをかけようとしていました。

――なぜ、第一期HeaRtのメンバーでふたたびライブを行おうと決めたのでしょうか!?

ヒィロ:昨年、メンバー全員納得したうえでν[NEU]の解散を決めたとき、僕の中に芽生えたのが、ν[NEU]としての活動を心残りなくやり抜くことはもちちろん。「自分の音楽人生の中、これまで心のしこりとしてあったことを全部解消しよう」という想いでした。そう決めてから、僕が音楽へ携わっていく中、大切なきっかけとなった人たち全員と会い始めたんですけど。僕の中で「絶対に会っておかねばならない」と思っていたのがHeaRtのメンバーなんです。

――ν[NEU]始まりのバンドですからね。

ヒィロ:そうなんです。じつは、何年か前から僕以外の4人が集まってHeaRtのセッションバンドをたまーにやっている話は聞いていたんですね。ただ、僕自身は当時ν[NEU]としての活動もあったわけで…。でも、本当に運命というか、昴と街中でばったり出会いました。そこで数年ぶりに話をし、互いに連絡先を交換。それが、HeaRt結成の最初のアクションを起こすきっかけになりました。

――4人は、前から一緒にセッション活動をしていたんですね。

昴:と言っても、ここ3年くらいの中で、3回程度ですけど(笑)。じつはこの4人が再会したのも、ν[NEU]がきっかけなんですよ。

――それは、どういうことですか?

昴:もう4年前になるのかな!? ν[NEU]がインディーズラストライブを渋谷クアトロでやったときに、昔のスタッフさんから「HeaRtにとっても思い出深い場所でもある渋谷クラブクアトロでν[NEU]がワンマンライブを行います、良かったら観に来てください」と誘いを受け、それで観に行ったんですよ。そのときにktも観に来てて、そこで再会後、互いに連絡先を交換し、ちょくちょく会うようになったんです。そうこうしてるうちにね…。

kt:ヴォーカルの准くんは、失踪して以降誰も彼の連絡先がわからなくなっていたことから、それまで一切連絡を取る術を失っていたんですけど。僕がlineを登録したときに、たまたま准という名前が出てきて、「えっ、もしかして!?」と思い「あの准くん??」と連絡を入れたら、「あっ、元気!?」と返事が返ってきたんですね。僕らからすれば、「准が生きていた」という嬉しい驚きだったことから、呑みに誘い出しました。それが5年ぶりくらいのこと。そのときに昴と由希さんも「准がいるから、一緒に軽く呑もうよ」と誘い出し。ヒィロくんに関しては、そのときν[NEU]をやっていたし、彼自身いろいろ心にしこりを持っていたんで声はかけなかったんだけど。4人で久々に集まり、「また4人でライブが出来たら面白いよね」という話になったことが、4人でセッションライブを行うきっかけになりました。

昴:約束したはいいけど、それぞれに日々背負っているものがあり、なかなか話が進まず。ようやく約束から一年以上を経過して4人でセッションライブをやったんですよ。その後も継続的にセッションライブを行ったと言っても、半年に一回くらいのペース。実質、三回行っただけでしたけどね。

kt:そんなときに、ヒィロくんが「HeaRtでライブをやりたい」と声をかけてきて…。

ヒィロ:4人がセッションライブをやっている話は知ってはいたけど、僕だけがずっとその時間軸が止まっていたんですよ。じつは、「その4人がセッションバンドとしてHeaRtの曲を演奏する」という話を遠巻きに耳にしたとき、僕はまだまだ血気盛んで、いろんなことに熱がありすぎるくらい熱を持っていた時期。だからν[NEU]のメンバーであり、二期以降のHeaRtのメンバーでもあったReiさんに「この話、聞いてますか!?」と怒りに任せ言ったんです。そうしたらReiさんは「なんか面白そうだね」と冷静に声を返すわけですよ。だけど、僕は一人心の中で「ぶっ殺してやる!!」と叫んでいた。なので、HeaRt時代からν[NEU]に至るまでずっと面倒を見てくれていた事務所の代表に「4人にライブやらせていいんですか!?」「殴り込みにいってきます!」とめっちゃキレてけしかけたら、代表も「みんな大人なんだから、静かに見守ってあげよう」と言うわけですよ。でも当時の僕はまだ子供だったんで、「そんなの納得いかないっすよ」とめっちゃキレまくりながら、それから3年くらいが経過していたんですね。

――それが何故に、急に心変わりを?

ヒィロ:音楽活動を長く続けていくと、心境にもいろんな変化って現れるものなんですね。ν[NEU]の解散を満場一致で決めたときから「誰それがいたからこそ、今も音楽をやれているんだ」など、自分の音楽の原点をいろいろ考えるようになった。それが、先に言った、「いろんな原点となる人たちに会おう」という行動へと繋がり。「絶対に会わなきゃいけない人間がいる」ということからHeaRtのメンバー(准)に逢いたいと思い、連絡先を交換した昴に「なんとか准に会えないか!?」とコンタクトを取りました。実際に准と会ったのは、ν[NEU]の解散から1ヶ月くらい前のこと。その後、ν[NEU]の解散ライブに由希さん以外の三人と、もう一人の第一期メンバーだった、今サウイフモノをやっているnonoくんを呼んだんですよ。その時点で僕はまだ由希さんとは直接会えていなかったんだけど。今年6月に、ようやく今回の5人で顔を合わせ、そこから「この5人で一度ライブをやろう」と正式に決めました。

 

◆北海道へツアーに向かう日の朝、准と連絡がつかなくなった。頻繁に連絡を入れても准のケータイは繋がらず。青森に着いて青函連絡船に乗り込もうとした頃には、准のケータイは解約されていました。

――ここで、一つ聞いておかねばならない話があります。なぜ准さんは、突然ツアーをキャンセルし、失踪したのですか?

ヒィロ:北海道へツアーに向かう日の朝、准と連絡がつかなくなったんですよ。それでも「後から追いかけてくるだろう」と思い、先に出発しました。その間、頻繁に連絡を入れても准のケータイは繋がらず。青森に着いて青函連絡船に乗り込もうとした頃には、准のケータイは解約されていた。でも、残ったメンバーは「行くしかない」と。しかも当時は若かったせいか「余裕だよ」みたいな感じでライブへ臨んだんですけど。やっぱし、ヴォーカル不在での活動は無理だとなり、そのときの全国ツアーを境に、一度バンドの活動を止めました。今振り返ると、准を追い込み、逃げざるを得ない環境へ追い込んだのも。メンバー間に不協和音を作っていたのも、結局はメンバー全員の責任だったんですよね。あの当時の旧ν[NEU]を取り巻く環境は、まさしくカオスだったからね。

准:あの当時のことを思い出そうとすると今でも吐きそうになるくらい、精神的に追い込まれていたんです。失踪する半年前頃からいろいろとあり、精神的にも不安定になり、メンバーやスタッフさんどころか、人と話さえ出来ない状態にまで心が陥り、完全に人とコミュニケーションが取れなくなっていたんですね。そんな状態を半年ほど続け、さらにそこへ病気も併発し、自分でも心のコントロールがどうしても効かない状態に陥ってしまった。そこまでになったのは自分でも初めてのこと。それで、あってはならないこと(バンドからの逃亡)をしてしまったという。

ヒィロ:あの時期に制作した楽曲の歌詞には、そういう病んでる感が出てたよね。本当なら、「今の歌良かったよ」とか「この歌詞いいね」と准の努力を褒めてあげれば良かったんだけど。あの当時のメンバーはみんなそれぞれプライドがあったのか、准くんに限らず、他のメンバーに対しても、一切褒めないどころか、お互いを認めなかった。そんな負の環境の中にいちゃ、繊細な准くんが追い込まれてしまうのもしょうがないよね。

 

◆「同窓会」って、”みんなが一堂に会する場”。「同窓会」という文字の真ん中に心(ハート)がある。ハートの元へ僕らも、ファンの子たちも集いましょう。

――紆余曲折ありながら、HeaRtは12月6日(日)に柏ThumbUPで「同窓会」と題したワンマンライブを行います。でも、なぜに柏のライブハウスだったんですか?

ヒィロ:柏は、僕の地元。つまり、僕が音楽に目覚めた原点の場所でもあるんですよ。そこに「同窓会」としてみんなで集いたいなと思って。

准:「同窓会」って、”みんなが一堂に会する場”じゃないですか。しかも「同窓会」という文字の真ん中に心(ハート)がある。つまり、真ん中にあるハートの元へ僕らも、ファンの子たちも集おうということから、この言葉がぴったりだなと思って。今回、nonoくんが自分のバンドの都合で参加出来ないけど。同窓会って、かならずしも毎回全員が集まれるわけではない。開催していく中、毎回来る人もいれば、回によっては欠席する人だって出てくる。そういう意味でも、今のHeaRtにぴったりだなと思ったんです。

――ということは、今後も「同窓会」は続いてくということ?

ヒィロ:現状、そこまでは考えられないです。それにしても、准くんは一気に痩せたよね。

准:HeaRtとしてふたたび活動を行う以上みんなの夢を壊したくはないように、みっともない姿は見せられない。今、身体を絞ってるんですけど、2ヶ月で7kg痩せました。

昴:ごめん、俺は修正で痩せたわ(笑)。

ヒィロ:そこは、ある程度の幻想を期待してくれてる人たちに夢を与えておかないと。

昴:その期待を当日破ってしまうメンバーもいるけどな。でも、同窓会ってそうじゃない 。クラスで可愛かった子が、十数年ぶりに会ったら「えっ!?」となり、あの頃の面影を必死に探そうとしたりさ。それも含めて、みんなで同窓会を楽しんでもらえればいいんだよ。

ヒィロ:音楽活動を続けていくと、どうしても、脱退や活動休止、解散という姿を身近に見ることも出てしまいます。ν[NEU]だって、解散という結論を出し、応援してくれてた子たちに悲しい想いをさせてしまったんだけど。でも、長年活動の止まっていたHeaRtが、一夜だけとはいえふたたび活動出来たのも、残してきたいろんな点が線となって繋がったからなんです。音楽って、そういう一つ一つの悲しい点さえも、何時か笑顔となる線に変えられることもあるんですよ。そういう希望を描く一つのバンドの活動として、12月6日の「同窓会」ライブは、みんなと笑顔で集いながら楽しみたいですね。

 

(文・長澤智典)


【ライブ情報】

「 同 窓 会 」
2015年12月6日(日)柏ThumbUp
出演:「HeaRt」(メンバー:准、昴、kt、ヒィロ、由希)
時間:Open 16:00 Start 17:00
チケット代:前売り\3500
チケット発売日:11月1日(日)AM10:00より、イープラスにて発売開始

HeaRt
オフィシャルツイッターURL https://twitter.com/HeaRt_1206
オフィシャルツイッターアカウントID @HeaRt_1206
視聴サイト https://soundcloud.com/heart_official_1206


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